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Fate:Lost Einherjar 極光のアスラウグ1巻「亜種二連聖杯戦争」感想

『Fate』シリーズに円卓の騎士は多く登場するが、実は円卓の騎士が(回想除いて)複数登場するのは数少ない。だいたいは一作品に1人だ。みんな強いのでパワーバランスの問題だろう。

一応円卓の騎士が出ている作品はなるべく読むようにしているので、簡単に感想を述べていきたい。
と言っても、もっとうまく感想を書ける人なんていくらでもいるだろう。そもそも読書は好きだが読書感想文はど下手くそだった。
というわけで作品のここスキポイントや、新出設定などについてまとめていきたいと思う。

とりあえず初手は最新作の『Fate:Lost Einherjar 極光のアスラウグ1巻「亜種二連聖杯戦争」』からだ。
他にも読んでいるものはやまほどあるが、そちらはオイオイネーということで。

・全体の感想
めっちゃ面白かった。やっぱ桜井先生は地の文あった方が輝く。
クール腹ペコ女子アスラウグがベリーベリープリティーだし、ラグナルとの関係も気になるところ。
あとマスターのレミナちゃんも可愛い。続き気になる。めっちゃ読みたい。

・登場した円卓の騎士について
このシリーズには円卓第二席パーシヴァルが登場する。
パーキャスキャスで死ぬほどお世話になっているパーシヴァル。ガレス以来久しぶりに来たあらゆる意味で盛り盛りの円卓の騎士。イラストレーターが白峰さん、CVが松風雅也さんとかいう私特攻。LB6の「さらば我が愛」が死ぬほどかっこよくてエモかったが冷静に考えたら汎人類史のパーシヴァル一ミリも出てきてねえ!というちょっとしたガッカリ感を払拭すべく、ついにこの小説で聖杯戦争参戦である。
とりあえず小説を読んでわかった部分はこちら。

・髪は銀ではなく灰色
これはイラストだけではちょっとわかりにくかった。OK、把握した。

・初めて来た街では必ず美術鑑賞する
何それ……超かっこいい……無限に好きになるわ……。

・スリーピーススーツを着ている
絶対にアニメ化してください。そのためにこれからもアスラウグシリーズは発売日に買います。

・亜種聖杯戦争で4回優勝
は? 強すぎ……以前ランサーだからオススメできないとかナマ言ってすみませんでした……。
でもあれはあくまで通常聖杯戦争で考えた場合だから許して……。
(亜種聖杯戦争はそもそも大規模のものでもサーヴァントは5騎程度。この状態ならば敵がセイバーを召喚する可能性をそこまで危険視する必要はない)

・ライダーと良いコンビ
めっちゃ最高だった……ライダー退場しちゃったけど……。
ライダーとお酒飲むシーン好き。

感想は以上……と言いたいところだが、一点だけ気になる部分がある。
それはレミナがモードレッドについて言及するシーンだ。
レミナいわく、モードレッドは円卓十三席だという。モードレッドの席次は分かっていなかったのでこれはありがたいが、十三席ってギャラハッドの席じゃなかったっけ……。
『Fate』シリーズにおいて円卓の騎士は13+2となっている(こちらはLB6で語られている)。
ギャラハッドは原典において、呪われた席に座る事を許された唯一の騎士という逸話がある。マシュの宝具台詞にも「真名、開帳──私は、災厄の席に立つ」とあるので、この逸話は『Fate』シリーズにおいても採用されているのだろう。
西洋(正確にはキリスト教圏)では13という数は忌み数である。その由来として有名な説が、イエスを裏切った弟子ユダが13番目の席に座っていたから、というものだ。「アーサー王伝説」はキリスト教の物語である。となると呪われた席、マシュの言うところの「災厄の席」は十三席である可能性が高い……と思うのだが……。なんで?
いや、後の叛逆の騎士たるモードレッドが十三席ってのもいかにもそれっぽい感じでかっこいいけど。でもなんで?
円卓の席次は入れ替わり制なので、ギャラハッドとモードレッド両方とも十三席という可能性もなくはない。だがモードレッドはFGO4章でもわかる通り、ギャラハッドと面識があるのだ。そうなると、うーん……。
円卓の席次はまだまだ謎が多いので気になるところである。

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