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東京ガーデンシアターに立つニジガク12人の背中と虹ヶ咲の現在・過去・未来、あるいは5th Live!の話

テレビアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』第2期が始まりました。語りたいことが多くありながらも割ける時間を作れず、第1期の倍以上のペースで登場する舞台を整理・登録するだけで手一杯なこの頃です。 _(。゚⊿ 」∠)_ウレシイ

とはいえ、これだけは書いておこうと思ったものがありました。
それは『Colorful Dreams! Colorful Smiles!』に登場した「東京ガーデンシアター」です。

ニジガクお膝元の象徴として

東京ガーデンシアターは2020年の有明ガーデン開業と共にオープンしたイベントホールです。ラブライブ!シリーズとしては虹ヶ咲 2nd Live!を皮切りにDiverDiva 、Guilty Kiss、Liella!、R3BIRTHと定番会場になり訪れたことがある人も多いと思います。

虹ヶ咲学園から徒歩20〜30分程度のお膝元にあり、私にはAqoursが沼津でイベントを開催するのと同じく、ダイバーシティ東京プラザと並んで特別な場所だと捉えています。『Colorful Dreams! Colorful Smiles!』の1カットでその東京ガーデンシアターが登場したことは、これまでテレビアニメで臨海副都心の様々な商業施設や公園でソロステージを行ってきたテレビアニメのニジガクが単独でイベントホールに立つ躍進を示唆しているようでとてもトキメキました。

2度目の"初"東京ガーデンシアター?

虹ヶ咲にテレビアニメ以前から触れている人であれば、2nd Live!決定からアニメーションPV公開のビッグイベントを経て開催に至る一連の「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」の躍進ぶりに沸き立った記憶がある方も多いでしょう。

その2nd Live!は2期のテーマとなりそうなユニット曲が初披露された場でした。しかし残念なことに、東京ガーデンシアターでの初ライブは無観客になりました。キャストからも無観客のライブには戸惑いがあったと語られ、その後3rd Live!で挽回してみせた相良茉優さんのようなエピソードも生まれました。そんな無観客ライブでも一応観客を模したLED装飾は行われていましたが、やはり人がいない会場というのは独特なようでした。


今回新しい衣装を纏いペンライトの明かりが広がる様子には、作中のニジガクにとっての初東京ガーデンシアターと思しき瞬間が"あの時"と違う景色を予感させています。

ちなみに2nd Live!は高咲侑役の矢野妃菜喜さんが現地で見届けていたエピソードがあったりもします。あの当時のアニガサキメンバーは揃っていた訳ですね。


一方では2nd Live!とアニメ放送に向けて沸き立っていた過去の高揚感を蘇らせ、同時に味わった無念さの浄化であり。また一方で当時いなかったミアとランジュが加わり二期に即した未来の物語(愛さんの言葉を借りれば未知なるミチ)への期待であり。つまるところ、これまで歩んできた虹ヶ咲の物語と今まさに明らかになっていくアニガサキの未来が、現在進行形のアニガサキ2期の物語に折り重なっていく。そんな狭間にある印象的なカットでした。

再び時間を超越するかもしれない虹ヶ咲

旧来からのファンに加えて、アニガサキをきっかけに虹ヶ咲のファンになった方が大勢います。そうした方は1st Liveや2nd Live!のことを過去にあったイベントとしてしか追うことができず、もっと早く知っていれば…と歯がゆい想いをされることがあります。

これは虹ヶ咲に限らずμ'sやAqoursはもちろん活動歴が短くとも開演サイクルが速いLiella!も同様です。ただ、今回面白いのは、東京ガーデンシアターに立つカットはアニガサキから入ってきた人にとって、作中のニジガクを介して2nd Live!までの流れを実質追体験できるような物語を示唆してるのではないかと感じる点です。

なぜなら、虹ヶ咲 5th Live!は東京ガーデンシアターで行われるからです。全員参加であるか未発表ですが、奇しくも2nd Live!からほぼ2周年の日に開催されます。

京セラドーム大阪でライブを行える規模の作品が8,000人規模の東京ガーデンシアターを選んだ理由は、一連の作品と物語の流れを汲んでいるところにあるのかもしれません。もしかしたら全員参加ではないといった事情が後から出てくるのかもしれませんが…。

また、考えてみれば、元々スクスタでは虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会は世界線を飛び越えてμ'sとAqoursと接せられるポジションにいます。


テレビアニメ化によって自分たちだけの世界を与えられたニジガクが、ここにきて各々の"あなた"が虹ヶ咲を知った時間的な隔たりまで超越しようとしているかと思えば中々に面白いですね。

続いていくBrand New World

個人的にアニガサキを見る時はNewとNEOをキーワードにしています。

まぁ記事は興味あればご覧下さい…ということで話は戻します。演出的に『Colorful Dreams! Colorful Smiles!』が『未来ハーモニー』を意識していることは明確なようですし、曲作りからも意識されてるようです。これまでのあらゆる虹ヶ咲・ニジガク的な要素を取り込み重層的に構築していくスタイルからも間違いないでしょう。つまり、あの時始まったBrand New WorldとBrand New Storyは高咲侑と共に着実に歩み続けています。

そして比較的スクスタで見知ったままの鐘嵐珠とミア・テイラーがいると思えば、見知っていたはずの三船栞子は見覚えのない栞子ちゃんです。そんな知っていたはずのものが刷新されていくNeoの側面も2期で続いています。

光の先へアクセル全開

「色んな舞台の話を差し置いてオープニングの1カットだけで2,600字オーバー…?」とドン引きしつつ、どうしても語りたくて書きました。ペンライトに彩られたニジガク全員が揃う東京ガーデンシアターには、それだけ思い入れがあります。

過去のこと・未来のこと・刷新されていくこと、そして現在進行形のアニガサキ2期。東京ガーデンシアターのステージカットからはそうした様々な要素を感じられました。未知でありながらもどこか2020年の想起と再演を感じさせていく、5th Live!にはそんな予感がします。すごく雑に言えば、部分的には2nd Live!をアニガサキや5th Live!でもう一度やろうとしているんだろうかと感じています。 

そうは言いつつも、今は先のことを考えるよりもリアルタイムでしか体験できないジェットコースターに振り落とされないよう見届けて行きたいところです。なので、〆の見出しは2nd Live!のトリを飾った『Just Believe!!!』の一節から取りました。

まずはどちらか1日だけでもチケット当たってください… ヾ(:3ノシヾ)ノシ


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