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【SV S9シングル最終372位(R2002)】毒宿チオンドオー

はじめに

S5ぶりにレート2000を達成できたので、構築記事を書こうと思います。S5のルールはレギュレーションD(パラドックス+4災+HOME解禁第一段)でした。

使用構築

使用構築

戦績

TN:のりお
最終順位:372位
最終レート:2002
勝敗:58-23(.716)

コンセプト

  • チオンドオーでサイクルを回す

  • 宿り木と毒の定数ダメージで削る

  • サフゴに簡単に負けないようにする

構築経緯

対面気味の構築にもS5で手を出してみたものの、使っていて楽しいのは受け寄りのサイクルだと思ったので、チオンジェンを軸にすることにした。

まずはチオンジェンマスターのもんぶりゃんさんがS8で使っていた、ランドチオンドラン(ヌメル)を触ってみたが、チオンジェンの天敵であるカミサフゴに対するプレイング難易度が高く、自分には扱いきれないと思った。


そこでチオンジェンの相方の特殊受け枠を模索していたところ、瞑想カミや巧みサフゴを天然でカットできるドオーの使用感がよかったため、相方として採用することにした。
また、チオンドオーと相性補完がよく、ドオーがサフゴに切らせる水飛行テラスに対する打点を持てそうなスカーフミトムを加え、基本選出とした。

基本選出を中心に試運転していたものの、眼鏡サフゴに対してミトムが消耗する展開が苦しいと感じたため、サフゴに後投げからテンポを取れそうなチョッキイーユイを採用した。(主にS7最終5位のたなけーさんの構築を参考にしました。)


ここまでで重めなガチグマとツツミに対応するために、HD風船サフゴを採用した。(S8最終4位のりょんさんの構築からパクっています。)


最後の枠は色々と試していたものの、高速高火力アタッカーがほしいと思ったのと、パオの零度を少しでも牽制したかったため、りょんさんの構築に入っていた眼鏡ツツミを採用して構築が完成した。

個体紹介

チオンジェン

災の御札 食べ残し テラス妖
H192(252)-Ax-B167(252+)-C115-D156(4)-S90
ギガドレ/イカサマ/宿木の種/守る

圧倒的MVP。相手の物理ポケモンはほとんどこいつで封殺した。
原構築の構成そのままだが、技構成はこれしか考えられないほど嵌まっており、一定数電テラパオがいることも考慮するとテラスも妖しかないように思った。テラス依存度は高いためほとんどの試合で早い段階からテラスを切る形になったが、それを補って余りあるパワーだった。

シーズンを通して氷柱怯みもそこまで致命的にならず、宿り木も当てまくった神ポケでした。(最初の2000チャレでは宿り木外して負けになったけど。)
選出率1位。

ドオー

天然 隠密マント テラス水
H237(252)-A95-B81(4)-Cx-D167(252+)-S40
地震/自己再生/毒々/毒菱

カミサフゴに後投げからテンポを取りつつ、毒々毒菱で場作りをする枠。ドヒドイデとの差別化点としては、特殊耐久がドヒドより高い、特性天然により黒霧の技スペを圧縮できるというところが大きい。持ち物はヘドロとマントで悩んだが、役割対象のカミサフゴに対してシャドボDダウンを恐れずに居座ることが大事だと思ったのでマントで採用した。

ドオーに対して高火力物理を無償で合わされるとかなりサイクルが苦しいので、立ち回りはそこそこシビアにはなるが、構築上カミサフゴを強烈に呼んだため、ほとんどの試合で選出して活躍してくれた。
選出率2位。

ロトム(水)

浮遊 拘りスカーフ テラス鋼
H157(252)-Ax-B139(92)-C126(4)-D128(4)-S138(156+)
ドロポン/ボルチェン/鬼火/トリック

チオンドオーと補完がいい枠。数値は足りないけどいろんな所に誤魔化しがきくため、サイクルパーツとしては非常に優秀だった。
特に、チオンジェンに対して鉢巻飛行テラバランドで崩してくる人が多かったため、ランド入りに対しては積極的に投げていた。
選出率3位タイ。

調整意図
S:スカーフ込み最速ツツミ抜き

イーユイ

災の玉 突撃チョッキ テラス霊
H159(228)-Ax-B101(4)-C189(132+)-D142(12)-S137(132)
オバヒ/悪波/噴煙/カタトロ

対サーフゴー破壊兵器。眼鏡サフゴは天然ドオーで相手できないため、チオンジェンで守る→悪巧みならドオー投げ、ゴルラならイーユイ投げとする動きが比較的安定していた。
ディンルーやカイリュー引きに対してカタトロを当てることで、ギリギリサイクル勝ちできる展開になりやすいので、有限ポケモンではあるがかなり活躍してくれた。
選出率3位タイ。

調整意図
S:準速サフゴ抜き

サーフゴー

黄金の身体 風船 テラス飛
H191(228)-Ax-B116(4)-C59(44)-D154(228+)-S105(4)
ゴルラ/シャドボ/悪巧み/自己再生

ガチグマツツミ対策枠。だったが、ツツミはテラス切ったチオンジェンである程度対応が効くし、ガチグマはそんなに当たらなかったので、選出率は低め。
選出率5位タイ。

テツノツツミ

クォークチャージ 拘り眼鏡 テラス水
H131-Ax-B135(4)-C176(252)-D80-S206(252+)
フリドラ/ドロポン/冷ビ/クイタン

高速高火力枠。チオンドオーで消耗させてから一貫を狙う動きは悪くなかったが、あまり信用できなかったので選出率は低め。
選出率5位タイ。

基本選出

基本的には相手の構築を見て、受けられる駒を選出していく。ツツミは通せそうなときに出す。ほとんどの対戦はチオンドオー@1。

チオンジェン→パオラオスカイリューツツミディンルーランド(その他ほとんどの物理)
ドオー→カミサフゴ(その他多くの特殊)
ミトム→パオラオスカイリューランド
イーユイ→サフゴイーユイ
サフゴ→ガチグマツツミ

BIG6(ディンカイサフゴパオカミラオス)に対しては、チオンドオーイーユイで投げます。

重いポケモン、並び

サーフゴーは頑張って対策しているが、それ以外の宿り木の一貫がないポケモン(特にヒスイヌメルゴン、草テラスドラン)は立ち回りが苦しかった。

また、眼鏡サフゴ+ステロ+イーユイに対するクッション、とされると厳しいが、環境的にイーユイへのマークが薄目だったせいかほとんどこの展開にはならなかった。

おわりに

まずはSV3回目、S5ぶりのレート2000に行けて嬉しいです!構築も自分好みのサイクルで、終盤は練度も上がってプレイングが覚醒していた気がします。

81戦でのレート2000到達は今まででも最短で、高勝率で戦える構築を1ヶ月で組めたことは個人的な自信にもなりました。上手くいった要因としては、たなけーさん、りょんさん、もんぶりゃんさんの構築記事を読みまくって大いにパクったからという気もするので、これからも先人のサイクル強者をリスペクトさせていただこうと思います。

次の目標は、2ロム2000に乗せてから2000帯で戦うことなので、これからも頑張っていこうと思います!

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