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ドライバー上達編 15

 ドライバーが上達するにしたがってゴルフの面白さが変わって来ます。ラウンドが気持ち良くなり、思い切ってスイングができるので、ストレス解消にも最高です。多少曲がっても思い切ってスイングする事の快感を覚えるとまたプレーしたくなります。
 しかしこの逆を考えてみて下さい。
 常に何かしらの違和感や、不安。人に見られる事の恥ずかしさ。こんな気持ちでスイングしても何も気持ち良くありません。ストレスが溜まるだけです。
 早くゴルフが終わってほしいと考える方もいると聞きます。
 この事を乗り越えれたら最高が待っています。

 続きを書いていきます。

 4スイング(ボディ)

 アームの技術でスイングがほぼ決まります。この技術が大前提で、その後に体の動かし方になります。
 私が始めた頃にはすでに言われ始めていた、ボディーターンスインング。
その言われる前のスイング論を聞いた事がなかったので、そんなに凄い理論なのかも分かりませんし、その前はアームで打っていたのかも知りませんでした。
 なので当時訳が分かりませんでした。体をターンしないなんてありえない。意識があろうとなかろうと回転するに決まっていると。テークバックすれば後ろ向きになりますし、フィニッシュを取ればターゲットを向いています。それを意識的にするのか、しないのかぐらいです。
 要するにそれを積極的にするかという事ぐらいしか分かりませんでした。
腰を回せ、胴体をひねろ。下半身は固定して、上半身だけひねろ。捻転差で距離を出せ。体を早く回せば距離が出る。手は使うな。体を回せば勝手についてくる。この技術が1番飛んで、コントロールが良い。などいろいろ言われましたが、結局体を意識するとアームが付いて来ず、スライスか、反応フックになってしまいました。

 そもそも回転方法も上手く出来ませんでした。
前傾角の背に対して直角に回転。竹トンボやでんでん太鼓の様なイメージと言われていました。
 頭を固定され、背骨を軸に回転する。肩の動きが縦に動く感じになると。なのに肩を下げるなと言われなかなか難しさがありました。
体重移動しながら横に動くな。スエーになってしまうから動くなと言われてました。とにかく体を積極的に動かすにも関わらずいろいろ制限がかかります。こんな窮屈なスイングを意識しながらラウンドなどしてられません。

 どちらかといえば体は、特に下半身は土台と考え積極的に動かすというよりは、腕について来るとか、スイングのきっかけ程度に動かさないとラウンドでは維持できないのと、再現性が悪くなってしまいました。

 そかから自分なりに維持できるスイングと、感覚的に窮屈にならないスイングを練習していく中で気が付いた事と、レッスンする様になって分かってきた事が、体は横回転にする事でした。
 まず年齢的なことに影響します。体がジュニアのように動くのなら良いのですが、動かなければ縦回転や側屈動作は出来ません。頭を固定してスイングすること自体が不可能になってしまいます。なので縦回転のような形は作れないので、横回転。肩を背骨ではなく、地面に対して平行に回転します。そのためには頭を固定してはいけません。
 ボディローテーションで重要になって来るのが、下半身の回転意識よりも、上半身の回転意識がスイングを作っていないと維持が出来ません。
ジュニアや女子プロ、毎日ゴルフができる環境にいる方なら、下半身の動きにスイングを合わせる事は出来ますが、それでも維持していく事は難しです。プロでも年齢に合わせてスイングを変えていかないといけませんが、そのまま体を縦回転でスイングしていると飛ばなくなって来るか、故障します。

 そして私の考えでは、今のドライバーは腕力が必要です。腕力がないと飛びません。なので海外の選手はみなトレーニングをしています。体を鍛えていないと怪我もします。現にトッププロでも怪我で試合をすぐに棄権します。
ひと昔のゴルフクラブに比べるとヘッドが軽くなり、シャフトも良くなり、ボールも飛ぶようになっていると言われますが、はっきり言って学生ゴルファーかプロゴルファーだけです。一般ゴルファーが飛ぶようになったとは感じ難いです。
昔は技術である程度まで飛距離を出せましたが、今は技術では限界があります。

それでもボディーを使って打つことは重要です。ボディーの技術は習得しないといけません。
ボディーの技術として必要になって来るのが横回転です。そして体をある程度左右に揺さぶりながらスイングする事です。頭を固定して動かないようにするとか、体重移動をしないでその場で回転するとかせず、左右に動きながら打つ技術を習得して下さい。
 その中で重要になって来るのが、上半身を左右に動かし回転する事です。下半身ではありません。下半身の移動ではなく、上半身の移動と回転でスイングする技術が必要です。それに伴い下半身が動くことは問題ありませんが、下半身だけ動いてしまい、頭が固定されてしまうとグラついてしまうのでスイングが成り立たなくなってしまいます。
回転というよりは、積極的に左右に動いて打っていかないと体が動かなくなって来ますから、飛ばなくなって来ます。

 私が始めた頃の体の動かし方にドカンの中で回転しろというのがありました。
1つの理由として、コースには傾斜があるから体重移動が大きいと傾斜に対応できなくなると言われました。確かにそれもありますが、慣れてしまえば、動いても打てます。むしろその場での回転意識が強いとジャンプしてしまい傾斜に対応できなくなってしまう方もいます。

 重要なことは、横回転と体重移動です。

次回に続く。

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