絶望に関して 2

なんかもうなにをどんなふうに言葉にして伝えてもだれにもなにも伝わらないことがはっきりとわかって、それがとてもつらい。

絶望は常に足元にまとわりついて濃くなったり薄くなったりするだけだ。できるだけ見ないようにしても、何度でもそれはちらついてさらりと死にそうになる。どんなに大きな希望があったとしても、それはいつもある。

わたしはわたしの人生を選べない、わたしはわたしの幸も不幸も選べない、誰でもそうだ、わたしはわたしの人生を、他人は他人の生きるようにできているんだ。
生きづらいとか言う人たちは、だれかが生きやすいと思っているのだろうかと思う。他人の人生を経験することはできないのに。

どれだけ大事なものを失ってもどれだけ傷ついてしまったとしても、どうしようもない。理不尽に殺される夢を見て、いつもなにもできないように。

意味も価値もなにもないから、それらを生み出して絶望をごまかして生き続けるために頑張らなきゃいけないのに、じぶんがいま何をしてるのかぜんぜんわからないし、何を言ってるのかもわからないな、無理なのかもしれませんね、この文章がなんなのかもなにがそんなにいやなのかもどうしたいのかもわからない、こんな、お気持ちみたいなものを表明したくない、こんなことしなくちゃいられないわたしなんて嫌いだ

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