PMOT'22 Phase2完全解説ガイド「Round1」

やあ、PyoNやで。今回は先日行われたPMOTの決勝の分析・解説を行なっていくンゴね〜〜〜。

まずはRound1の森からです☆

✓Round1

0:27:27~ 森スタート

1-SLS vs PVS

sahmeeに降りた両チーム。
中央側に降りたSLS、一方PVSは東側を選択。

このファイトの注目点は

・ダメージ、人数、ポジションの優位性
・DBSというオーバーパワー武器

安置は真逆の北。
早くファイトを終わらせたい両チーム。


ポジションを入れ替えながら
PVS・Matyo選手が「屋根上から情報を収集」


初動ファイトにおいて

・1枚ずつハイドで削られること
・膠着状態になること

この2点は絶対避けたい両チーム。
このMatyo選手の素早い動きはデカい。


情報を受けたPVSは北側から進行。しかし

南側に広がったSLSから先行1knockを受けます。


確殺は入らずとも1階に10秒も蘇生役を1人留め、蘇生された人は10+7秒の回復時間を要する。
つまり、人数、ポジションの不利が作られ、SLSの方が囲い込みをしやすい状況が完成します。

DBSは詰めも、家屋の守りも強い万能武器。家屋内を制圧したあと、外から来る3名も扉前でしっかり仕留め切ります。

春夏OP。


家屋にもよりますが、ダウンが「2階」の場合、投擲物は怖いが少なくとも詰めてくる場所が「階段に限定」されるため、時間を稼ぎつつTPPの待ちファイトに持っていきやすい。

また、1階は同じ扉から入ってくる事もあれど、多人数を360度相手にしなければならない局面が作られやすく多人数戦は厳しい。

家屋ファイトは「敵を真っ直ぐ詰めさせるか」が鍵になります。3階建ての家屋の階段で1v3〜4クラッチとかよく見るでしょう?


まあ、この家屋は外から2階に登る手段が幾つか存在するため、割と撃ち合い運ゲー感は否めない。後はDBSが近距離ワンパン、中距離も集弾するのでOP武器や。

2-序盤〜中盤

この時点でXCR、PVSは殲滅。
ADVもNTHにより殲滅。残13チーム

RPXが天空を外して中央側の山と家屋を抑えているのが面白いですね。天空とは、画像安置内の孤島の上の高い崖上にある家屋群のことです。


全体的に際に溜まってますね。


この後AkとPLXが家屋でファイトに。
配信ではちょっと分からないので割愛。

安置内の家屋がスッカスカですね。よくAkが際から中央家屋や小屋に入って伸ばす動きをしていましたが、今回はRuFが上手く入りました。

例年、PMOTはグループステージは際にチームが溜まり、準決勝、決勝は2日目くらいからど真ん中が混み合ってファイトを控える傾向があり、RuFはそれらの予想を元に上手く入った感じですかね〜。


解説のRazzyさんはスクリム経験を元にRuFが入った家屋が空いていることを解説していたのでそちらも参考になると思います。


RPXが安置の中央のポジションを、フェーズに合わせて広がりつつ抑えているのが良い感じに北側とパラリゾ側に効いてきそうですね。

3-SLS vs LFR

山を抑えてクロージングを狙うLFR
山を登って安置内を目指すSLS

このファイトのポイントは

・クロージングの条件
・ブーキャン北山の地形について

まず、LFR側は安置内の家屋を既に抑えており、安全に安置入れることは確定しています。クロージングはこの「次、安置に安全に入るルートが確定しているか」という事が前提に自分たちの後ろから来る敵を狩り切る動きです。


LFRがクロージングを選択するのは必然的ですが
この山を抑えられなかった理由は

この見るべきルートの多さに対しての守り方です


1.今回MTRが選択した赤ルート
2.三連倉庫から登山の紫ルート
3.SLSが選択した家屋から登山の橙ルート
4.抑えていた安置内の家屋に突貫される緑ルート

赤ルートは山上を抑えておけば上から撃ち下ろせるため危険性は高くない。実際、MTR・SLIME選手をLFR・雨宮Natyu選手が落としていますね。


近しい三連倉庫から登山の紫ルートは良くあるムーブ、ファイトですね。基本的に山側が圧倒的有利なので2枚も入れば味方を寄せる時間を稼げます。

赤と紫はこのポジにいれば余裕です。

ーーNow Loadingーー

直接家屋突貫の緑ルートはカモです。山上から撃ち下ろせるし、車も安全に守れるような場所でもないです。北面の家屋3つはグレで処理が可能。長屋はインファイトになる危険性はありますが山側の方が右視点で戦えるので、基本的には強いです。

SLSが選択した橙ルートは山を潰してから安置内に入るという動きで、今回RuF・Liar選手をSLS・宮島選手が落とす音が入っていたので、LFR側は一番危険視するべきルートでした。

家屋側はこの岩群を索敵しながら登っていくことになるのですが、家屋側からは結構ここら辺の索敵はしやすく、一方登った頂上付近は平地で登り切ればファイトしやすいです。

おそらくここら辺の岩群で索敵していたと思うのですが、岩も多いし木も多いし、下り過ぎると孤立してしまいます。

家屋は見えずとも、このルートを狩り切るサイドのポジションが追加で必須になります。この人は赤紫ルートのカバーもしやすいです。

分かりにくいけど

1-赤紫ルート警戒1人(倉庫の情報も確保)
2-家屋のサイド索敵+1のカバー
3-岩群で家屋の索敵
4-緑ルートと東面の索敵
みたいな感じでスプリットかなぁ?


まあ、橙ルートの守り役は孤立しやすいかつ、岩群を使って急なファイトになりやすいかつ、1人では守りきれないっていうのはお分かり頂けましたかな


ま、両方から同時に攻められたら下がって戦わせないと、2パ相手に守りきるのは不可能です☆

4-終盤とRPXの動き

SET…南、東、北ァ!!!敵の少ない方向に回れたのでIAMとのファイト次第という感じでしたが、守りが固い。天空側にムーブするも厳しい。

RPXがIAMとSETの銃声を聞いて北対策1名
パラリゾから出てくるCRSをクロージング2名
パラリゾから+Nth対策1名

上から見るとこんな感じ。ここまで領域を広げられたことと、4人全員が生存できたことが勝因です。


結果的にTOP3は
領域を4人で広げ、狩りきったRPX。
ファイト力で突破、最後は回復耐久のSLS。
家屋に引き込んでシバいたNth。

となりました☆

Round1まとめ

・初動ファイトは情報を取り、囲み、シバく。
・ファイトは如何に一方方向に敵を引き込むか。
・ブーキャン北山の守り方について。
・領域を広げることの強さ、重要性。

やれやれ…解説しようと思うととんでもない文章量になるなぁ。好評だったらこれくらいの熱量で12R分書き切りますかね( ᐛ )!

コーチング先も募集してます~。
JL、次のOTのセミファイナルチームは長期。
それ以外のチームは単発でお受けしますゥ~。

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