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現在の仕事への不満から自分の理想を探る

大学卒業後、新卒で入社した会社に勤めて6年目になる。

好きな仕事に就いて学びたいことを学べた6年間だったようには思う。
ただ、今後の働き方を考えるようになってきた。

最近は続けていた日記を書く時間もなく、自分の気持ちをアウトプットする暇がなかった。
毎日に仕事に追われ、帰れば家事をして寝て起きたら同じような日々。
そんな日々にも不満はなかったけど、先週仕事に躓いて心が折れた瞬間があった。

ぶわっと溢れる感情に心は追い付かず、久しぶりに涙が止まらない日だった。
泣きながら不満に思う気持ちを紐解こうとする自分がいたけど、負の感情に巻き込めれて冷静な判断はできていない気がした。

思えば昔からそうだった。
心配してほしい気持ちはあったけど、心配されても「自分がなぜ泣いてるのか」は説明できなかった。

説明はできたかもしれない。
まず泣いてたのはお客様に「怒られたから」
久しぶりに怒られて「自分のプライドが傷ついたから」
率直に言ってしまえばそんな理由なんだと思う。

でも人にそんなことは言えないから、と最もな理由を探す性格で、
でも一般的な感情がわからないから最もな理由の結論がつけられなかった。
結論がつけられず、自分の感情が言語化できなから人には話さない。

ただ自分の中で感情は爆発してるので、紙に書いてリセットさせるのが自分にとってのリフレッシュ方法。
だということを泣きながら久しぶりに思い出した。


大抵は嫌なことがあっても寝たら忘れてしまうタイプなんだけど、今回はちょっと難しかった。
金曜の業務最後に起こった出来事だったので土日休みで消化できると思ってたのに、月曜に切り替えることはできなかった。

仕事に対しての不満、サポートしてくれなかった周りへの不満、上司への不満…
全部が重なり合ってしまって、自分の中でどれが一番重要な問題なのかがわからなくなっているんだと思う。

なのでアウトプットをしながら自分の気持ちを整理してみる。


1.業務への不満

金融関係でコンサルティング営業をしている。
「営業」というだけあって、正直目標は結構キツイ。
年々目標の水準も上がっているし、年次を重ねるごとに期待値も上がっている。

ただ幸いなことに、業務環境はそれほど劣悪な環境ではないと思っている。
数字はあくまで「目標」であって、「ノルマ」ではない。
そりゃあ上司からの圧力はゼロではないけど、理解のある上司でもある。
給料も出来合い制ではないので、全く稼げなかったとしても給料が減ることもない。
(どんなに稼いでもプラスがないということでもあるのだけど。
これでも頑張って全職員の上位3割に入る販売をし、会社で表彰されたこともある。少しだけボーナスを楽しみにしてたけど、大きな違いはなかった。頑張るモチベーションは正直ない。)

新卒での就職活動では、事務職よりも営業職に魅力を感じていたので楽しく勉強をさせてもらったとも思っている。
ただ、単純にモノを販売するのではなくコンサルティングはしたいと思っていた。
お客様にとって必要としているものは違うし、合うものも違うと思う。
全ての人に必要なものはないんだったら、様々な商品を取り扱ってる会社で会うものをコンサルティングしていける営業になりたいと思った。

そして、人が大切にしていることに携わりたいと思った。自分にとってかかせないものはお金だったし、働きながら自分の知識にもできることは最大の魅力だった。

入社して、期待通りの仕事はさせてもらうことができた。
半年間の研修期間で事務職の勉強をさせてもらい、思っていた通りそれよりも刺激のある仕事が望ましかった。

お金の心配をする人の助けができ、知らない人も多いお得な控除を教えて喜んでもらえた。なおかつ自分の資産運用にも役立った。
取り扱う商品数も多く、人に合わせて提案できるコンサルティングも面白かった。

しかし、勤め先はあくまで株式会社。
そしてマイナス金利下で業界の収益はかなり厳しい。

年々上がる目標に、コンサルティングの余裕はなくなった。
会う人全員に全ての商品をやってもらうくらいじゃないと達成できない。
頑張って達成できたかと思えば、「達成できるんじゃん!」と言わんばかりに目標は上がる。
ちなみに達成できなかったとしても目標は上がる。笑

給料の上がらない、むしろ下がっている日本、超少子高齢化社会に向かっている日本でどこにそんな客がいると思ってるんだろうか?

