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次女っ子とリコーダーと母のアハ体験。

今日は、午前中のお仕事をお休みにして次女っ子の学習発表会へ行ってきた。
次女っ子の小学校は、私と夫の母校でもあるので、ついついあの頃の自分がちらほら出てくる。

慣れ親しんだ学校なので、クラスまでの道のりも懐かしさに浸る。

ただ、長女っ子の時と違うのは、次女っ子は発達障害もあり、かなり個性的ということ。
長女っ子も個性的な子として認知されていたけど、バリバリ与えられた事をこなし、縁の下の力持ちで運営委員の委員長(生徒会会長みたいなやつ)をしていた。次女っ子は、長女っ子とは全く逆の個性。
安心感より、無事に終わってねというハラハラ感がある。

今日の学習発表会は、
①仕事調べの発表。
②リコーダー演奏。
の構成だ。

まず冬休みに調べた仕事についての発表をグループに分かれて簡単なプレゼン方式で発表していく。
次女っ子は、長年将来なりたいと言い続けている「ケーキ屋さん」を調べた。
それを発表したのだが、練習では早口で言っていたのが、
「私が 調べたのは ケーキ屋さん です。」という風に聞こえない「うん」を入れていた。
こっちまで、空白のうんで首を縦に振りそうになる。
そして、聞きにくい。「空白のうん」が気になって内容が入って来ない(笑)
この方法を思いついたのが次女っ子なのか?は分からないが自宅で練習している時にはこの方法ではなかったので、私に聞いてくれたらもう少し別の言い方を提案出来たのに…と思ってしまった。

「空白のうん」が勝ってしまった発表。
聞いてくださった方々がどう思ったは分からないが、少なからず頑張ったねと
いう感じだった。

他のグループも発表を終え、クラスのみんなでリコーダー演奏を披露する。
指定の場所に並んでみんなリコーダーを構える。
冬休みの宿題でクロムブックを使ってリコーダーの練習風景を撮影して提出していたので、次女っ子の腕前は知っている。
息を吹き出す行為と指使いが重要なリコーダー演奏だが、次女っ子は曖昧な表現を嫌う。
弱く吹くよ〜といえば音がウィスパーボイス並みの音になる。
逆に強く吹くよ〜といえば、耳がキーンとしてしまうような音を出す。
その状況になって「あっ次女っ子は曖昧さが苦手だった」とそのことを忘れていた事を後悔する。

なんて言えば伝わるのか??私の持っている全ての言葉を総動員して考える。
適切な言葉を探しながら、あの手この手で教えてみる。
一緒に吹いたらわかるかも?と思って長女っ子にリコーダーを貸してと頼んでみたのだけど、長女っ子の6畳ほどの部屋は迷路のような荷物ラビリンス。
はなから探すことを断られた。

こうなったら次女っ子に借りて約30数年ぶりに吹いてみる。
あれ???私の音色も思っているほどではない。
「え〜こんなにリコーダーって難しかった???」
どう教えたらいいの〜私までが、迷ってしまった。

そんなこんなでお正月早々次女っ子の「頑張れ〜」とエールを送りたくなりそうな音色がご近所に披露された。

そして、今日本番だったのだけど、普通にみんなと演奏している。
比べるのは良くないのはわかったいるが、とってもおおらかな演奏だった。
時々、私が今の時代子供だったらと想像してしまうことがある。
どんだけ生きやすい子供時代を送れただろうか?
そう、私も個性的な子だったのだ。
このことについては、まだ別の機会に綴ろう。
次女っ子ほど振り切ってはないが凸凹がある。
そんなことを考えながらスマホでビデオを撮っていたら、なんだか違和感がある。
この違和感は、なんなんだろう???
スマホの画面を見ながらこの違和感をウォーリーを探せなみに探す。

その時、「あっと!!!!」と頭の中に電球がピカンとついて気がついた瞬間、私は思わず仰け反りそうになったが、正気を取り戻し演奏が終わるのを待った。

その違和感の正体は…

「次女っ子のリコーダーを持つ手が左右逆だったのだ」

普通リコーダーは、左手が上。 右手が下。

右利き、左利きなどリコーダーでは聞いたことがない。

次女っ子だけ、右手が上。左手が下。
あちゃぁ〜心の中で私が頭を抱えた。
これがもし納得していたら、治すのに苦労する…。

次女っ子は、いいのか?悪いのか?パズルのピースがパチンとはまるように納得してしまうと正しい場合は、今までの苦労はなんだったの?という程スムーズにできるようになる。
その代わり、間違って納得してしまうと修正するのに一苦労以上に数十倍の苦労をする。

ハァ〜と深いため息が出た。

演奏も終わり次女っ子のところに駆け寄りリコーダーの話を伝えるも
「えっ?なんの事」って顔。
その話を聞いていた仲良しのお友達も気がついてないらしく、
「次女っ子ちゃんいつもリコーダーも下ろす時違う方に下ろすんよ。だから別の子のリコーダーと当たるの」
ってこれまた、別の問題を教えてくれた。

ここで次女っ子に「あーだの。こーだの」言っても伝わらないのは知っている。
次女っ子なりに頑張ったのは良くわかるので、それを伝えてクラスを後にした。

帰り道、また一つ問題をもらってしまったと頭を抱える。

今もこうして綴りながら、次女っ子について考える。
さーて的確に教えれるなんて考える方が無理なのかも知れない…。

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