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【SV S10シングル最終110位(R2064)】毒宿チオンドオーAgain

はじめに

S10でSVの最高順位を更新できたので、記念に記事を書こうと思います。S10のルールは変則レギュレーションD(パラドックス+4災+HOME解禁第一段に加えて、9/13からオーガポン3毒ヤバソチャカミッチュが途中解禁)でした。
※構築の中身はS9とほぼ同じです。

使用構築

使用構築

戦績

TN:のりお
最終順位:110位
最終レート:2064
勝敗:60-21(.741)

コンセプト

  • 環境トップのカミカイリューに対して圧倒的安定感のあるチオンドオーでサイクルを回す

  • 宿り木と毒の定数ダメージで削る

  • サフゴに簡単に負けないようにする

  • 炎オーガポンにはツツミを通す(New!)

構築経緯

S9で2000を達成した自身の構築がベースとなっているので、当初の構築経緯はこちらを見てください。チオンドオーの要点としては、対BIG6に対して安定したサイクルを形成できるというところである。

今期の特徴は9/13のDLC解禁によってレギュレーションが途中で変わったという点であり、環境に大きく影響を与えた要素としては以下だと認識した。

  • オーガポン(炎、岩、水、草)の登場

  • グラスラゴリランダーの解禁

  • スケショ(ガブ、セグ、カイリュー)の解禁

これらの要素に対して、炎オーガポン以外に対してはチオンドオーで見れる範囲だと感じたのと、炎オーガポンについては採用率がトップクラスとは感じなかったことから、チオンドオー軸を変更せずに、炎オーガポンを見る動きを組み込むことで引き続き戦えるのではないかと思った。

また、結果として環境の以下の要素も、チオンドオー軸に取って追い風だったと感じている。

  • キョジオーンの増加

  • 炎ポンの存在によるサフゴの微減

  • 電磁波カミの増加

  • ガチグマ、鉢巻ランドの減少

一方で辛い要素としてははたき落とすが増えたことによるチオンジェンの体力管理の難しさくらいであったため、結果としてチオンドオー軸にとって追い風環境だったと思う。

さて、問題の炎オーガポンについては、チオンジェンがテラス蔦棍棒を残飯込みでも2発耐えることができないため、非常に苦しい展開を強いられるのだが、ここについては眼鏡ツツミの水テラドロポンがH振りオーガポンまで確定なため、ツツミを積極的に通す方向で対策することとした。
正直ここについてはかなり噛み合い感もあるため、完全な対策とは言えなかったが、結果的にはそれなりの勝率を残せたので中途半端に受けに回るよりは良かったかなと思う。(ドロポンをめっちゃ当ててくれたツツミには感謝しています。)

個体紹介

チオンジェン

災の御札 食べ残し テラス妖
H192(252)-Ax-B167(252+)-C115-D156(4)-S90
ギガドレ/イカサマ/宿木の種/守る

相変わらずのMVP。前期よりも更に動きやすくなった感もあり、厳しい相手はトドロクツキくらいだったのではないかと思う。物理受けでありながらイカサマで起点になりにくい点や、ギガドレ宿木残飯守るで無限に体力管理ができてしまう点が優秀すぎる。

今シーズンも大事なところで宿木を当て続けてくれた神ポケでした。
選出率1位。

ドオー

天然 隠密マント テラス水
H237(252)-A95-B81(4)-Cx-D167(252+)-S40
地震/自己再生/毒々/毒菱

炎ポンに対してあまりにも無力であるがゆえに、一瞬ドヒドイデに浮気したものの、カミサフゴに対する安定感からやはり戻ってくることになった。
依然として毒菱のスリップがかなり偉かったし、わずかに前期よりも通りがよくなったと感じた。ドオーを切るときに毒菱と毒々のどちらを優先するかの判断が使う上で大事だと思う。
選出率2位。

ロトム(水)

浮遊 拘りスカーフ テラス鋼
H157(252)-Ax-B139(92)-C126(4)-D128(4)-S138(156+)
ドロポン/ボルチェン/鬼火/トリック

