【競技】反省会の進め方のすゝめ【PUBGモバイル】
やあ、夏の朝5時の空がいっちゃん綺麗。PyoNやで。今回は反省会の進め方について。
元々、僕がSBIでコーチをしていた時にしていた反省会の進め方でもあり、競技シーンを志す人たちに参考になればと思います。
反省会は何を反省するのか
成長が遅いチームの特徴の一つとして、反省会の質が良くないことが挙げられます。具体的に
反省会の質が悪いチーム
・一人か二人しか喋らない
・誰かが冷静じゃない、キレている
・誰が悪かったかを追求しがち
・そもそもドン勝時は反省会をしない
・負けた瞬間のファイトだけ反省
・自分の視点の話だけをする
など
反省会の質が高いチーム
・全員が喋っている
・良いプレイを振り返って褒めている
・チームの動きの何が悪かったかを考える
・勝った時ほど反省会をしっかりする
・ファイトになる前から反省会をする
・降下してから最後まで時系列順に反省
・自分+メンバーの状況を振り返って聞く
など
書き出したらキリがないのでこの辺で。
簡単に言うと、悪い反省会は次に活きない。良い反省会は活きる。これにつきます。反省会は「次に活きること」を話し合うのがベストです。
試合間の反省について
突然ですが、試合間で反省会をしていませんか?試合間の反省会って扱いが難しくて、8割意味がないです。
▶︎理由は、整理がされていないので抜け漏れがめっちゃあるのに、流されてしまうから。
試合間ですべき反省会は
・全体の意識の確認
・同じ状況が次の試合でも起きそうなこと
くらいです。
「さっきって○○がピークすべきだよね」
「第4円の時のムーブと展開ミスったね」
こんなん意味ないです。なぜならスクリムが終わった「あとですれば良いから」
「今日全体的に声掛け少ないからコミュニケーションしっかり取っていこう。今日ビビらず、ファイト多めにしたいね。」
「ムーブと展開は後で反省するとして、車の台数と車種はちゃんと共通認識した方が良いから次の試合気をつけよう。」
こういうプチ反省会なら次の試合から修正できると思いませんか?
一戦ずつ、時系列で振り返る
一戦ずつ、降下つまり最初から振り返りましょう。最後ら辺だけ反省会すれば良くない?って?
何を言うとるんや?
最初から振り返る理由としては、終盤に至るまでに改善点がなかったかを、根本的に振り返る必要があるからです。
終盤だけ振り返ると、ファイトの連携だけの反省になり、その試合で得られた明日勝つための成長のヒントを自ら見逃すことに。
一方、時系列順に振り返ると「あ、ここが悪かったから中盤、終盤に響いて負けてしまったんだな」と、一試合分まるまる明日に活かすことができます。
全員で反省会をする
全員で反省会をすることが大切。んなもん分かってるわ!って声が聞こえますが、意外とできていないチームが多い。良く喋る選手がダーっと喋って、後の選手は「あー、うん。確かに。」
次にどうすれば良いかが明確にわかるので、確かに答えをハッキリ出すことは大切です。しかし、もっと大切なのはメンバー全員の声を聞き、整理すること。
パターン1
A「Bが展開して、俺は〇〇しようってコールすればよかった。あの東のチームが漁夫に来るのは当たり前だし、こう言う地形でファイトするときは注意が必要だよね。わりぃ」
B「まあ、そうだね。漁夫の警戒はしててCのカバーしてたんだけど、次は任せて展開するわ。」
ではなく、
パターン2
A「Bってあの時、ピンのところに展開できなかった?」
B「んー、できたかもしれないけど、そもそもここでファイトしたら漁夫がくるから、そっちの警戒してて、展開はしなかった。」
A「なるほどね。Cがそっち側抑えてたよね?」
C「俺が抑えてたけど、割と時間の問題だった。呼ぶ声かけもできなくて、Bが察してこっちのカバーしてくれてたんだよね」
A「あーそういうことか」
D「Cはカバーして欲しい時、全員にわかるように声かけ欲しいね。敵と距離あるから焦らなくていいし。話は戻って、あの時漁夫にきたチーム先に倒すのはなし?」
A「あー、わんちゃん?Dは何してたっけ?」
D「俺、漁夫にきたチームフリーで刺せそうだったんだよね。結局、A側でファイト始まっちゃったから急いで寄っちゃったんだけど、、」
A「なるほどね。Dの状況分かってなかったわ。全体的に、俺がオーダーだし、ファイトのコールで即動いてくれるのは助かるけど、敵の位置に加えて、ファイト仕掛けれる状況かどうかは共有欲しい。」
B「そうだね。この山敵いる。俺の位置は無理だけど、Dからなら射線通るかも?みたいな声かけならセットでいけるか?」
D「そうね、そこ明日試してみようか。余裕ない時は、余裕ある人が提案と質問するとかも大事だね」
A「OK、それでいこう」
みたいな感じ。
パターン1だとオーダーであるAがムーブをミスった反省に。
パターン2だと
「ファイトするチームの振り返り」
「ファイト前のコミュニケーションが疎か」
「チーム内で察するみたいな習慣があって、それによってAの情報のみのファイトになってしまう問題が発覚」などなど、
メンバーの状況も話し合いの中で整理しながら反省会を進めることで見えてくる課題もあります。
まとめ
反省会は、ダメだったことを詰めるのではなく、明日活きることを詰めていく。また、試合間の反省は次の試合で修正できることを言う。
時系列で振り返ること、メンバーの状況整理をしながら振り返ることで、改善点、課題点の漏れを防ぎ、一試合で得られる成長のヒントをたくさん見つけることができる。
まだ反省会の進め方として色々あるのですが、これ以上は文章にすると記事が長すぎるのでこの辺で。
(ちなみに、ファシリテーターが客観的な存在としていないと、反省会が進まないこともあります。自分がコーチをしていた時の、反省会の役割は、主にファシリでした( ᐛ ))
ほな
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