キャラ別攻略:用心棒

著者:RURIO

【所感】
このゲームの実質的な主人公キャラ。
強斬りが平常時では使いにくいが、わかりやすく高性能な技がそろっている。

自分からゴリ押しして択をしかけるキャラではなく、相手の行動に合わせて適切な処理をしていく対応型のキャラ。
小ジャンプ(低空空中横斬りキャンセル弾き着地)などの各種弾き仕込み行動や、連続バクステ(バクステ地上横斬りキャンセルバクステ)など、地味だが重要なテクニックと、相手キャラの攻撃の間合い把握など、細かい要素の積み上げが勝率につながる。

【技の性能】
・地上横斬り
けん制,差し返し,確反,暴れ,起き攻めと,オールラウンドで使う。
コレの振り方で用心棒の8割は決まる。
2段目に横派生は,地上横の1段目空振りを見てから距離を詰めてくる相手に刺さるが,バックステップや弾きなどのフォローが一切きかないので注意。

・地上縦斬り
上方向に判定が強い。
基本的には対空で使用。斜め45度から飛んでくる場合(天狗)以外であれば,基本的にこれで落とせる。
対空でカス当たりしたらしっかり起き攻めを。
そのほか,近距離で相手のジャンプ逃げが読めたときに先読みで出すのもありだが,バックステップや弾きなどのフォローが効かないため,ハイリスクハイリターン。
空振りしない位置で出すこと。

・空中横斬り
基本は空対空だが,最低空で出すと地上の相手にも当てることができる。
実は地上横斬りよりも発生が早い。
これにより,相手の攻撃に合わせて,「前ジャンプ最速空中バクステ→空中横斬り(バックいのステ横斬り)」で,相手の攻撃をかわしつつ確定反撃をとることができる。
近距離でバックいのステを出して,相手が手を出していなければ何もせず,相手が手を出していたら空中横斬りを出す。

・空中縦斬り
判定が真下にある技だが,小次郎や世傑等と違い,急降下してくれない。その代わり,着地後の隙が少ない。
相手の横斬りや一部キャラの強斬りに合わせれば,一方的に勝つことができる。
狙いすぎは禁物。

・強斬り
用心棒が踏み込む直前に,相手が射程内で地上にいれば確定する。
他の格ゲーでの投げ技のイメージ。
発生がかなり遅い上,「バックステップどころかジャンプで簡単に回避可能」のため,平常時には使いにくい。

この技が真価を発揮するのは相手がダメージ状態になってから。
ダメージ状態になった相手はバックステップやジャンプで強斬りをかわすことができないため,相手の攻撃が当たらない間合いで強斬りを出すと,キャラによっては回避困難となり,ダメージ状態の相手を確殺することができる。
間合い調整は要練習。
…がんばれば対空(相手の着地に合わせる)にも使えるかもしれない

【ネタ等】
●小ジャンプ(低空ジャンプ横斬りキャンセル弾き着地)
ジャンプ後すぐに横斬り、横切りをすぐに弾きでキャンセルすると、ジャンプ後すぐに着地できる。
前ジャンプで使うと、「弾きの判定を出しながら距離を詰める」ことが可能で、ローリスクに接近する有効な手段となる。
弾き判定の隙間を突かれて斬られる可能性もあるため、過信は禁物。
ほかに,少しだけ飛び上がってから空中横斬りキャンセル弾き着地をすることで,相手の地対空を誘ったり,相手に上を意識させたりできる。かも。

●連続バックステップ(バクステ地上横斬りキャンセルバクステ)
用心棒の場合、地上横斬りがあまり踏み込まないので、地上横斬り即キャンバクステを行うと、ほとんど前進せずにバックステップができる。
小次郎や猿に強斬りを出されて、バックステップ1回では距離が足りない場合や、巴に一気に踏み込まれた場合などに使う。

