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第6回新人フリーゲームコンテスト作品紹介

2022年7月1日より第6回新人フリーゲームコンテストが開催されています。
例によって今回も初日、7月1日に投稿された作品を紹介していきます。
(ボリューム大のゲームが多いのでとりあえず半分だけ)

2022/7/24追記:
もう半分の記事はこちら↓

勇者代理(CronusAria 様)

魔王に蹂躙され荒廃した世界が舞台の短編RPG。
長い支配を脱するため立ち上がった勇者に、人々は希望を託して縋ったが…。
目前にして倒れた勇者をたまたま看取った若者が、勇者に代わり魔王城に挑む。

▲3D風ダンジョンRPG

勇者代理は志半ばに倒れた勇者の代わりに3人が魔王城に挑むRPG。
3Dマップは迷いやすいので記憶に頼るかメモるか左手の法則で。
武器以外の装備は誰にでも付けられるし、回復アイテムがそのまま最大HP、SPの上限を上げてくれるところが各キャラの成長度合いの自由度を上げてて面白いですね。

▲私のラストメンバー。見てよこのベリーニ先生にすべてを捧げたパーティ

自由度はありますが私が初回適当にプレイしたものでもクリアは出来たので詰みはなくバランス調整も〇。

▲ボスにも状態異常が効くことと仁王立ちの使い方がコツかしら

あと、雰囲気がとてもいいですね。
会話のこまごまとした選択肢も雰囲気づくりに一役買っています。その選択は別にゲームを左右するわけでもなく、かといって意味がないわけでもない(ほんのちょっとだけ展開が変わる程度)というのも安心ポイント。

▲あとから「あ~、ここで効いてくるのか…」となる選択肢が多数。

一度クリアしましたがゲーマーとしては色々な分岐も気になるところ。初回は勇者の剣、レーヴァ・テイン、勇者の宝珠を使わずクリアしましたが使うとまた変わってくるのかな?あと何周かはしようと思ってる作品です。

神石師(じしゃくし)(oka 様)

神石師(じしゃくし)はオカルティックなホラーアドベンチャー。

▲しょっぱな調べたらいきなり一枚絵が表示されてビビった。
「何も無い。」のにこれ。この先どれだけビビらされるのか先が思いやられる

主人公の一崇は資料を読んでいるだけで現実と幻の境界があいまいになるような、現実味のない事件を扱う「特別事案担当第三課」に配属された刑事。
今日もまた部下と"神石師"と共に事件の謎を追うのだが…

▲神石師の續石先生
▲聞き込みパート。刑事ドラマ好きなのでこういうやり取りもお気に入り

刑事もの×オカルト、いいですね。
ネタバレになるので内容には壱号の序盤以外は触れないでおきますが全部で肆(4)号までとボリュームもたっぷりです。
ホラー好きはもちろん、刑事ドラマが好きな人にもおすすめ(私がそれでハマったクチ)の方にもお勧めです。
ただ、あまり刑事パートで現実味に浸ってるとホラーパートでチビってしまうのでご注意(私がそれでチビったクチ)。

ヒカリノチハレ(うぶげのことり 様)

プレイヤーは彩光(さいこう)学園に通う高校2年生。様々な女の子と出会い、攻略していく昔懐かしい恋愛シミュレーションゲーム。
※ネタバレ有

▲私知ってるよ、能力が下がらない最初の週に休養した方がいいんだよね(嘘です)

自分の魅力(パラメータ)を体力ややる気と相談しながら上げていき、意中の女の子を射止めるパワプロチックな恋愛シミュレーションゲームです。

▲~ヒカリノチハレ、完~
▲あ、こいつがラスボスだな…

攻略対象は10人以上いるそうです。
私はまだ全員には会えてないですがきっとあなた好みのヒロインもいるでしょう。

▲私はジト目キャラ、髪ハネキャラが好きですが、いました(シナリオも面白くてお気に入り)

どのキャラもたくさんイベントがあります。
攻略情報も手厚く教えてくれる友人キャラ、あと攻略情報も充実してるので全部見るのは難しくないです。
自ら”昔懐かし恋愛シミュレーション”を名乗ってるだけあり刺さる世代にはきっと刺さるはず。

▲そしてこの手の友人キャラすら攻略できる手厚さに感服。

DISCOLO(U)R(Sherlock 様)

1900年代初頭、霧の都・ロンドン。
とある不動産会社の依頼を受けた私立探偵の君は、郊外の森の廃洋館へと向かう。
40年前、一人の女性が殺され、容疑者の女性が失踪したという館。
それは、古い館の形式的な現状調査。
…の、はずだった…。
(この時点で大分テンションが上がるセンス〇の紹介文)

▲加えてタイトルで「名探偵諸君、事件現場へようこそ。」(イケボ) 掴みはバッチシ

DISCOLO(U)Rはロンドンの廃洋館を舞台にした謎解きアドベンチャー。
1900年、霧の都、私立探偵…紹介分の時点で名探偵の香り。

▲40年前に不可解な事件が起きた廃洋館の謎を解くのだ

↑でセンス〇の紹介文と書いたが、紹介文に限らずゲーム全体を通して雰囲気作りがとても良い。

▲チュートリアル用アイテムを破棄するだけでこのオシャレ感

近代ヨーロッパの雰囲気が好きな人にはこれだけでお勧めできますね。
細やかなHINTシステムがあるので謎解きが好きではない人も安心。

▲各場面で4段階のヒントが使えるので詰むことも簡単すぎにもならない

近代ヨーロッパ×推理モノは鉄板の組み合わせですが、その両面で雰囲気作りがとても上手なので世界観が琴線に触れた方はもうプレイをお勧めできます。
そして謎解きもしっかりやりごたえありつつ前述の細やかなHINTシステムがあるので雰囲気を楽しむ邪魔にならずゲーム性も〇。

最後に

今回はプレイ時間60分以上の力作が多く、1記事に書ききれませんでした。
7/1に投稿された作品はあと4つあるのですが、それらはまた別の記事で。


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