非IT系出身エンジニアが基本情報と応用情報に受かった話
2021から2022年にかけて情報処理技術者試験に挑戦したところ、上記試験に無事に合格することができたので、記録を残す意味で合格体験記的なものを書いてみることにした。
基本情報 -基本情報技術者試験
情報処理の分野の国家試験「情報処理技術者試験」のひとつ。
情報関連のざっくりとした知識が問われる印象。プログラミングの問題解答が必須。
応用情報 -応用情報技術者試験
基本情報技術者試験の次の難易度レベルの試験。
基本情報技術者試験の内容に加えて、マネジメント関連の問題が多く追加される。選択問題の幅が広い。プログラミング問題の解答が必須じゃない(非IT人間にとってかなりアド)
自分のスペック
こういうタイプの記事はスペック執筆者のスペックが書いてある場合が多いので自分も書いてみる。題の通り非IT系です。
理工学系の大卒 物理全般と電子工学あたりを勉強
現在は機械の電気系の開発設計をする、いわゆる非IT系エンジニア
プログラミングできない(大学でC言語必修だったけどできません)
受験動機
そんな奴がなぜIT関連の資格を取ろうと思ったか
会社から資格報奨金が出る
これからの機械には確実にIT技術の盛り込みが不可欠であると考えた
ネットワーク関連の知識は今の時代持っていても損はないと漠然と思った
感染症の影響で趣味であるバンドのライブ参戦が激減して暇になった
報奨金が出る資格一覧の中で一番興味があった
会社から資格報奨金が出る
やっぱり最初と最後はお金💰💰
勉強スケジュール
基本情報はCBT方式で2021年の11月に、応用は2022年の10月に受験しました。
おおよその勉強スケジュールはほぼ同じ。
5月~:参考書を読み始める
6月頃~:午前対策の開始
7月後半~:午後の過去問を解き始める
基本は2019年に一度受験したけどなめてて不合格+年月経過により記憶がほぼ無かったので、参考書の読み直しを行いました。
応用は参考書をイチから読み始めて7月頃までかかりました。出題範囲が広いためボリュームが多くてとにかく大変だった。
大まかに
・参考書を読むだけの期間
・参考書+午前対策を並行する期間
・午前対策+午後対策を並行する期間
で分けて、色々詰め込みすぎないようにしました。
使用した教材
①基本情報全般用参考書。
絵や図がほどほどで読みやすかった。全部の範囲をカバーしきれているとは言えないけど、あくまで参考書として購入。
②基本情報のアルゴリズム対策。
過去問だけでは対策しきれないので購入。
CBT受験を見据えて電子書籍をWinタブレットで読んだ。DMMブックススーパーセール様様でお得に買えた!
本番はアルゴリズム満点でした!
③基本情報の表計算対策。
2回目受験は表計算を選択したので購入した。説明が丁寧で分かりやすかった。 (選択肢の多さにやられて試験の得点は半分くらいだった)
④応用情報全般用参考書。
書店でいくつかの参考書をパラ見した結果、これが一番範囲を網羅してる+読みやすくてよかった。
電子書籍(またもDMMスーパーセール)で購入したけど、家ではタブレット、出先ではスマホで読み進められて便利だった。
ただ、しおり機能が同期しなくてちょっと不便だった。
⑤午前対策用アプリ
午前対策は過去問道場が有名ですが、自分はこちらでやりました。
オフラインでも出来るので、通信料を使いたくない時や電波の届かないライブハウスでも対策できるのが良かった。(今はだいたいWi-Fiあります)
おまけ
分からない単語はとにかくググる!
どうしても参考書だけでは知識がまかないきれないため、試験対策中に見慣れない単語が出てきます。
とにかくググる!ネットの力を借ります。
専門用語が多いネットワーク関連の勉強時はルーターメーカーのサイトとか見て用語の違いを理解した。意外と便利だった。
勉強方法
①午前対策
とにかく過去問を解きまくる。電車内や始業までの間など、隙間時間を駆使。
試験直前の切羽詰まった時期は、会社の昼休憩時やライブの開演待ちの時間を使ったりした。
隙間時間で解いていくと必然的に1回に解く問題数が少なくなるため、時間のある時に90問連続で解いたりしました。特に過去問1年分をキッチリ解くといったことはしなかったです。
正答率8割くらいで安定すると本番も安心かと。
②午後対策
こっちも過去問を解く。必要に応じて参考書を読むのも良いかと。
平日の夜や休日にしっかり時間を測って机に向かって集中しました。
試験を想定した問題数を解いたり、平日夜は1問だけ解いたり臨機応変に勉強を重ねました。
基本も応用も特に問題を紙で印刷することはなく、Winタブレットの画面で問題を見て解きました。
選択問題について
・とりあえず全分野1回解いてみて感覚をつかむ
・得意不得意を把握する(自分は工数計算がてんでダメです…)
・自分の得意分野は必ず外さない。確実に点を取れるようにしておく。
・応用情報でマネジメント系を複数選択する場合は問題文を読み切れるかどうか考える(集中力・時間など)
・セキュリティとネットワークなど、似た分野の問題が出るものを選択
応用情報は午後の参考書なしで挑みましたが、詳細な解説を求めるとなるとやはり参考書はあった方が良いかと。
応用情報ドットコムさんにも簡易的な解説はあります。大変お世話になりました。
試験結果
基本は午前6割ギリギリ(2問間違えたら落ちてた)、午後7割
応用は午前7割、午後6割でした。
合格したもん勝ちよ。
応用の午後の選択は↓の感じです。
↑紹介じゃなくて照会ですね…。
余談ですが
基本も応用も試験前日はしっかり勉強するべきですが、
基本情報の試験は
午前試験→その日の夜ライブ→翌日勤務後ライブ→翌日午後試験
というスケジュールをこなしました。
応用情報の試験前日は
好きなバンド同士がライブするからと新幹線で弾丸遠征しました。
移動中、時間つぶしで立ち寄ったカフェ、ライブ開演待ちの時間に血眼になってアプリで午前問題解いてました。
あくまでも試験前日はしっかり寝ましょう。
特に応用情報の試験地は半分博打なので。
自宅から近くの大学でよかった。受かってよかった。
↑ライブ前にカフェに寄ってカスタードon生クリームonチョコワッフル食べながらココア飲んだ。血糖値上げながら必死に午前問題解きまくってました。
次は何の資格取ろうかな~。
電気系なら電験三種取ってみたいのですが、弊社でほぼ必要ないし、報奨金の額が労力に明らかに見合ってないので今のところはパス…。
となると、危険物あたりでしょうかね…。
いつやろうかな…。とちまちま考え中です。