見出し画像

ドライバー上達編 12

 ドライバーさえ上手くいってくれたら、後はなんとかなりそうなのにと考えるプレーヤーは多いと思います。私もゴルフを始めてからずっとそんな事ばかり考えていたと思います。アイアンやショートゲームよりとにかくドライバーが重要で、スコアをつくるのはドライバーの出来次第と考えていました。
 今でもそんな感じはありますが、前ほどドライバーにスコアの重要度はありません。
 ずっとドライバーに違和感はありましたが、ありながらでもスコアが出る時はありました。O.Bばかりでは試合になりませんが、セカンドが打てる位置にあればスコアはなんとかまとめる事は出来ました。ただ常に苦しいゴルフになってしまうのと、ドライバーが悪いと何も楽しくありません。
 ハッキリ言ってドライバーが良くないとゴルフ自体が楽しくないのです。その日のゴルフの楽しみはドライバーによります。スコアが良くてもドライバーが悪いと物足りない感じになります。スコアが悪くてもドライバーが良いと夢や希望が残り次が楽しみになります。
 要するにドライバーの出来次第です。

 続きを書いていきます。

 私がデカヘッドになってから今までにいろいろ試し考えてきた事と、実際できるスイング感覚を説明していきます。

 まず前提に少し加えますが、ジュニアからゴルフを始めた人と、ある程度大きく成人してから始めた人ではゴルフが違うと考えて頂きたいです。
 私はゴルフを19歳から始めました。この時ゴルフクラブがとても軽い物に感じていました。ジュニアから始めた方の多くはゴルフクラブが重いものに感じてスイングが始まったと思います。ここに大きな差があります。重い物は体を使わないとスイングし難いのですが、軽い物は体を使うとスイングし難くなります。
 野球のバットのように重い物は体を使いますが、卓球やバドミントンのように軽く感じる物は手首や肘を上手く使って振らないと振り難いと感じるはずです。
 私が始めた時に軽く感じたクラブを、手首や肘を固定して体で打つ事は考えもしませんでした。振り難くて仕方ありません。しかしジュニアから始めた方は無意識に体を使ってスイング出来ます。野球のバットを手や腕だけで振れと言っても簡単に出来ません。必ず体を使ってしまいます。これと同じ感覚と思ってください。なので社会人になってからゴルフを始めた方や、筋力がある方、ジュニアからゴルフをやっていても筋力がついて上手くスイングがし難くなってしまった方の為に書きます。

 そしてもう一つ。ゴルフは利き手でスイング感覚を作って行く事をお勧めします。

 私が初めた時、とにかく右手を使うな、右手が悪さをするから右手は添えるだけにしろと言われてました。その事を信じ左手感覚だけでスイングを作り、左手だけでスイングしていました。練習量が多かったのでそれでも上達はしたと思います。
しかしながらレッスンする様になっていろいろ考えて行くと、なぜ左手でスイングしなくてはいけないのかが謎になってきました。そもそもどんなスポーツでも基本利き手でやります。ゴルフだけなぜ反対の手でスイングしないといけないのかは疑問が残りました。
 ここである時感じたのが、右利きで右打ちプレーヤーと左利きで右打ちプレーヤーでは、圧倒的に左利き右打ちプレーヤーの方が上達スピードが早いと感じる事がありました。それは利き手でスイングするからだと思いましたし、本人も左手でスイングしろと言われているから、左手でスイングするからやりやすいと言いました。逆に左利きプレーヤが右手でスイングしろと言われたら難しくなってくると思いますし、左利き左打ちだったらどうなるかが疑問が残ります。
 右利きプレーヤーが左手でスイングする事は出来ますが、物凄い練習量がいるのと、スイングを忘れやすいという事がありました。
 どういう事というと、利き手を変換する事と似ていますが、もともと左利きの方が小さい頃に右手に変えさせられる事ですが、その方は右が使えるようになるだけで利き手が右になる事は無いと聞きます。右利きの方が左を使える様にするトレーニグすれば出来る様になりますが、そのトレーニングなり、左を使い続けないと、忘れてしまったり、不器用にはなっていきます。
 なのでゴルフを毎日左手で撃ち続ける事のできる環境にいる方ならいいのですが、週に一回2時間ぐらいの練習で左手でスイングしたところで次週には忘れてしまいます。これを継続して練習したとこで、覚えて行く事は大変です。すぐに忘れてしまいます。
 私は右手であったり両手でスイングしていますが、左手でスイングしようとは思いません。右手でスイングしたとこで何の問題もありません。ラウンド数が月に1〜2度に減りましたが、スイングを忘れる事はありません。以前は左手でスイングしていた時は2〜3日スイングしないだけで変な感覚になってしまい、一日でもゴルフをしないとスイングがどこかに行ってしまいそうな気がしていました。

 なのでゴルフは利き手でスイングを作るべきです。

 この二つのこと、ジュニアからのゴルフと成人してからのゴルフ、利き手でスイングする。
 この事を念頭に置いて読んでください。

1グリップ

私が始めた頃は、皆がインターロッキングか、オーバーラッピングでした。タイガーウッズがデビューしタイガーがインターロッキングだったので周りも多かったのですが、私は指が痛くなったのでオーバーラッピングでした。疑うこともなくこれが基本と言われましたのでこの形になりました。
ただしっくりくる握り方ができず何度も何度も手の皮がむけ痛い思いもしました。冬になるとグリップが血で滑るよになってきて、滑るたびに握り方を変えて痛くならない握り方を模索していました。
 当時重要視されていたのが、力を抜いてグリップしろ。右手に力を入れるな。
しかしこの2点をひたすらに守りスイングすると早く振れません。なので左手一本で素振りをし、左手だけでも速く振れるように努力しました。これが当時は良くて左手だけでも速くスイング出来る様になりました。ただそれはヘッドが小さかったから振れましたし、ヘッドのターンも出来ました。
 しかし今の大きさのヘッドでは出来ません。グリップがゆるくては当たり負けを起こすのと、ヘッドがターンし難いのと暴れてしまいます。左手だけでゴルフクラブを振ろうとしてもなかなか簡単にはいきません。勝手にヘッドがターンするという方もいますが、ヘッドが勝手にターンさせれるまでになる為には右手が必要です。
 今のデカヘッドを左手一本でターンさせる事は困難です。無理にやればコントロールを失います。そして左手では速くスイング出来ません。空気抵抗が大き過ぎるのです。

 グリップを右手重視にし左手は指の付け根に挟むように握り、力は抜き過ぎず5〜6割の力で握ります。右手も同様指の付け根に挟み込むように握ります。右手はテンフィンガーで小指をズラさず握ります。重要なのが、右手は左手よりしっかり握ります。感覚的には7〜8割で握ります。特に重要な右手の中指、人差し指、親指の3本です。この3本でしっかり握り、この3本でスイングする感じにします。
 左手が強いとグリップを引っ張りすぎてしまいます。そこでターンが間に合わないとスライスしてしまうので、フックグリップにしたり、手首を掌屈させフェースがナチュラルに被るような形でスライスを防ごうとしますが、これでは飛ばなくなります。
 右利きにとってグリップの重要なポイントとなるのは右手のグリップの形と強さです。左利きでしたら左グリップが重要になります。

 なぜゴルフは左手でスイングする事になったのか、右手を使ってはいけないとなってしまったのか、グリップに力を入れてはいけないとなっているのか、疑問が残ります。

 右利きでしたら右グリップのが重要です。

次回に続く。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?