●低空前ジャンプバックステップ横斬り(PS4オンライン、Switchのみ)
1P側で「4684→横斬り」と入力。
相手の攻撃を低空バックステップでかわして、その後に空中横斬りを出すことができる。
空中バックステップは移動距離が短い上、空中横斬りは地上横斬りよりも発生が早いため、相手の攻撃の終わり際にこちらの空中横斬りを差すことができる。

【各キャラ対戦】
●対 小次郎(5:5 五分)
基本的に、用心棒側のできる行動は小次郎側も全く同じことができる。
中距離で、ほぼ同じ間合いの地上横斬りをお互いに振り合う。
ハイリスクハイリターンの「ジャンプ縦斬り」を相手の地上横に対して置くのもお互い可能。
近距離戦では最速打撃か、遅らせ打撃か。
強斬りを出してきた際は、連続バクステが安全。出し切るのが読めたらJ縦を合わせてもいい。
バックステップ避けに自信があれば、タイミングよくバクステを合わせて強斬りをかわして、最速地上横斬りで確定反撃をとる。


●対 天狗(6:4 有利)
地上戦であまりやることがない天狗としては、上からかぶせてくることを意識させてくる。
真上からかぶせてくる天狗は地上縦斬りで。
斜め45度から空中横斬りで降ってくる天狗は地上縦斬りでは落ちないうえ、一方的に斬られる可能性あり。
斜め45度から降ってくる起動は一度前ジャンプ→バックダッシュを挟まないといけないので、前ジャンプの時点でしっかり落とす。
たまに空対空ジャンプ横斬りを見せるのもよい。

天狗に飛びに対するリスクを意識させてから、地上戦に持ち込みましょう。
リーチ差がある分、地上戦ではしっかり有利が取れる。
至近距離戦では天狗の地上縦斬りで拒否られてしまうので、近距離以上の間合いで勝負を。

●対 世傑(7:3 超有利)
理論値ベースでいえば7.5:2.5くらいつけてもいいかもしれない。実戦値ベースで,甘めにつけても6:4くらいはある。
基本は「中距離で地上横斬りを振ってアーマーを少しずつ剥がし,ジリ貧にさせる」戦法。
用心棒の横斬りがギリギリ当たらない程度の距離で,相手を追い払うような感じで地上横斬りを振っていく。

中距離であれば,アーマーを取られたのを確認してバックステップをすれば世傑の横斬りをかわすことができる(バックステップ後,弾きまで入れておけばより安心)
横斬り派生2段目はアーマーで取られると死亡確定なので,致死攻撃1回をアーマーで取らせるまでは封印。
「地上戦が機能しない」ことを意識させると,世傑側は飛びからの奇襲をしかけてくる。
反応や読みに自信があれば前ダッシュでくぐって着地に地上横斬り。
正面から相手する場合は,近距離であれば空中縦斬り。それ以外であれば空中縦斬りが当たらない間合いまで下がるのがリスク少。
空中縦斬りを空振りさせた場合は,可能な限り地上横斬りで確反を。
基本的に下がり気味に戦うことになるので,画面端に追い込まれがちとなる。
端に追い込まれると世傑側ガン有利となってしまうため,良いタイミングでジャンプして世傑を飛び越して位置を入れ替える。
その際,弾きはしっかり仕込むこと。

丁寧にアーマーを剥がし,世傑がダメージ状態になったら,中距離で強斬りを狙う。
ドツキが届かない距離で,世傑の地上横斬りを弾いた瞬間が狙い所。
弾き成功後最速で強斬りが出せれば確定する。強斬りを出すのが遅いと,世傑側の最速地上横斬り暴れと相殺となる。
弾きや最速強斬りに自信がなければ,中距離で地上横斬りでも良い。

●対 弁慶(5:5 五分)
おそらく五分。近距離~密着まで近寄られたら腹をくくらないといけないが,弁慶側もそう簡単には近づけない。
基本的に弁慶側は近寄らないと始まらないので,近寄られないように地上横斬り(時折横斬り派生も)を置く。弁慶が前ダッシュで仕掛けてきたときに地上横斬りが刺さればベスト。

