兵隊の行動、指揮官の思考

占い師よ、指揮官であれ

多くの占い師のスタートは兼業だと思っている。

それは、悪いことではなく、皆が通る道と思っている。

その上で言いたいのは、いつまでも兵隊思考では1人の占い師として不十分ということだ。

それはどういうことか。

もし死んでも、損失1で数えられる存在でいてはいけないということだ。

これは、今勤めているであろう会社組織でも同様のことが言える。

悲しいかな、肉体労働の兵隊がいなくなっても損失1だが、指揮官がいなくなるとその指揮下にいた人間が全て使えなくなる。

無論、理想の話をすれば、指揮官がいなくても鋼鉄の意思を持つ兵隊が望ましいのだが、そんなものがいないから理想なのだ。

そして、指揮官にあって、兵隊にない、1番のものは何か。

それは失敗のできない覚悟ではないだろうか。

先にも言った通り、兵隊には代わりがいる。

仮に失敗しても、代わりの兵隊が補充されるだけだが、指揮官は違う。

失敗した時点でその戦い自体が終わるのだ。

その覚悟を以って戦っている人と、自分の代わりはいくらでもいると思っている人では、行動、思考の重みがまるで違う。

誰かに守られているうちは、交換対象なのだ。

占い師という、重荷を背負って生きていくと決めたのだ。

どうせなら、指揮官として生きてみないか?

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