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アイアンスイングと道具 2

 ゴルフ道具とはなかなか厄介なもので、自分に合っていたと思っていたらまた合わない気がしてきます。合っていたとしても、もっと良い自分に合うクラブを探してしまいます。使っていると古さを感じてしまい替えたくなってしまいます。
 永遠に自分に合うクラブ探しの旅に出てしまう方もいますから、気を付けないとお金がかかってしょうがないですね。

 続きを書いていきます。

 アイアンの練習から始まりFWやドライバーの練習に移っていきましたが、FWはほぼ当てれなかったのと、コースで使うとチョロばかりだったのでコースでは使わずラウンドしていました。
 この当時はまだUTが有りませんでした。タラコ型アイアンは有りましたので、それを使っている友人もいましたが、私は持っていなかったので3アイアンや4アイアンを練習していました。
 3アイアンが打てればどのクラブでも打てると言われ、一生懸命練習していくうちにたまに当てれるようにはなっていきましたが、とてもラウンドで使えるような感じにはなりませんでした。ただ何故か4アイアンは打てるよになっていきました。
 スイングを作っていく中でアイアンの練習がメインになりましたが、特に4アイアンを練習していたと思います。理由としてはコースに出た時に5アイアンを使う事が多く5アイアンを簡単に感じて使いたかったからです。1つ上の番手を練習すると何故かその下は簡単に感じました。それで4アイアンを練習すれば5アイアンが簡単に感じれましたので練習していました。
 しかしここでの問題が、4アイアンや5アイアンが良い弾道で飛ぶようになってくるとPWや9アイアンが綺麗に当てれなかったり、飛ばない現象になりました。とにかく球が高くなってしまい飛ばない感じです。
 6アイアン、7アイアンぐらいまではそこそこ良い感じで打てるのですが、クラブが短い番手は打ち難くなってしまいました。逆にPWや9アイアンを練習していくと4アイアン、5アイアンが打てなくなるという現象になりました。
 ここでコーチから言われたのがすくい打ち、アッパー軌道でスイングしているからロングアイアンは打てるが、ショートアイアンが打てない。もっとダウンブローにインパクトを迎えないといけないとダメだと言われました。
 確かに気になっていた事ではありました。
それはショートコースに出れるようになってラウンドしていると、何故かターフが取れずにボールだけが飛んで行きました。皆は軽くターフが取れたり、芝を削り取ってしまうぐらい打ち込んでいましたが、私は全く取れませんでした。SWで打ってもAWで打っても取れませんでした。
 もっと打ち込めば取れるし、そんなに取ろうとしなくても取れると言われましたが、何故か取れませんでした。取ろうとしても取れませんでした。打ち込んでいるつもりでも打ち込めませんでした。全く理由が分かりませんでしたが、とにかく取れませんでした。
 練習マットの上でもマットの音がせず、インパクト音だけが聞こえてました。
周りの人は、マットの音がしてましたが、私はしませんでした。
 コーチによってはマットの音がしなくても良いというコーチと、マットの音がしないのはマズイというコーチがいましたが、TVやUSPGAの試合ではターフが飛ばないプロは一人もいないのでやはり取れるものだろうと考えてはいました。

 そこでマットを叩きながらスイングしてボールを飛ばすことに集中してアイアンの練習に取り組みました。

 コーチや先輩からまずインパクトの形を教えてもらい、この形でインパクトしないとターフは綺麗に取れないと言われたのが、ハンドファーストの形です。ハンドレイトになってしまうとダフってしまうからダメだと。
 ただしハンドファーストを意識しすぎるとフェースが開いて右に飛んでしまうから、アームローテーションをしながらハンドファーストインパクトを作らないとコントロールができないと。

 取り組み始めてすぐに問題になったのがスライス問題です。

 ハンドファーストを意識するとどうしてもフェースが開いてしまいました。閉じようとするとヘッドを振る感覚からハンドレイトになってしまう感覚で、ダフったりトップしてしまいました。
 アームローテーションでフェースを閉じようとしていますら、早めに閉じ始めないとスライスしてしまいます。早く閉じると体が浮く感じにもなりますし、アウトサイドイン気味の軌道に感じました。なのでとてもハンドファーストには感じません。
 アームローテーションとハンドファースト感覚を両立する事が非常に難しく全く出来ませんでした。さらに私はドローが打ちたいと練習していますから、一段と難しくなっていました。どうしても打ち込もうとするとアウトサイドから入って打ち込む形になってしまいました。(今はダウンブローで打たないとドローは打てませんが)

 この当時のアイアンはポケキャビの様なアイアンは少なく、少し削られていたりコンベンショナルアイアンが一般的でした。しかしキャロウェイがX12の様なアイアンを出した時から少しずつスイングの考え方も変わって来た気がします。
あまり打ち込まず、払う様に打つ事が望ましいとか、ロフト角も立って来ているので、ドローよりフェードが良いとか言われる様になって来ました。
私が使っていたいアイアンセットはハーフキャビティだったのでしっかり打ち込んでも大丈夫でしたし、低重心化になっていませんでしたので打ち込まないと打感が悪かったですし、音も良くありませんでした。
ただキレイに打ち込む事はなかなか出来ませんでした。

次回に続く

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