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ZAIM 2022年02月号
社外CFO業務 (PL分析表)1
多くの経営者にとって、PL(損益計算書)はBS(貸借対照表)よりもなじみが深いのではないでしょうか。
それは、PLには会社の成績(いくら売上があがり、いくら儲かった(あるいは損をした)か)が、表されているからです。
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PL分析では 「見てわかりやすい」 ポイントとなる指標をあげています。月次は突発的な要因や季節変動などで上下することがありますので、累計を併せて見ることが必要です。
売上高:本業の売上高をあらわします。これが最大の 「収入源」 であるとの感覚も、資金繰りの上で重要です。
売上総利益:売上から、それに要した原価(仕入や直接経費)を引いたものです。 「粗利益」 と表現されることもあります。
営業利益:売上総利益から売上原価以外の経費を引いたものです。本業でどれぐらい儲かっているかを示しています。営業利益がマイナスだと、本業では儲かっていないと言えます。
経常利益:本業以外にも、経常的な事業活動での収入や費用が発生します。営業利益にその収入と費用を加除したものです。会社の経常的(通常の定期的な)活動での儲けを示します。金融機関などが会社全体の事業状況を判断する場合、経常利益は重要なポイントです。
売上総利益率:売上に対して売上総利益(粗利益)の割合を示します。100 - 原価率(%)で表すことも出来ます。
営業利益率:売上に対して本業の儲けの割合を示します。これが上がると、効率的な事業形態になっていると言えます。
経常利益率:売上に対して、本業以外を含む会社の経常的な事業活動の割合を示します。
<POINT>
・ PLは単月だけでなく、推移・累計も見ておくこと。
・ 営業利益は本業の儲け、経常利益は通常活動の儲け。
・ 売上高は最重要な 「収入源」 。