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【アジアンタイヤ】Hankook Ventus R-S4 レビュー

ナンカンNS2Rを使い切ったので、ハンコックのヴェンタスRS4に交換しました。
十分な一般走行と、サーキット走行を2回したので、レビューします。

トレッドパターンは、NS2Rに比べると全体に直線的です。中央にある2本の太い縦溝のお陰かハイドロプレーニングは起こりづらく、一般道や高速道路での雨は車両の浮きを感じないため怖くありません。
ロードノイズも静かなタイヤではありませんが、いわゆるスポーツタイヤ程度で、周期ノイズなども無く十分許容範囲内です。

スポーツ走行を始めると、このタイヤの特性がすぐにわかりますが熱が入りづらく、なおかつ冷間時は全くグリップせず、走りはじめは非常にスリッピーです。
熱が入ったかどうか分かりづらいタイヤですが、熱が入ってグリップし始めると、車両がスライドし始める感覚が伝わってきてコントロールしやすくなります。
NS2Rや、ただトレッドウェアの低いタイヤのように表面がドロドロに溶けてねっちりグリップするタイヤではないので、サーキットで周回を重ねても熱ダレするようなことはなく、良いグリップが続きます。
そのおかげでスポーツ走行を終えてもブリスターが大量に発生してロードノイズが増加したり、帰り道にタイヤカスがどんどん剥がれてくるということもありません。
↓走行後のフロントタイヤ

↓走行後のリアタイヤ

総評すると、タイムも出せて減りづらい非常に良いタイヤです。
ただし、ハイドロプレーニングは起こりづらいですがウェット時や、路面温度が低い場合は本当に熱が入りづらいためスリッピーで十分注意して走行する必要があります。

熱の入りづらさゆえに、多少キャンバーのついた車両でも一般走行で内減りしづらいというメリットもあり、本当にスポーツ走行が好きな方には非常にオススメできるタイヤです。
RS4を履いた車で、たまたま良いワインディングを見つけたからといって攻めてみようと思わないことです。熱が入っていないと本当にグリップしません。

テスト車両:レガシィB4(BE5)
タイヤ:Hankook Ventus R-S4 225/40R18 トレッドウェア200
価格:一本約16000円

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