UFOを見た話

中学生の頃、UFOを見た。

この類の話は話しても信じてもらえないことが多いのだけど、よくTVで紹介されるような、遠くに飛んでいるだけの姿を見たのではなく、頭上にいるUFOをかなり近くで真下から見上げる形で見た。

その頃はまだガラケーさえ持っていなかったので、写真に収めることもできず、忘れるもんかと帰宅してすぐにPCのイラストツールで絵を描いたのだが、数日後、そのPCが突然壊れ、全てのデータが消えた。(また描けば良い話なんだけど、なんか恐くてできなかった。)

記憶には残っているし今も絵はかけるので、簡単に今スマホで描いたのを貼っておく。

青白く光る丸と線で繋がれた巨大な三角形。よくTVなどでみる🛸←この形では無かった。

あの日は、幼なじみ2人と一緒に通っていた塾の日で、塾の帰り、「今日は星空が綺麗だからこのあと荷物を家においてから土手に集合して星を見よう」と約束した。

家の近くに川が流れていたので、なにかと小さい頃からよく遊ぶ土手があった。

その日は確かに星がきれいで、3人で土手に寝そべって星を見た。

当時から私は目が悪かったので眼鏡をしていたのだけど、度数を低めに作っていたので、鮮明には星を見れなかった。なので、ふざけ半分で幼なじみの眼鏡を借りて、試しに二重にしてみると、めちゃくちゃ綺麗に星が見えた。「よく見える~!!!綺麗!!!すごい!!」と興奮した。幼なじみは双眼鏡を持参していたので、そのまま借りる事にした。

しばらく星を眺めていると、「なにあれ?」と幼なじみの1人が言った。

指さした方をみると、斜めに並んだ3つの白い光が遠くに飛んでいるのが見えた。速度はよく見る飛行機とかよりも確実に速く、流れ星よりは遅い。「見たことのない光」だったのは確かだった。

思わず私たちは立ち上がって、見逃すまい、とその光を必死に目で追った。

一度見失い、「なんだったのかなぁ」と話していると、次はさっきとは反対側の空にその光を見つけた。

3人でまた必死に目で追ったが、二度目も見失った。

「UFOかなぁ」「違うでしょw」「でも点滅してなかったし見たことない光だったよ」とか討論していると、

幼なじみが「また来た!!!」と叫んだ。

今度は、長い土手の道をなぞるように私たちの後ろからその光が近づいてくる。

私はとても興奮して、目を離さなかった。
どんどんこちらへ向かってくる。
そして、私たちの頭上を、さっきの絵に描いたような三角形が静かに通り過ぎた。かなり近くに感じるのに、音が全くしなかった。

大きさは、よくある小学校とか中学校の教室の2倍くらいだろうか。もっともっと大きいかもしれない。

いくつもの丸い光が並んで、その丸を光の線が繋いでいる。そして、機体が透けているのかなんなのか、遠くの星空が見えていた。

怖がった幼なじみは「やばいよ!!怖いよ!!帰ろ!!」と家の方に走り出したのだが、私はどうしても諦めきれず、その三角形を追いかけた。

「やめなってば!!」と幼なじみがかなり大きな声で叫んだので、私もハッとして怖くなり、追うのを止めた。

一人でこれを見たのなら、本当に誰にも信じて貰えないかもしれない。でも、3人で体験したことだった。

あまりに不思議で鮮明な出来事だったので、次の日「化学」の先生にそれを報告してみると、「飛行機だったら赤い光だったり、そうじゃなくても点滅してるはずなので、未確認飛行物体なのは確かだと思う」と言われた。

それ以来、同じような体験はしたことがないけど、決して夢の中の話ではないし、度々思い出しては同じような目撃情報がないか調べる。

最近わかったことだと、どうやら米の軍用機によく似たものがあるらしい。あの有名なエリア51で開発されているものとかそうじゃないとか。

それは本当かはわからないけど、めちゃくちゃ気になるので、今後も調べたい。

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