チオンドオーと補完がいい枠。数値は足りないけどいろんな所に誤魔化しがきくため、サイクルパーツとしては非常に優秀だった。
オーガポンに対しては基本的に不利をとりやすいものの、スカーフで上を取れたりテラス後は技が通ったりするため、使い方次第で腐りにくいのがやはり偉いところだった。
選出率3位タイ。

調整意図
S:スカーフ込み最速ツツミ抜き

イーユイ

災の玉 突撃チョッキ テラス霊
H159(228)-Ax-B101(4)-C189(132+)-D142(12)-S137(132)
オバヒ/悪波/噴煙/カタトロ

対サーフゴー破壊兵器。サフゴの被選出率はかなり高く、投げたときに腐りにくかったのと、今期は相手のイーユイが見えたときにも積極的に投げていた。有利対面を取ったときのサイクル破壊性能はピカイチで、影のMVPとも言える存在。
一時期炎オーガポンに替えられないかと試していた時期もあったが、特殊耐久、対サフゴ耐性、サイクルブレイク性能の面でイーユイの圧勝だと思った。
選出率3位タイ。

調整意図
S:準速サフゴ抜き

サーフゴー

黄金の身体 風船 テラス飛
H191(228)-Ax-B116(4)-C59(44)-D154(228+)-S105(4)
ゴルラ/ショック/悪巧み/自己再生

ガチグマツツミ対策枠。だったが、ツツミはテラス切ったチオンジェンである程度対応が効くし、ガチグマは環境から減り気味だった、依然として選出率は低め。この枠を環境適応枠としてずっと悩んでいたが、最後まで何も思いつかなかった。
ちなみに、前期構築との1%の差は受け対策でシャドボをショックに変えたところだが、特に生きたことはなかった。
選出率6位。

テツノツツミ

クォークチャージ 拘り眼鏡 テラス水
H131-A81(-)-B135(4)-C176(252)-D80-S206(252+)
フリドラ/ドロポン/冷ビ/クイタン

高速高火力枠。炎ポン入りに対しては初手から水テラスドロポンを積極的に打つことになった。構築上炎ポンが重く見えるので初手に呼びやすく、何度も出オチさせることに成功した。
選出率3位タイ。

基本選出

基本的には相手の構築を見て、受けられる駒を選出していく。ほとんどの対戦はチオンドオー@1。炎ポン入りにはツツミ@2。

チオンジェン→パオラオスカイリューツツミディンルーランド(その他ほとんどの物理)
ドオー→カミサフゴ(その他多くの特殊)
ミトム→パオラオスカイリューランド
イーユイ→サフゴイーユイ
サフゴ→ガチグマツツミ

BIG6(ディンカイサフゴパオカミラオス)に対しては、チオンドオーイーユイで投げます。

重いポケモン、並び

炎ポンについてはツツミが通るかどうかの噛み合いになりがちなので、ある程度お祈りになってしまうのは構築上切り気味なところです。

おわりに

まずはSVでの最高順位更新がめちゃくちゃ嬉しいです!最終2桁を逃したことだけが心残りですが、最終日に初めて2桁20帯の世界で戦えたので、自分としても一歩成長できた気がします。

正直に言えば今期はDLCもあるし家族旅行の予定もあるしで、あまり真面目にランクマに取り組むつもりはなく、1ロムで行けるとこまで行こう、くらいの軽い気持ちでした。しかし思いの外チオンドオー軸の環境への刺さりがよく、ほぼ停滞することなくレートを上げることができました。

特に19以上では12-1という高勝率を叩きだしていたのですが、ツツミが同速勝つしドロポンも当てまくる、冷ビで一発有効氷を引く、最低乱数を引いて耐える、等の運勝ちも多数含まれており、かなり上振れた結果だと自覚しています。とはいえ、前期を上回る77戦での20到達、通算勝率.741という、かなり安定感のある構築だったと思うので、最後にビビって潜れなかったプレイヤーのメンタルがもう少し強くなれればいいなと思います。

SVでの2桁達成という目標に向けて、今後も自分のペースで頑張って行こうと思うので、引き続きよろしくお願いします!

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