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1日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法

こんにちは雑学くんです。

今回は山口揚平さんの著書「一日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法」という本を読んだ感想や考えたことを紹介します。

この本は以下のような悩みを持っている人におすすめです。

仕事の生産性を上げたい

・これからの時代を生き抜く思考力を身に着けたい

2020年から先を生き抜く方法を知りたい


このnoteは私の日々のインプットを備忘(アウトプット)する感じで書いていきたいと思います。


考える真の目的とは

この本ではまず思考>>>情報ということを主張しています。

最近いろんなところで言われていますが、VUCAの時代には自分の頭で考えることが重要です。

では、考えることの最終的な目的地(ゴール)は何でしょうか?

著書は、考えることの目的を端的に以下の4つだと主張しています。

①代替案を出すこと

②具体案を出すこと

③全体像を明らかにすこと

④本質を見抜くこと

この本で紹介されていた言葉に「アイデアがある人は悩まない」というものがありました。 

この言葉を言い換えると、常にプランB、プランCを持っている人は何事にも余裕があると言うことです。

例えばコロナの影響によりサービス業界、エンタメ業界さらには芸能界など経済的に大打撃を受けている業界があります。

しかし、その中でもこの逆境を前向きに捉え、売り上げの維持や増加を達成できる企業や個人もいるでしょう。

その人たちはきっと最悪の状況を想定しプランB、プランCを想定していたに違いありません。

この代替案を持つというのは常に意識しておきたいです。


二つ目の具体案を出すことについて著書はこのように主張しています。

具体案とは「明日何をすればよいかを行動に落とし込める案」のことである。つまり行動に落とし込めなければ案とは言えないということです。

現実を変えるのは思考ではなく行動です。その行動に落とし込めるまで考えましょう。

前田裕二さんの著書「メモの魔力」でも抽象化した概念を自分の行動に転用するというメモ術が紹介されています。

また人気ビジネスユーチューバーのまこなり社長も動画の中で必ずアクションプランを伝えています。

やはり行動に落とし込める案を出すことが大事だということです。


三つ目の全体像を明らかにするということについて、著書では「時間軸」と「空間軸」を意識して全体を俯瞰することの大切さを説いている。

例えばコロナが経済に与える影響について考える時に、時間軸では過去の似たような事例を探してみたり、空間軸では海外の現状も調べることで全体像を掴み俯瞰することが大事ということである。

こうすることでバイアスが取れてファクトをもとに思考でき質の良い解を導き出せるのである。


4つ目の本質を見抜くことについて、著書は本質を以下のように定義している。

①普遍性(応用がきくこと)

②不変性(時がたっても変わらないこと)

③単純性(シンプルであること)

モグラたたきでいくらモグラをたたいてもモグラは出てきます。

このように表層的な問題にいくら対処しても問題は次から次にでてくるので、この場合はスイッチを切ることが大切です。

つまり、「ここを変えれば最も大きく動くだろうという」レバレッジ・ポイントを見つけることが大事です。


21世紀の頭のよさとは?

著者は、20世紀と21世紀では頭の良さの定義が異なると主張しています。

20世紀の頭の良さは、要領の良さ、記憶力、知識に優れた人のことでした。

しかし、21世紀ではこのようなスキルは調べることで補えますし、AIやロボットが最も得意とすることです。

では21世紀の頭の良さとはいったいどのようなものなのでしょうか。

著者曰く、繋がりを見出す力、問いを問う力、物事をイメージする力、愛嬌力、ストーリーテリング力などが21世紀の頭の良さだそうです。

確かに最近活躍している人をみると21世紀型の頭の良さの持ち主が多い印象です。

例えば、キングコングの西野さんなんかは圧倒的なストーリーテリング力を持っています。また編集者の箕輪公介さんの憎めない愛嬌力はずば抜けていますよね。

著者曰く、お笑い芸人や、アーティスト、哲学者のようなタイプがこれからの頭の良さの象徴になっていくそうです。

思考力を鍛えるには?

では思考力を鍛えるにはどうすれば良いのでしょうか。

この本では簡単に思考力が鍛えられる方法をシンプルな形で紹介しています。

その方法とは、「考える」「書く」「話す」の三つのサイクルの確立です。

あらゆる事象について考え、その考えを文字や図形で表現し、さらにそのことについて友人や家族に話す。

このことを常に意識すれば格段に賢くなると思います。

まこなり社長の動画でも「考えると=書くこと」だとおっしゃっていました。

また前田裕二さんも本を読んだら毎回その本の要約や感想を同僚に話しているとおっしゃっていました。

素晴らしい思考力の持ち主自然とこの三つのサイクルが確立されていると言ことですね。


今回は「一日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法」という本について、私が気になったポイントをまとめました。

今回まとめたポイントはほんの一部なので気になる人は買って読んでみてください。

現場からは以上でーす!

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