見出し画像

品数が多いと選びきれない?

standfm(スタエフ)でこちらの内容を話してます

品数多いと選べないを体験した


明日の営業再開の準備を淡々と進めているところです。新しいメニューの目処も少しずつ立ってきました。あとはお酒のラインナップを決定しなければというところに来ています。

すんなり決められるかなと思ったんですが、なかなか難しい。全て出そうとすると50種類を越えてくる銘柄数でした。


なかなかの数です。


東京ガーデンテラス紀尾井町で出店させていただいていた時、約30種のお酒を用意して、メニュー表に落とし込んで、やっていました。


日本酒の品揃えが多いのは一つの特徴になるし、日本酒専門バーと言っている以上、その程度の種類の品揃えがないとならないと勝手に決めつけて、そのような上体になっていました。


実際に営業をして、お客さんの反応はどうであったか?


「こんな種類があっていいですね」

と言っていただける方ももちろんいたんですが、大抵の方は


「知らないのばっかり」

「多すぎて選べない」

という方ばかりでした。


それで

「おすすめをください」と言っていただき、


「香りが良いのが好きですか?甘いのが好きですか?」

などの会話をして、おすすめして飲んでいただく機会が圧倒的に多かったことを思い出します。

ジャムの法則に当てはまるのか?



今回のことがジャムの法則に合致するかは置いておいて、選びきれないという点に関しては、この法則に当てはまるのかなと思いました。


ジャムの法則とはようは多すぎると選べきれないということです。


実験をしたそうで、6種類のジャムを用意した場合と、24種類用意した場合、購入に至るまでの結果はどうだったのか?

【6種類の時】

・試食した人の割合:40%
・試食後に購入した割合:30%
・全体の購買率:12%

【24種類の時】

・試食した人の割合:60%
・試食後に購入した割合:3%
・全体の購買率:1.8%


ここから読み取れることは

・選ぶ種類が多いと選びきれない
・種類が多いと試食する割合は高い



カンパイSAKELOVERSでどう捉えるか?



お客さんが選びやすい環境を作るには、リピートオーダーを増やすには選択肢をスッキリさせて、選びやすい環境を作ることは意味がありそう。


一方、どんなお店なんだろうと思うきっかけに関しては、品揃えが多いことによって、ちょっと入ってみようかなと考える人につながると言えます。


あとは運営側の効率性を加味しないといけない。どんどん種類を増やすことで、開栓した日本酒も増えていきます。

力強いお酒は問題ないのですが、冷酒でスッキリ爽やかに飲むようなお酒は管理がなかなか大変になります。

開けたてが美味しいとこだわっている酒蔵さんのお酒だったりすると、何週間も開栓してから出すとなると味わいが変化してしまっていく可能性があります。


これらの要素からそれぞれ実験的にトライをしてみようと思います。


・メニューを極端に絞った形でメニュー表に載せる(10種類以内)

・お出し出来る品を全て載せる(40種類近く)

・定番を10種以内に決め、+5種類位を週替り、日替わりなどでメニュー化する


これらを実験的にやっていこうと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?