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ギャンブル依存症?FXトレードの高揚感リスク

みなさん、こんにちは!今日は、FXトレードで味わう「高揚感とそのリスク」についてお伝えしたいと思います。
とても大切な内容ですので、ぜひ最後までお読みいただければと思います。


偶然の勝利による高揚感リスク

トレードで、エントリー後に相場が思惑通りの方向に動き、含み益が増えていく瞬間は、何とも言えない高揚感をもたらしてくれます。

FXは上か下かのどちらか動く方向にエントリーすればいいので、直感に頼ったトレードでも偶然に勝つことがあります。

しかし、偶然の勝ちトレードで、高揚感を味わってしまうところにFXの恐ろしさがあります。

私もそうでしたが、FX初心者の頃に味わってしまうと、後々大変なことになりますので注意が必要です。


高揚感の正体とリスクについて

FXトレードを最初に行う場合、どなたもデモトレードから始めると思いますが、私も”とにかくやってみよう!”という軽いノリで、デモトレードからスタートしました。

下記の記事でもお伝えしたように、当時の国内証券会社のレバレッジの最大倍率は400倍でしたから、証拠金1,000万円スタートで試しに挑んだデモトレードで、いきなり50万円を超える利益を獲得します。

エントリー後にPC画面に映し出された含み益が急増する状況は、私に大きな興奮と高揚感を植え付けました。例えるなら、麻薬の危険性を知らずに手を出してしまったようなものでしょうか。

高揚感の原因は、脳内の神経伝達物質である「ドーパミン」の過剰分泌が影響しているそうです。

ドーパミンは快感、達成感、興奮など「脳が楽しいと感じた時に出る快楽物質」で、「パチンコ」「カジノ」「マージャン」などのギャンブルにハマったり、対戦型ゲームも然り、甘いものや脂っこい食べ物が止められないといったケースもドーパミンが原因とされています。

FXで退場するトレーダーもドーバミンの影響を受けているケースが多いと思いますが、私も最初のトレードでその影響を受けてしまいました。

その後、高揚感が刻まれた脳は、更なる高揚感を味わいたい欲求から、『もっと!もっと!』と刺激を求め、時間があればチャートを眺め、チャンスが無い相場でも無理にトレードを行ってしまうというギャンブルトレードにハマっていきました。

この状態に陥ってしまうと、負けると冷静さを欠き、トレードも雑になって、『これでもか!これでもか!』と無謀なトレードで損失を取り戻そうとします。

『損失管理を徹底しなければ』『連敗したらその日はトレードを休む』と自分に言い聞かせても、まったく効果がなく、ルール破りも常習化します。

最悪の場合、大きな損失を一気に取り戻そうとして、高ロットのトレードで資金を失うという結末を迎えるわけです。

これがFXトレードが危険であるという所以です。

宝くじに当選した後に転落する人が多いという話に一定の真実があるように、人は自分の器以上の利益を偶然得てしまうと、その後、制御が困難になるということを認識しておいてください。


まとめ:FXの高揚感リスクの回避

ギャンブル依存症の危険性を避けるためにはどうすればいいのでしょうか?

それは、直感に頼らず、健全なトレードスキルを身につけることです。そして、今の自分の実力以上のレバレッジでトレードをしないことです。

FXでは一足飛びに大きな利益を得ることも可能ですが、それは努力と経験に裏付けられたトレードスキルがあってこそです。

まずは、自分の実力に見合った金額を着実に積み上げていくことが大切です。着実なステップアップを続けることで実力が向上し、器も成長します。

そうすれば、高レバレッジの取引でも高揚感やスリルを感じない健全なメンタルを築くことができるでしょう。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。この記事が少しでもお役に立てたなら、嬉しく思います。次回もお楽しみに!

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