人員削減で稼げる担当者は富裕層担当に、事務職も営業をする時代に変わってきた。
そうすると私は富裕層担当として「お金を持っている高齢者」「使えず貯まる一方の独身」を相手にすることが多くなった。

富裕層は「お金を殖やしたい」と思わない。
使わないから貯まっているのであって、何より稼げる力の方が大きい。
考えるべきは税金対策だが、最大の対策は「自分で使ってしまうこと」
備えることも大事だが、かといって預金が不便であることはない。

今、私が一番業務に不満を持っているのは
「コンサルティングを必要としていない人にコンサルティングをしなければいけないこと」なんだと思う。

もちろん本人が自覚していない潜在ニーズがある可能性はある。
ただ、それにゆっくり寄り添えるほどの「目標」でもないのだ。


サポートへの不満

今まではお客様に対して担当者が2人付くことが多かった。
担当者2人がペアとなり、お客様のフォローをしていく。

それが人員削減で変わってきた。

今までも取引をしてくださっている方には私たちが1人で担当し、もう1人は新たな顧客開拓に力を入れることになったのだ。

とはいえペアであることには変わりない。
忙しい時にはサポートが必要だし、予約をせずに突然来店・連絡をくださる方もいる。
臨機応変な対応が必要だと思うし、正直期待をしていた。
のが、裏切られた。

フォローを一緒にしてくれないかと思えば、新規開拓でお客さまのニーズを引き出してくれることもない。
2人で協力しながら稼ぎ出してた数字は、1人で稼ぎ出すものへと変わってしまった。

お願いしても期待した行動が得られないのであれば、お願いをしなくなる。期待をしなくなる。
辛いことの共有もない。喜びの共有もない。乗り越えた達成感の共有もない。

目標は毎日付きまとう。
達成できた翌日からは、新たな目標で0からのスタートとなる。
喜びに浸っている時間はない。

そんな馬車馬のように働く仕事を、これからも続けていくんだろうか?


上司への不満

辛い目標でも頑張れるかどうかには、上司の声掛けが重要だと思っている。

今の上司は目標が達成できなかったからといって詰めることはない。

ただ、上司としての仕事としての目標・現在の立ち位置の話はある。
目標が高くなる中で結果的に「全項目」を頑張ろうという。
そして、全項目が達成できない。

それに対して個別に指導が入ることはない。
目標達成が難しい人に対し、どうすれば達成できるかの支持もサポートもない。
ただ毎日、「これじゃあ目標は達成できないから頑張ろう」という。

それじゃあ達成できないだろ。と思う。

チームで目標に向かう中、進捗が芳しくなくても詰められない代わりに、どんなに良くても褒められることもない。
名著「人を動かす」でも、とにかく褒めろと言われているのに。

支店によってお客様の属性も違うし金融資産も違う。もちろん目標も違う。
それでも「獲得金額」「獲得件数」でランキングは貼りだされる。
目標に対しての達成率ではなく。

自分の頑張りは正当に評価されているんだろうか?
そんな疑問を抱かせる職場で良いパフォーマンスをだそうとは思えない。


さっきのサポートの不満に対してもそう。
個人でお願いするのではなく、上司が方向性を決めて指導していくものじゃないんだろうか。

「みんなしっかりしているから」と認めているような言葉で結局サポートを投げ出している。


評価が「活動量」にもよることに対しても不満を覚える。

このご時世、電話営業なんて本当に有効だと思ってるんだろうか。
私は基本的に知り合い以外からの電話には出ない。
ネットの時代だけど電話の世代の高齢者だって詐欺を警戒して固定電話には出なかったりする。

そして自分が求めているタイミングでない時の案内ほどセールス感を感じることはない。

それなのに電話の件数、面談の件数を重視。
会わないと始まらないからと予約件数をうるさく言われ、見栄え良く予約件数を入れるために話をするだけの高齢者を呼ぶ。

それが本当に効率的な営業の仕方なんだろうか。



不満に対しての対処法

業界が厳しいことは変わらないし、この場で頑張ってステップアップした先はもっと大きな富裕層を相手にしていくことで大きくコンサルティングは変わらない。

考えていくべきは部署の異動・転職なのだろう。

業界の厳しさを感じているので、今の会社に対しての拘りはない。
仕事内容を重視せず、福利厚生や給与水準を重視した時には捨てがたいのだが。

不満を元に、新たな自分の働きどころを見つけにいく必要がある。


あとは自分のモチベーションが保てるかは不明だが、活動に対しての効率性に疑問を抱くのであれば改善方法・最善策を自分の中で決めて実行していく必要は感じる。
不満だけ言っても仕方ないので。ないとは思うが、結局電話営業が一番効率的との企業判断なのかもしれないし。

ただ効率的な営業は個人でできるものでもないように感じる。
それこそ残高の確認でネットを開いた際、最適な情報提供がされることだったり。そこから自然に来店予約を誘導できるようなサイトだったり。

そもそもが魅力的な商品づくりが必須であったり。
そう考えると企業規模から大きなサービスの提供を目指して達成感を得ることはできるかもしれないが、自分が求める達成感ではないように思う。

もっと個人の役に立って個人の声をもらえるような小さい喜びでいい。
小さい積み重ねでいい。

理想を抱きすぎてデメリットの想定を忘れないようにはしたいが、自分の働き方を今一度考えていくべき整理としていきたい。

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