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アプローチについて 1

今回から数回に分けてアプローチについて考えていきます。

昔からゴルフはアプローチだとか、パットだと言われているのを聞いた事があると思います。もちろんスコアを崩さない為には必要ですが、全てパーオンさせてしまえばアプローチをしなくて済みます。全て乗せてしまえば、まずオーバーパーになる事はなくなります。なので実はアプローチはグリーンのせれればOKでそんなに重要ではありません。考えれば苦しくなるので、とにかくアプローチでのせる事に集中します。

と言うのは冗談で、アプローチが良くないとショットも悪くなるし、バーディーも取れなくなります。アプローチが下手だと永遠にゴルフが上達せず、70台や80台でラウンドできなくなります。アプローチでバーディーが取れる様になると考えれればスコアは良くなります。

今までプロ、アマチュア問わず知り合って来たなかで、アプローチが得意な方に会うことはかかり稀なケースでした。圧倒的に苦手な方が多いのと、得意だと思っている方でも実際はミスが多い方がいます。もちろん意識の違いや、考え方で得意、不得意と思えてしまう部分はあります。

何をもって得意、不得意かと言うと距離感です。打ち方がどうであれ距離感が良い人が上手くて、距離感が悪い人が下手と考えます。当たり前だと思う方もいますが、ほとんどのプレーヤーが打ち方を気にされます。打ち方などどうでも良いから距離感を掴んで下さいとなっても、打ち方が悪いから距離感が出ないと考えてしまうのです。

アプローチで良いか悪いかを判断するのは非常に困難です。打ち方が良く見えたけど寄っていない場合、本当に打ち方は良かったのか?距離感が悪かっただけなのか?寄ってはいてもなんか打ち方が変だなとか。でも寄っているのだから良いのか?たまたま距離感があって寄ってしまったのか?打ち方も良く見えて距離感も良い感じでも本人はぎこちなさがあって、良いと言われても続く気がしない。など色々あり、見てる側もプレーヤーも判断がつきにくい事が多いのです。

ここで重要視するのは距離感です。距離感が良くなれば打ち方も良くなるとか考えます。

アプローチで重要な事は、考え方と距離感です。距離感はある程度練習で磨けますが、最後はセンスになると考えています。

考え方は勉強して経験積めば誰でも良くなります。

先ずは練習に入る前にアプローチで上達する為の思考になってもらう必要があります。その思考とは寄せる事が目的の思考と、失敗しない事を目的にした思考です。

誰でもコースに出る様になったらアプローチをします。ここで必ず失敗します。ザックリやトップします。ミスした事ない人はいないと思います。ここでミスらない様にグリップしたり構え方を考えたり、打ち方を考えます。アドバイスなどもらいながら上達します。これは誰もが経験します。

この経験の積み重ねから思考が決まって来ます。

寄せる目的と失敗しない目的思考です。例えばグリーン周りからパターを使う方はミスをしない様に打つ目的になっています。状況が悪くとてもウェッジで打てないなら仕方無いですが、良い状況でもパターに頼ってしまう方や、パターが安全だと思っている方などは良くないです。

アプローチの目的が寄せる事になるはずが、いざボールを目の前にすると気持ちがミスりたく無いに変わり、ミスらない構えや打ち方に集中して寄せる距離感に集中しなくなります。結果として振り上げた瞬間に距離感に意識がいき、大き過ぎるや小さ過ぎるで調整してしまい、スイングがズレてザックリやトップになります。

パターを使ってアプローチをして、寄る様になると後々問題になるのでとにかくパターを使ったアプローチはやめた方が良いです。

次回に続く


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