近距離ではカウンターがあるため,適当な地上横斬り置きや暴れは厳禁。
弁慶側の傾向を読み,また,こちらの傾向を読まれないように,バクステ,最速地上横,遅らせ地上横などの選択肢を選んでいく。
画面中央であれば,弾き仕込みバックジャンプで仕切り直しても良い。

弁慶の攻撃は2発食らうとノックアウト。
1発目を食らったときにヒヨらないように,しっかり切り替えて読み合い。

●対 巴(4:6 不利)
天敵。横押しがとにかく強い。
判別不能な地上横斬りの発生前モーションと前ダッシュで,横斬りのタイミングをずらしてくるほか,こちらの地上横斬りに対して「バックステップキャンセル地上横斬り」や「地上縦斬り」で一方的にわからせてくる。
けん制で地上横を置いておくのは大事だが,こちらの地上横斬りがギリギリ届く位置より近い間合いからは安心して振れなくなる。
地上縦斬りに対しては,ちょっと待って横斬り(地上縦斬りモーション終わりに刺さるように)
バックステップキャンセル地上横斬りに対しては,前ダッシュ横斬り。
「楽には勝てない」「地上戦は不利」ということを意識して,ある程度強気に読みあうしかない。
横押しが強いため,距離を保ちながら戦うと画面端に追いやられがちだが,幸いにして対巴はジャンプ飛び越しで逃げやすいので,画面端が近づいたらジャンプ逃げを(弾き仕込みは忘れずに)
適当に攻撃ボタンを押さず,責任を持って攻撃ボタンを押すことが重要。


●対 死神(5.5対4.5 微有利)
絶対的なリーチ差があるため,中距離での単純な技の振り合いでは不利。
死神の地上横斬りや垂直ジャンプ横斬りの隙間に合わせて距離を詰めて,近距離で勝負をする。
用心棒の場合は小ジャンプがあるため,他キャラよりも近づくことは容易。
近距離まで詰めた後も,死神側にはこちら側の地上横斬りを一方的につぶす低空ジャンプ縦斬りがある。
これについては先読み地上縦斬りを置くことで潰す。
基本的に,地上縦が届く間合いで地上縦斬りを振った際に,死神側はどの行動でも確反をとれないので,まずは近距離での地上縦斬りを見せて,死神側に低空ジャンプ縦斬りを出すことへのリスクを植え付けてから,最速地上横斬りか遅らせ地上横斬りかの読み合いを。

死神の弾き成功時は,他キャラよりも10F早く行動制限が解除される。
このため,他キャラ相手のように「弾かれたのを確認してから,どうするか考えて行動を決める」という読み合いをしていると一方的に「弾き後最速地上縦斬り」で刺されてしまう。
弾かれ→地上縦斬りが届く間合いでは,あらかじめ「弾かれた後はどうする」かを頭に入れて,弾かれた後にしっかり行動ができるようにすること。
弾き仕込みバックジャンプが一番リスクの少なく,操作も簡単な択となる。


●対 用心棒(同キャラ)
基本的な考えは小次郎戦と変わらない。
どちらの地上横斬りの振り方が上手いかを競う戦いとなる。

●対 斉天大聖(6.5:3.5 有利)
動きをスローにして,かつ間合いを狭くした小次郎。
技の振り合いではこちらに分がある。おまけにくらい判定がやや前に出ているため,他キャラではカス当たりになる間合いでも致死攻撃となることがある。
が,猿は強斬りに謎の無敵バグがあり,こちらの地上横斬りに強切り無敵を合わせられる可能性がある。
強斬りが見えたら基本的に連続バックステップ。無敵時間でしっかりかわすのに自信があれば,攻撃のタイミングでバックステップ→地上横斬り。
空中横斬りが妙に判定が強い上,空中弾きが有効時間30Fもあるので,猿の飛びには基本的につきあわない。

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