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おじさんの菜園、モリンガを種から育て始める

こんにちは、ZAP代表の奥本です。さて農業プロジェクトを立ち上げて、はや1月半がたちました。

この間どんなことをやろうかと、日本からオンラインでインターン生三名が参加してくれ、日々色々と話合い、まずはモリンガプロジェクトを立ち上げることがきまりました。

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何でモリンガなのかとかというのは、また改めてお伝えしようとおもいます。

さて、今日はどこででも出来る、モリンガ家庭菜園について少し共有しようと思います。
モリンガに興味ある人、モリンガを既に育てている人たちにとって、おじさんの菜園について、参考になればうれしいです!

モリンガを種から育てる方法が見たい方は、0.前置きとエッセンシャルポイントを飛ばして読んでくださいー。すこし、暑苦しい文章を読んでやってもいいよ、という方は、ぜひお読みください。


0.前置きとエッセンシャルポイント

何でモリンガなのとか、モリンガの効能とかはまた別の機会でお伝えしようと思います。

今、カンボジアでは、ZAPスタッフのそれぞれの実家である、カンポット、プレイベン、コンポンスプーに行き、彼らの実家や実家周辺の農家に協力、声かけをしているという状況です。


もちろん、土地を買ってプランテーションのように大規模にやっていくということをしてもいいのですが、今回の農業プロジェクトの一番の目的は、農家の収入を上げるということ。そこに主眼をおいているので、まずは草の根レベルで、どぶ板で、スタッフ、スタッフの家族、家族の知り合い、、と近場から広げていこうと、出来ることからやっていこうと思っています。


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農家の農業のみの平均世帯収入は約90$/月、ココを世帯でなく一人頭、最低賃金までに引き上げるためにどうしていくか。
どういった組織つくりやコミュニティ作りにしていくか、生産高制でなく半分給料・半分歩合制を取り入れるかと、ああでもないこうでもないと、日々格闘中です。

さて、そんなことを考えて実行していると、2歩進んで5歩もどる、ような感じで進んでいるか戻っているか、何やっているかわからなくなってくるので、自分の庭のプランターでもモリンガを植え始めました。


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さて、今日の本題、カンボジアでどうやって、モリンガを種から栽培していくか、というのを簡単にご共有させていただきたいと思います。


1.種をもらう。近隣住民にお願いする!

カンボジアでは郊外に行けば、多くの家の庭先で、モリンガを植えているのを見ることができます。
私の目の前の家もそう。モリンガの種がたわわになった、モリンガがあるではありませんか。

あとは、もう、近所付き合いですね。

いきなりくれ、はないと思いますが、子どもの面倒をみる、日本語英語を教える、ビールを一緒に飲む、仲良くなる、、ということをしていれば、


すみません、モリンガの種、いくつかいただけませんか

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とお願いすれば、喜んでくれるでしょう。


カンボジアでは、なんでも近所付き合いが大事だなと思います。田舎に行けば行くほど、近所の付き合いが強くなりますね、これは日本と一緒でしょうか。

2.房を破り種をとりだす

房の色は、本来は緑色なんですが、時間が来ればだんだんとブラウンや黒っぽくなっていきます。緑の段階でとると、房の中の種がまだ出来上がっておらず、ブラン系がいいといわれております。
もらった、房は、、結構くろい。

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これは、行きすぎじゃないかとも思いながら房を破り、種を取り出すと、、、


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きれいな、きれいな種が出てきました。

ただ、よく見てみると、、

なんということでしょう、

中にはたくさん芋虫さんがいるではないでしょうか。

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そして、芋虫が地面に落ちた瞬間、アリたちが芋虫を出てきて、あっという間にゲットしていきました。

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芋虫たん、、、
食物連鎖をここでも確認することができました。

さてさて、種はぶじなのか、と種を近くで見ると、種の中央に丸い小さな穴が開いているのがわかりました。

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*写真は房の穴あきです、種の穴は取るのを忘れました<m(__)m>


おそらく、芋虫たんが食べたのでしょう。。
もう少し早く、くださいと頭下げるんだった。。

種が生きているか死んでいるかわかりませんが、とりあえず、全部の種をとりだし、お祈りしました<m(__)m>


3.水に2.3時間浸し、殻をとる

水につける動作、これはなくてもあってもいいとのことですが、前回オフィスで10苗ほど発芽させたときは水に浸さなかったので、今回は浸してみます。
そんなに、細かいことを気にしなくても、適当にやってれば、育つんだよ発芽するんだお、といわれましたが、まぁなんでも経験。色々なことをやってみようと思います。

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そのご、殻を取って、中の種を取り出そうと思ったのですが、、

殻が取れない。。

なんか、殻が柔らかくなってて取れない。
というか、種もいくらか沈んでたし、本当に生きているのか、
色々と不安もよぎりましたが、生きていることを信じ、殻は取らずそのまま放置しました。


4.濡れティッシュ上に種を置き3日-1週間くらい待つ

これも、種をティッシュで包む方と、種をティッシュの上に置く方、そのまま土に入れる方、様々なやり方があるようですが、ティッシュ包みと、土に直入れはすでにやり、発芽させたので今回は、ティッシュの上に置く方法でやってみます。

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今回の懸念点は

多くの芋虫が出てきたこと。芋虫タンたちが殻の中の種まで食べていないようにと願うのと、出来るだけ多くが発芽するようにと願うばかりです。

また、殻をむいていないこと。殻をむかないと、発芽しないのか、、わかりませんが、まぁこれも経験ということで、やってみようともいます。

種をもらったい、ここまでおこなったのが、2021年8月24日。
1週間たっても何も起こらない場合は、殻をむいてみます。

もしくは、

また新しい種をお願いしようと思います。