成人男性も起立性調整障害(OD)になるの?

最近よく聞く起立性調整障害ですが、若い女性に多いようです。男性でも発症することがあり、私も起立性調整障害を持った成人男性です。

これまでに自覚している症状をいくつか紹介します。

①お風呂でのぼせやすい
日常生活の中で圧倒的に感じるのはコレです。
起立性調整障害の症状が出ているので、本当にのぼせているわけではないのですが、湯船に浸かってから立ち上がった瞬間に、めまい・吐き気・顔面蒼白になります。
もちろん、のぼせるほどの長風呂をしているわけではありません。
湯船から立ち上がった時に下半身にかかる水圧が一気になくなると同時に、血液が下半身に落ちていくため血圧が急降下し、症状が出ます。

対策としては、なるべく短く入浴したり、浅く湯を張ったお風呂に浸かるようにしたり、そもそも湯船に浸からないようにするなどします。
また、湯船から上がる際に一気に立ち上がろうとせず、湯船のフチに腰掛けて一息ついてから立ち上がるようにするとずいぶん楽になります。

また、あまりお行儀は良く無いですが、お風呂で飲み物が飲めると調子が良い気がします。
私は長風呂したい気分の時には炭酸飲料を持ってお風呂に入ります。

②立ち上がる時にほぼ確実に立ちくらみがする
毎回立ち上がった時にフラつくほどでなくても、ほとんどの場合で数秒間視界が白んでしまいます。
それだけであればさほど生活に支障はきたさないのですが、立ったままの状態をキープすると気分が悪くなってしまうことがおおいです。
また、ただ立っているよりも、歩ってしまった方が楽な場合が多く、立っていないといけない場面では足をクロスしたり、姿勢を変えるような素振りでうろついたりするのが有効です。

ショッピングモールなど、歩いたり止まったりを繰り返すのも苦手なので、ベンチを見つけたらすこし休憩するなどしています。

社会人になってからは全くないですが、学生時代に体育座りから「起立!」と言われて立ち上がった時にそのまま失神したことがありました。
失神自体は問題ないようなのですが、倒れてケガをしてしまうリスクがあります。
私も当時、意識を失って倒れたしまったたま、受け身も取れずアゴを地面に打ち付けてしまいました。
まだ理解の浅い頃だったので、周りは配慮してくれませんでした。

③朝に弱い
起立性調整障害で一番多いと言われる症状がコレです。
私の場合は生活に支障をきたすほどではありませんが、やはり寝起きが非常に辛いです。
具体的には、十分な睡眠時間をとっても朝起きた際に意識が朦朧としていて、すぐには起きられない感じです。
それでも、これが原因で約束の時間に遅刻したりするようなことは全くありませんでした。
ただし、起き上がれても非常に調子が悪いので朝食は全く食べられませんでした。

これは男性特有と思いますが、特に寝起きに調子が悪いため、朝にトイレで立って用を足しているとき、血の気が引いてきて、めまい・吐き気・顔面蒼白になってしまい、しばらく動けなくなってしまうことがありました。
多少の尿意は我慢して、起床後しばらくしてからトイレに行くことで対策できます。

最後に
最近では薬物投与で血圧を上げたり、末梢血管を収縮させて少ない血液を有効活用できるようになっているようです。
また、足を締め付ける着圧ストッキングや、コンプレッションウェアで下半身の血液を上半身に回せるようにして、症状が改善することもあるようです。
私はこれまで特に治療を受けたことはありませんが、機会があれば着圧ストッキングくらいであれば試してみたいと思います。

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