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キャッシュフロー(CF)計算書の作成 その2

11月号ではキャッシュの残高がマイナスになってはいけないことを知りました。
実は合計だけでなく、各勘定(現金、A銀行、B信金)もマイナスになってはいけないことはおわかりだと思います。11月号の表に各勘定の残高を表示すると、下表のようになります。すると、A銀行・B信金がマイナス残高になってしまっています。

11月号の表には記載しませんでしたが、各勘定間でもキャッシュのやりとり(資金移動)を行っています。
各勘定の資金移動を書き込みました。実際にはこういうふうにキャッシュが動いています。
その結果、10日の残高122万5千円の内訳が、現金1万円、A銀行121万円、B信金5千円となりました。

けっこう煩雑だと感じられるかもしれませんが、資金繰りの実務としては日々行わなければならない作業です。
月次、年次のCF計算も考え方は同じです。次号では11日から20日までの予測CF計算書を作成します。

<POINT>
・各勘定ごとに残高はマイナスになってはいけない。
・そのためにはキャッシュのやりとり(資金移動)をする。
・月次、年次予測CF計算書も考え方は同じ。