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過信は禁物!テクニカルインジケーターの落とし穴

みなさん、こんにちは!

今日は「テクニカルインジケーターの落とし穴」についてお伝えしたいと思います。インジケーターはトレーダーにとって頼りになるツールですが、使い方を間違えると逆効果になることがあります。

今回は、特に初心者トレーダーの方に知っておいてほしい内容ですので、最後までお読みいただければと嬉しいです。


テクニカルインジケーターの種類と特徴

テクニカルインジケーターは、大きく分けて「トレンドフォロー系」と「オシレーター系」に分類されます。

トレンドフォロー系
トレンドフォロー系には、移動平均線やボリンジャーバンド、MACDなどがあります。これらは通常、相場が上昇している時に「買いサイン」、下落している時に「売りサイン」を出します。しかし、上昇が終わりそうな高いところでも「買いサイン」を示したり、下落が終わりそうな安いところでも「売りサイン」を示したりする場合があるため注意が必要です。

オシレーター系
オシレーター系には、RCI、RSI、ストキャスティクスなどがあります。これらは相場の上昇時に「売りサイン」、下落時に「買いサイン」を示します。ただし、こちらもサイン通り反発せずに損失を被ることがあるので、過信は禁物です。


インジケーター過信によるリスク

ネット上で見かけるトレーダーの中には、モニターに多種多様なインジケーターを表示している方がいます。

これを見て、初心者の方は「勝つためにはインジケーターを使いこなさなければ」と思ってしまうかもしれません。

私もFXを始めたばかりの頃や、なかなか勝てない時期には、勝ちトレードには欠かせないと信じ、色々なインジケーターを試していました。

しかし、インジケーターを信頼しすぎると、かえって混乱を招くことがあります。特に、フィルター機能を高めようと複数のインジケーターを同時に使うと、Aというインジケーターが「買いサイン」、Bが「売りサイン」を示すといった矛盾が生じることがあります。

これが混乱を招くだけでなく、本来選ぶべきでないサインを正当化してしまい、損失を被るリスクもあるため注意が必要です。

学んだ知識を活かすことは重要ですが、過度な使用は混乱を招き、「躊躇」や「誤った判断」を生む可能性があります。

その典型例が、テクニカルインジケーターの使い過ぎと過信によるものです。


チャートは出来る限りシンプルがベター

私の経験から言うと、インジケーターに過度に頼らない方が良いと感じています。その理由は、ほとんどのインジケーターが過去のデータを基にした後追いのものであり、未来を予測するものではないからです。

確かに、インジケーターを重視するトレーダーもいますが、完全に信頼できるものではありません。

また、インジケーターを多用すると、チャートが見づらくなるというデメリットもあります。

例えば、以下のチャートは、ローソク足に、移動平均線、ボリンジャーバンド、一目均衡表の雲の部分、RSIを表示させたものです。

次のチャートは、上のチャートから移動平均線以外のインジケーターを外したものです。

現在、私が活用しているチャートも、移動平均線以外のインジケーターをすべて外したシンプルなものです。たまに、エントリータイミングを捉えるときに、一時的にストキャスティクスを表示させるくらいです。

以前は、ネット上で見かけるトレーダーのように、インジケーターを3種類以上表示していましたが、余計な判断を生んで混乱した経験から、今ではローソク足の動きとチャートパターンを重視するように変えました。

この結果、チャートがスッキリし、相場の動きをより捉えやすくなりました。


まとめ

テクニカルインジケーターは有用なツールですが、過信すると混乱を招く可能性があります。

活用する際は、その利点と欠点をしっかり理解し、自分のトレードスタイルに合ったものを見極めることが重要です。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。この記事が少しでもお役に立てたなら、嬉しく思います。次回もお楽しみに!

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