察しのいい人悪い人

考えすぎるとバカを見る

人の感覚は人それぞれであるが、何か刺激に対して鈍い人と鋭い人がいる。

世の中として感じ取る力が無ければ即命の危険に繋がるような状況であるならいざ知らず、少なくとも日本は鈍感であっても死ぬことは少ない。
いや、寧ろ敏感であるほうが自分に対してではない悪意や感情を受け止めて苦しくなることがある。

このことはイヤミでもなく実際に気にしすぎて病んでしまっている人を見ているからこその話である。

人間は言葉というものを使ってコミュニケーションを取るが、その言葉の外にあることに気付いてしまう人ほどコミュニケーションが難しくなっているようである。

知能による察し方の差

今回の記事では知能というものを数字で表すときにIQを基準にする。
日本人の平均IQは100と言われている。
しかし平均ということは中央値から大きく外れていることを意味する。

昨年ビルゲイツが離婚をしたことでアメリカ独身男性の平均年収が著しく上がったという笑い話を知っている人も多いだろう。

つまり日本におけるIQの一番人数の多い場所は100よりももっと下であると推測される。
だが残念なことに「自分は平均以上の知恵を持っているか」とアンケートを取ると過半数を超える人間が平均以上と回答する。
当然ながら平均を越えている人数が過半数を超えるわけがない。

鈍感敏感の話で何故知能の話を持ち出したのかというと、鈍感さ、敏感さはおおむね知能に比例するからである。
それは「察しの良さ」という言葉に言い換えられることができる。

ここから先は

845字

長峰永地の哲学note

¥1,280 / 月 初月無料

毎日更新しているnote 人とはどのように生きるのかを一緒に考えて参りましょう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?