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アイアンスイングと道具 初回

 今回からアイアンスイングと道具について書いていきます。
 いつもの様に、今まで使ってきた道具とゴルフを始めた時にさかのぼって、経験をもとに書いていきます。

 ゴルフを始めるにあたってアイアンセットが必要になります。始めた時にはどんなクラブが自分に合うかが分かりませんから、とりあえず父が使わなくなったクラブをもらい始めました。
 貰ったクラブはブリジストンのMTN3というアイアンでした。
 当時は何の知識もありませんから、このアイアンが良いのか悪いのか、打ち易いのか打ち難いのかも分かりませんでした。さらにこのクラブが重いのか軽いのか、シャフトが硬いのか柔いのかさえも分かりませんでした。
 これがゴルフクラブかぐらいしか分かりませんでした。
 とりあえず打ってみて何を感じたかは、もう記憶にありません。

 このアイアンで学校に入学するまで2〜3ヶ月練習をして、ある程度当たる様になるまでにはなったと思います。
 それから学校に入学して直ぐにアイアンセットを買い換えました。入学すると皆が持っているアイアンセットが分かり、私の使っていたアイアンが難しいと言われました。そして何よりもう古いと言われました。
 コンベンショナルなアイアンよりキャビティアイアンの方が易しく、簡単に球が上がると言われましたし、飛距離も飛ぶと言われました。さらに古いから、スチールシャフトがヘタっているから折れるかもしれないとも言われました。なので言われるままに買い換えました。
 その学校がダンロップに繋がりがあり、ダンロップのアイアンで「プロキャビティ」という名のアイアンセットを購入しました。このモデルでも型落ちだったのですが、新モデルとそんなに変わらないからと言われましたし、かなりの値引きで新品が買えるからお得だよと言われ購入しました。
 シャフトはスチールが良いと言われ、スチールのSが入ったクラブでした。シャフトも今みたいに多くの種類がある訳ではなく、ダンロップの純正スチールでした。バランスや重さも何も分からず使っていました。ロフト角も何番が何度かも知りませんでした。今思い出すと使いやすかった気がします。当時は3アイアンからSWまでの10本セットが当たり前で、今みたいに5アイアンからPWの6本セットはありませんでした。

 このアイアンセットで私のゴルフが始まりました。

 新しいアイアンセットが届いて練習を始めると、確かに今まで使っていたアイアンより飛ぶ気がしました。打ちやすさにとっては何も変わってない気がしていたと思います。そもそもまだ上手くありませんし、ラウンドもした事が無かったので打ち易いとか打ち難いがわかるレベルではなかったと思います。

 練習時使用するクラブは、7アイアンがほとんどでした。コーチからも7番が基本になるから7アイアンで練習しろとも言われていました。
ただずっと7アイアンだけ打っているのも飽きて来ますから、違うクラブを打ったりはしましたが、私のレベルでは3アイアンや4アイアンは全く当てれませんでした。仮に当たったとしてもひどいスライスか、球が上がらず飛ばない。当たり負け感がきつく手が痛いだけでした。5アイアンぐらいまでがなんとか当てれるレベルでした。

 当時のアイアンセットにはAWやSWが入っていてアイアンの流れのセットだったので、今考えるとフルスイングには向いていました。今でもセットのAWやSWはありますが、ほとんどPWまでで52°や56°を買いたす感じです。このウェッジが意外とフルスイングには向いていません。なのでウェッジはフルスイングするクラブではないと言われますが、そもそもがフルスイングし難いのです。

 アイアンの練習が始まった時最初の教わったのがアームローテーションでした。正しくアームローテーションする事でスライスが止まりコントロールができると習いました。
 特別にアイアンの打ち方を習ったのではなく、スイングを習っていく中でアイアンを練習していた感じです。
 今みたいにスイング動画を撮って見直すとか言ったレッスンはありませんから、
コーチの目に頼るのと、自分の感覚でなんとか打って練習する感じです。
 スライスすれば、フェースが開いているとか、体が開いたとかそんな事を指摘されフェースを返すとか、体が開かない様にインパクトするとかでスライスしない様に練習する事で慣れて行きました。
 ただ私は始めた頃からドローボールに憧れていましたから、どうしたらドローボールが打てるかが知りたかったのですが、当時は右向いてフェースを返すとか、クローズに構えて打てばドローになると言われ打っていましたが、今考えるとそれは単なるフックボールですね。
 それよりもまずしっかり当てれる様にとか、どちらかに曲げるよりも打ち出しを真っ直ぐにしてどちらかに曲がってもグリーンに乗せた方が良いとか言われてました。
 この時は学校に入ってますから練習量が多く取れました。多ければ1000球ぐらい打つ事ができたので、感覚的に慣れていき7アイアンぐらいまでは何とか打てました。ただ5アイアン以上になるとやっぱり当てれませんでした。要するにヘッドスピードが足りなかったのだと思います。しかし分かりませんから、綺麗に当てれれば飛ぶはずと思って練習していたと思います。
現実的にはきれいにヒットしてもヘッドスピードが足りないと、当たり負けを起こしてしまいきれいにあたった感覚が出ないのと、その番手を打つ意味が無いと思います。

次回に続く


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