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【MTG】ドラフト考察 基本セット2021

はじめに

こんにちは、zamiです。
新セットの発売に際して開催してきた関西ドラフト練習会ですが、今日の情勢を鑑みて『イコリア:巨獣の棲処』、『基本セット2021』では開催を控えることになりました。

過去数回の開催から得たものは大きく、今後再び開催できる日を心待ちにしています。

過去の関西ドラフト練習会の活動についてはこちらを御覧ください。

さて今回は大規模な開催とはいきませんでしたが、プレリリース期間から2週にわたって小規模で数回のドラフトを行いました。
十分なデータを集めることはできませんでしたので、3-0デッキの紹介や私の主観による解説を中心とした記事にしたいと思います。


3-0デッキ集

デッキ画像とちょっとしたコメントをつけておきます。(一部見えづらいカードがあります)

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除去が豊富な白黒です。キーワードである『このターンにあなたがライフを3点以上得ていたら〜』にこだわりすぎていない印象を受けます

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オーラ戦略にフィーチャーした赤白です。2回目のドラフトにおけるこのデッキの成功は大きな気づきでした。

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強力なレアが複数枚入った黒緑です。このデッキは私がドラフトしたのですが、《長老ガーガロス》以外のレアは流れてきたということもあり幸運だったように思います。

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クリーチャータイプ・犬にフィーチャーした白赤です。《群れを導くもの》、《鳥獣保護区》のインパクトは凄まじく、膠着した盤面を突破していました。

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《燃え投げの小悪魔》は遅い手番で取れることもあり評価の分かれるカードのようですが、このデッキでは3枚採用されています。このデッキではしっかりと盤面を止めてレアに繋ぐという役割があります。

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飛行クリーチャーと除去の豊富な白青です。除去が十分にとれていることからメインに《現状保存》は不要とのことでした。

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青赤は人気カラーで卓に多くなりがちですが、クリーチャーとスペルをバランスよくピックできています。軽量除去がありませんが《確実な一撃》でカバーしています。

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黒緑にアドバンテージ源として《猛然たる顕現》をタッチしています。《悪魔の抱擁》を使ったデッキは3回目の3-0となっており、文句なしのボムレアと言えるでしょう。

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うまく多色化することにより強力なレアを使えるようにしています。《精神腐敗》をメインから採用し、枚数差で勝とうという意図が読み取れます。

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一見すると安価なコモン中心ですが、技の3-0という印象でした。《気難しいディロフォサウルス》は攻めに回ると非常に強力で、《狩人の刃》との組み合わせでうまく突破していました。


環境の理解

白赤白緑といった2マナから動くアグロデッキと白青青赤のような除去+飛行の強い典型的な環境です。強力なレアをもってしても受けきることは難しく、軽量除去も攻撃を通すためのカードとして使われています。
除去について赤の火力が幅を利かせていることもあり、オーラでサイズを上げてねじ込む戦略が肯定されています。いつにも増して先手の重要性が大きい環境と言えるでしょう。


各色の考察


トップコモンは《バスリの侍祭》のようです。

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白は2マナに攻めに長けたクリーチャーが多く前のめりなデッキになりやすいため、能力を活かしやすいです。
一方で除去の性能は良いとは言えず、とくに《現状保存》は1/1によるチャンプブロックの影響の少ない飛行中心の白青で使うカードになりそうです。

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青のトップコモンは満場一致で《うろつく光霊》でした。下手なレアより強力で、1-1でのピックも有り得る強さです。

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アンコモンの《非実体化》を除くと、オーラ戦術に対抗できる数少ないカードの1枚でもあります。

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色の特徴として、白青青赤は人気は集まりやすく卓内で混み合いやすいです。
青黒青緑は上手く組めると強力ですが構築が難しい上にアンコモンの枚数が必要となり、0-3常連でした。


除去が強くクリーチャーが弱い典型的な黒です。5マナの《とどめの一撃》はともかく、2マナの《闇の掌握》までコモンですから驚きです。

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2マナ域は受けるカードが多く、中でも《異臭のインプ》は飛行も相まってほぼ除去のように運用できます。

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《ショック》、《焦熱の竜火》という軽量除去が強力な人気色です。
2マナクリーチャーも《チャンドラのマグムット》をはじめとして終盤まで活躍出来るものが多く、赤いアグロデッキは勝ち組でした。

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《金屑化》は確定除去として換算してはいけない1枚で、ソーサリーであることから《抵抗の妙技》や《レインジャーの悪知恵》でテンポを失いやすい上に、ダブルシンボルなのでタッチもしにくいです。

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理解度が深まった後半は1周することも多々でした。


各所で最弱と評価されている緑ですが、原因は2マナ域にあると考えています。パワー2以上が《うたた寝するティラノドン》しかおらず、相方の色に頼らないと攻めることができません。《うたた寝するティラノドン》は破格のスタッツであり白緑赤緑ではデメリットを気にせず運用できますから、人気の1枚でした。

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また強くなった弱者狩りこと《狩人の刃》は優秀な除去であり、盤面をより強固にしてくれます。格闘から一方になったことと+1カウンターのバフによって攻撃に参加しやすくなります。

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多色
多色アンコモンは全て強力で、場合によってはタッチを検討されるカードもあります。
コンセプトの完遂が難しく一般的な除去コントロールに組みがちな黒赤において、3/3能力なしの場面が多い《凶兆艦隊の戦争屋》だけは少し劣ります。

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おわりに


今回はここまでとなります。
お付き合いありがとうございました。
これまでの記事ですと色ごと・組み合わせごとの勝率や、強豪プレイヤーのピック譜とインタビューを公開していました。その他にも知りたいデータや項目がございましたら、
Twitter:@DTFL6S
までご意見お願いします。
参考にさせていただきたいと思います。


おまけ・0-3デッキ集

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マナカーブこそ整っていますが、攻めるとも受けるともとれないカード選択がひっかかります。

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高マナ域に強力なカードはあるものの、そこに至るまでが不安です。《ラノワールの幻想家》は喉から手が出るほどほしい1枚ですが、そう簡単にはピックできません。

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