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枯れっ枯れの植物を復活させてみる。

数多の理由から、植物の世界から離れて約2年。
はっきり言うと、ほぼ興味を失っていました。
しかし、100%その世界を捨て切れていたかと言えば、そうではありませんでした。

お付き合いしている方と一緒に買ったミニバラや、訪れた農園でもらったコキア。
一度は植え替えて窓際に置いていたのですが、植物への興味と情熱をほぼ失っていた僕には積極的に関わることができず、日に日に弱ってきていました。
しかし…このミニバラまで枯らしたら、僕は植物の世界だけではなく、お付き合いしている方をも失いそうな…そんな怖さもあり、一念発起、今日植え替えをしておりました。

2年ぶりの、本気。ずっと触ることのなかった資材や培養土、肥料、配合材、そして集めていた籾殻や粉砕貝殻。昔取った杵柄の、記憶の限りの知識と技術。その全てを結集して、ミニバラを、コキアを、枯れっ枯れになっていた植物を植え替えました。

ここで、全てを終わらせる訳にはいかない…‼︎

なお、使った培養土の配合と解説については以下の通りです。
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【ミニバラ】
ベース:カインズオリジナル ポット培養土
    (土の荒さはないが繊維質豊富)
配合材:赤玉土(鉢底石の代わりに使用)
    籾殻(納豆菌による腐敗菌の排除)
      (通気性の確保)
    粉砕貝殻 大粒(通気性の確保)
           (土中菌の住処)
           (緩効性ミネラル)
    粉末脂粕(緩効性窒素肥料)
    醗酵鶏糞肥料 オーガニスタ
     (緩効性リンカリ肥料)
    粒剤IB肥料(即効性化成肥料)
    セリア 挿し芽種蒔きの土
     (緩効性の繊維質補給)
    ミラクルバイオ(微生物堆肥)
    スタークル粒剤(アブラムシ防除)
    ダイアジノン(ネキリムシ防除)
増し土:カインズオリジナル ポット培養土
    籾殻(ベースより配合割合を増加)
    粉砕貝殻

【コキア】
ベース:カインズオリジナル ポット培養土
配合材:籾殻(ミニバラより配合多め)
    ミラクルバイオ(ミニバラより配合多め)
    粉砕貝殻(ミニバラと概ね同量)
    粉末脂粕(ミニバラより配合多め)
    粒剤IB肥料(少なめ)

【クチナシ】
ベース:カインズオリジナル ポット培養土
配合材:赤玉土(鉢底石の代わりに使用)
    籾殻(ミニバラと概ね同量)
    ミラクルバイオ(ミニバラより配合多め)
    粉砕貝殻(少なめ)
    粉末脂粕(ミニバラと概ね同量)
    粒剤IB肥料(少なめ)

【テンダイウヤク】
ベース:カインズオリジナル ポット培養土
配合材:赤玉土(鉢底石の代わりに使用)
    籾殻(少なめ)
    ミラクルバイオ(ミニバラより配合多め)
    粉砕貝殻(ミニバラと概ね同量)
    粉末脂粕(ミニバラと概ね同量)
    粒剤IB肥料(少なめ)

なお、このテンダイウヤクの土が余ったのでこの配合でルコウソウのミニ鉢も作りました。

なお、初期灌水にはメネデール50倍液をたっぷり使用。メネデールには『芽を出す・根を出す』効果のほかに、根や幹の保護という効果もあり、植え替えショックの軽減にも一役買ってくれます。植物は植え替えをした際、どうしても細かい根っこが切れたり、新しい土に馴染むまでに時間がかかり、それが根を傷め元気をなくしたり枯れたりする原因になります。これを僕は『植え替えショック』と呼んでいるのですが、メネデールを初期灌水に使うとこれがほとんどない。優秀なヤツです。

なお、傷んでいる植物を元気にしようと肥料を多めに与えるのは諸刃の剣。もしも根が痛んでいる場合、肥料成分が強いとなお根を傷めて枯れる原因になるので、なるべく肥料を少なめにし、堆肥多めにして土中菌や微生物を増やし、自然治癒力を上げる方が好ましいです。その際、土も通気性をよくしておかないと腐敗菌が増え、根腐れを起こしやすくなるので腐葉土や籾殻などで通気性UPをしておくとなお良し。

置き場所は今の時期、まだ日差しも強くまたゲリラ豪雨など激しい気候が続くので、直射日光がガンガンに当たることを避け、また雨がなるべくダイレクトに当たらない場所に置くのが良いでしょう。

さて、ここまでやってどうなるか。
お天道さんも、植物も気まぐれです。
うまくいったら、おなぐさみ…‼︎

僕は、希望を決して枯らす訳にはいかないからね…‼︎

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