残留思念ちゃん

きらきら

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グッドバイ、世界 弔い

サカナクションのグッドバイは、中二くらいの頃にたまたま車のラジオで聴いて感動して、初めてCDを買った曲です。 その頃は友達が本当に居なかったりして毎日死ぬことばかり考えていましたが、死のうと思っていることは誰にも話してはいけないと思っていたので、「グッドバイ 世界」という言葉を、こんな大物のミュージシャンが堂々と歌ってもいいんだ、と思って、なんだか安心していました。結局死ねなかったのですが。 22歳になって、ギターを覚えたわたしは、ふと思い出してこの曲を練習しました。あの頃

    • 絶望に関して 2

      なんかもうなにをどんなふうに言葉にして伝えてもだれにもなにも伝わらないことがはっきりとわかって、それがとてもつらい。 絶望は常に足元にまとわりついて濃くなったり薄くなったりするだけだ。できるだけ見ないようにしても、何度でもそれはちらついてさらりと死にそうになる。どんなに大きな希望があったとしても、それはいつもある。 わたしはわたしの人生を選べない、わたしはわたしの幸も不幸も選べない、誰でもそうだ、わたしはわたしの人生を、他人は他人の生きるようにできているんだ。 生きづらい

      • 飛び降り自殺

        骨が砕けて、脳や内臓は飛び出て、きれいな赤い色に染まった、もとは身体だったそれが、アスファルトにしんとあるようす 苦しかったんでしょう、うまくいって、よかったね。 輪郭を捨てて飛び出た身体を見ただけで、彼らの魂がやわらかくて丸いことが、わかった

        • 海と死

          ほとんど眠れずに迎えた朝、1人で静かにベッドから出てホテルの階段をおり、海を見に行った。 ホテルの庭に面した堤防のいちばんそばまできて、そこから海を見下ろすと、ばちん、ばちん、と真っ暗な海水がテトラポットに繰り返しぶつかっていた。 あたしを食べようと、今か今かと目を見開いて、それでいて淡々と、こちらを見ていた。 そちらに手を引かれたら、すぐに全部奪われるだろうな。 食べられてしまう前にそこを離れて、浅瀬の、そのまま海に入れるようになっている半分海に浸かった階段の近くまで歩

        グッドバイ、世界 弔い

          絶望に関して

          とりとめの無い考えが素敵なものに思えて全てを書き記しておきたいけれど、書こうと思った頃には消えてなくなってしまう。 躁状態みたいになって思いつく、すぐに忘れてしまうことなんて、くだらないことなのだ。 くだらないことで人生が、埋まっていく。 最近、絶望に改めて気がついてしまうことが増えたなあ。 すごく昔に初めて絶望に気がついたときはこれからどうして生きて行けよう、と思った。 今となっては、絶望は見ないよう務めるしかないことを知っている。 本当は、誰も助けてなんかくれないこと。

          絶望に関して

          虹が出たあと雲がちぎれていた

          夏の夕方の空は空がピンク色だ それ以外夏に好きなところなんてひとつもない 今日は大雨のあと虹が出て、雲がちぎれてた 汗をかいて肌が痛くて、死にたかった 人生は、アイラインが上手く引けたとか、よく眠れたとか、入学試験に合格したとか、雨で裾が汚れたとか、電車間違えたとか、就職面接で失敗したとか、そういうことでできている ただ生きているだけで生きていけたならこんなに悲しくならずにすんだのに 生きていればなんとかなるってあの人言ってた 毎日いろんなこと、なんとかしていく できるから

          虹が出たあと雲がちぎれていた