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バンカーについて考える 6

 今回は道具ついて考えていこうと思いまいす。

 ゴルフを始めて今までに何本SWを変えてきたか記憶にありません。良い悪い関係なくある程度使えば交換してきました。それまで自分に合ったクラブに出会ったのかも知れませんが、結局変えていってしまいました。要するにわからないのです。良いウェッジ、悪いウェッジの判断がつかなかったのです。知り合いのトーナメントプロから支給品のお古を借りたり、いろいろ打たせてもらいましたが、判断は付かなかったです。スピンがかかり易いとか言われても技術が足りないのかよく分かりませんでした。

 今でもハッキリとわかっていませんが、なんとなく形状であったり、ロフト、ライ角、バンス角で選びます。
 ただここ10年ぐらい変えて無いので、流石に古さはありますが、性能に関してはなんの問題もありません。
 変えたいと思うことはありますが、変えても特に意味はないと思っています。綺麗になるだけです。

 始めた頃はアイアンセットの中にSWが入ってましたのでクラブ表示にSWと刻印されてました。その次のクラブもSWと刻印されてました。
 最近はアイアンセットもPWまでが一般的でAWとSWの代わりに、52° 56° 60°などが別に売ってます。なので私も52° 56°でラウンドしてます。

 今のウェッジはアプローチに適していますから、バンカーに適している訳ではありません。それをバンカーで使っているだけなのでバンカーが苦手ならバンカー様にSWを持つのも良いかもしれませんね。

 仮にバンカー様でウェッジを選ぶとしたらどういうのを選ぶと良いになりますが、私が始めた頃に言われていたのが、バンス角が大きいウェッジの方がバンカーは簡単に出るでした。
 理由としては角度が大きければ砂に潜らず砂から出ようとするから、強く打ち込むだけで簡単に爆発して、砂とクラブが出るから、ボールも簡単に飛び出させる事ができるでした。
 もちろん疑う余地もありませんから、別売りのクラブを始めて買う時ロフト56°でバンス角12°を購入した記憶があります。
 まだ別売りが珍しかったので、クリーブランドかボーケイぐらいしかなかった様な記憶です。クリーブランドを買ったと思います。まだ10,000円しなかったと思います。

 そしてこの頃からずっとその様なクラブ選びでウェッジを変えていきましたが、ある時ローバンスというクラブが出てきました。バンス角が8°とか6°といった角度のウェッジです。
 このクラブは上級者でテクニックが必要ではあるが、使いこなせれば用途が広くなると言われてました。ただ技術がないと刺さってしまい抜けが悪くなるから、開いて使う技術がいるとも言われてました。
 当時は私には技術がないから関係ないと思い全く見向きもしませんでした。

 それからレッスンを始めるまでにローバンスを使うことはありませんでしたが、レッスンする様になってからはローバンスしか使ってないのと使う気になれません。今は56°でバンス4°を使ってますが、他は考えにくいです。

 ではどうしてそうなっていったかと言うと、レッスンでバンカーが苦手な人はとにかくトップを嫌っていて苦手になってしまう事です。
 始めは出ないから、強く打とうとして潜り過ぎて出ないや、手前を打ち過ぎるから出ないが続きます。ああでもない、こうでもないをやってるうちにトップが始まり怖くなります。トップと言っても直接当たってしまうのと、弾かれてトップしてしまう事がありますが、どちらにしても怖くなります。
 トップが怖いと強く振れなかったり、手前に入れ過ぎて出ないになります。これが繰り返される事でバンカーが嫌いになって最後はイップスです。
 そして考えるのが、手前を強く叩いても潜らないバンス多めを選択してしまいます。

 ここで考えないといけなのが、ボールを出す為にはクラブヘッドがボールの下まで届き、その後振り抜かれる時にバンスが出てきて砂を持ち上げる様にボールを飛ばします。
 なのでボールの下付近まではヘッドが届かないといけないのです。届く前に上がってしまってはトップか、ロフトが増え過ぎてしまい、ヘッドの上をボールが滑ってしまいます。これでは全く飛びません。どんだけ強く振ってもボールの下に届かなければ出ないのです。
 バンスが大きいには理由があって砂の抵抗に負けない様にと、弾いてくれるがありますが、ヘッドがボールの下まで届かなければ意味がないのと、弾く為にはある程度振ると言うか、払う様な感覚がないと弾かれません。 打ち込まないと弾かれてトップすると言う方がいますが、説明しにくいですが、根本的に何か間違っています。

 ボールの下にクラブヘッドが届く為には、バンスが小さいかヘッドが小さいかです。もちろん打ち方もありますが、打ち方は皆知っています。

 バンス角が大きいと潜らないのですから、何かおかしな事になります。バンスが邪魔してボールの下までクラブヘッドが届いてないのです。

 ボールの下までヘッドが届き、振り抜く時にバンスが助けてくれるのですが、ボールの下までヘッドを届かせる技術がないなら、むしろバンスは邪魔になります。そしてヘッドが大きいのも抵抗がきつくなります。

 私の当時の技術としてはボールの下までクラブヘッドを届かせる技術は持っていましたから、あとはバンスの助けを必要とするのだけです。しかしアドレス時に少しフェースを開いて構えるので十分バンス角が作れます。これ以上できてしまうと、入りが浅いときにトップぽい球が出てしまう恐れがあります。なので逆に少なければ、助けは借りれませんが、ミスった時にショートする事ですみます。

 なのでできるだけ小さいヘッドで、バンス角の少ないヘッドを選択しています。それとソール幅が広いと少し簡単さは感じれます。

 もちろん技術として、ボールの手前5cmぐらいの所にはヘッドを入れる技術は必要です。流石に10cmも20cmも手前では抵抗が大き過ぎて飛ばせないです。

 あとは砂質にもよりますし、バンカーの形状にもよりますが、日本にはハイバンスは必要ないと思います。

次回に続く。

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