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怪獣サインはV

本日紹介するのは『ウルトラマンタロウ』より本日放送日が50周年を迎えた「怪獣サインはV」に登場する球好き怪獣ガラキングです。

斜め前

ガラキングは身長:57m 耳の長さ:8m 体重:3.9万tで身体を球体に変化させてマッハ5の速度で飛行できる他、口からの火花を戦力としています。コアラのような可愛らしい顔立ちですがジェット音は嫌いで空港を襲撃し、大惨事を引き起こしています。

斜め後

劇中ではCAを目指して上京してきた少女ユキが老人ホームで子供や老人達にバレーボールを教えているところに飛来し、ユキとバレー対決を繰り広げます(どう見てもシーン毎にボールが巨大化したり縮小したりしている)。30話の海野青年然り『タロウ』の民間人は超人的な身体能力を持つ者も少なくないことで知られていますがユキも間違いなくその一人でしょう。ユキのサーブによってガラキングは転倒し、東光太郎はタロウに変身します。ガラキングはタロウのストリウム光線を顔面ブロックで耐えますが次第に劣勢となりました。タロウはストリウム光線を浴びせようとしますがユキの「殺さないで!」という願いを聞き入れ、球体化したガラキングを宇宙にサーブしました。ユキは光太郎の勧めで老人ホームで勤務することになり、ZATとバレーの試合を始めるのでした。

顔面

今回は以前再生エレキングとして製作した旧造形エレキングを素体にマザルガスの顔面、タイラントの耳、ガーディーの手首、アーストロンの角、イフの足首、デバンの蹴爪を使用して製作しました。全身にはギマイラの棘を貼り付け、尻尾はキングザウルス3世のもので延長した上でプラ板を芯にした尾鰭を貼り付けています。

ACTタロウと

『タロウ』ではこの回を含め4本の特撮監督を担当した矢島信男監督はヒーローの足元から怪獣を映したり(またはその逆) ヒーローと怪獣の取っ組み合いをオープンを利用したローアングルで撮影したりするなど独特の演出方法で知られており、いずれの演出もこの回で見られますがガラキングのように球体に変身する怪獣も氏の作品に数多く見られます。他の作品では『ジャンボーグA』のデスコングキングや『ウルトラマンレオ』のキララなどが良い例です。 

次回はこの次週に登場した不死身怪獣を紹介予定です。みんなで読もう!

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