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ITパスポート試験対策 ソフトウェア

ITパスポートの【テクノロジ系】におけるソフトウェアのOSやタスク処理、データ管理方法装置、データのバックアップ処理、アプリケーションソフトウェア、ヒューマンインタフェースなどについて学習を進めていきましょう!


コンピュータに処理を行う上で重要な『OS』についての機能や種類などをまずは理解しましょう!
コンピュータのデータ管理におけるファイル指定の方法やルールなどをしっかりを理解した上で、ファイル構造におけるファイルの指定方法などをマスターする必要があります。

それと万が一に備えて、データのバックアップは非常に重要な作業となります。
バックアップの方法についてもいくつかの種類がありますので、各バックアップ方法の内容やメリット、デメリットをしっかりと把握しておきましょう!


アプリケーションソフトウェアについてはITパスポート試験でもよく出題される『表計算ソフト』を中心に学習していきます。
あわせてヒューマンインタフェースの種類や目的などをしっかり学習し、ソフトウェアの権利についても理解しておきましょう!


第1章 OSの役割と4つの機能について

OS
アプリケーションソフトウェアとハードウェアの間で処理を仲介するソフトウェア
世界で最も普及されているパソコン向けのOSは『Windows』、『MacOS』が広く利用されている。
iPhone向けの『iOS』やその他のスマートフォンに搭載されている『Android』もOSの一種。

マルチタスク
複数のプロセスを頻繁にすばやく切り替えることによって、それらのプロセスがあたかも同時に処理されているかのようにみせる機能
実際には1つのCPUでは一度に一つのプロセスしか実行できない

シングルタスク
1つのプロセスが完了するまで他のプロセスを待機させておく方式
プロセスが一つずつしか完了しないため、処理完了までに時間がかかるプロセスが発生した場合に、他のプロセスが長時間、待機させられることになる。

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第2章 データ管理とファイルシステムについて

データ管理とはコンピュータが処理するデータを管理する機能
ファイルシステムやバックアップなどが具体的な機能となる。

ファイルシステム
データのまとまりを『ファイル』として扱うことで、データを管理しやすくする機能

ファイル
記憶装置に記録された情報の集まり

ディレクトリ
ファイルを格納する場所

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パスによるファイルの指定

パスとは
ファイルやディレクトリ(フォルダ)の場所を示す文字列

パス指定の4つのルール
①ディレクトリやファイルは『/(スラッシュ)』で区切る
②パスの始まりが『/(スラッシュ)』のときは、左端にルートディレクトリ(最上位に位置するディレクトリ)が省略されているものとする
③カレントディレクトリ(現在のディレクトリ)は『.(ドット)』で表す
④1階層上のディレクトリは『..(ドット2回)』で表す

絶対パス
ファイルなどのツリー構造の最上位であるルートディレクトリを起点として指定したパスを表記する方法

相対パス
カレントディレクトリを起点とし、別のファイルやフォルダを指定したパスを表記する方法

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第3章 バックアップについて

バックアップとは万が一、データが破損・消滅した場合でも、そのデータを元に戻せるように準備すること。
具体的には、通常使用している補助記憶装置とは別の補助記憶装置上にデータの予備を取っておくこと

フルバックアップ(完全バックアップ)
常に全てのデータをバックアップすること
『作業の簡易さ』がメリットの1つで、常に全データがバックアップされているので、システム障害が発生した際には、最新のバックアップデータを使うだけで、システムを元の状態に戻すことができる。
データ量が多い場合には、バックアップ作成に時間がかかるデメリットはある。

差分バックアップ
フルバックアップ以降、新たに追加されたデータをバックアップすること
バックアップにかかる時間が短いメリットはあるが、バックアップファイルが、『フルバックアップファイル』と『差分ファイル』の2つになるので、復旧作業が煩雑になるデメリットがある。

増分バックアップ
前回のバックアップから新たに追加されたデータのみをバックアップすること
バックアップにかかる時間は極端に短くなるメリットはあるが、複数のバックアップファイルが存在するため、復旧作業がかなり煩雑になるデメリットがある。

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 第4章 アプリケーションソフトウェアについて

表計算ソフトとは
表に書き込まれた数値を計算するソフトウェア

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『セル』に入力された数値などを計算式などを使用し、計算結果を得たり、『関数』と呼ばれる特定の計算処理を行い、その結果を表示することが可能となる。
『関数』には指定範囲の合計値を計算する『合計関数』や平均値を計算する『平均関数』、最大値を求める『最大値関数』など様々な関数が存在する。

ITパスポート試験で出題されることが多い内容としては、『セルの絶対参照』と呼ばれる機能で、指定したセル番地を複写(コピー)した場合などに勝手に変更されないように、『$』記号を使って、常に指定したセル番地を参照することをいいます。

第5章 ヒューマンインタフェースとソフトウェアの権利について

ヒューマンインタフェースの種類

ユニバーサルデザイン
年齢、文化、言語、能力の違い、障害の有無などにかかわらず、出来るだけ多くの人が利用できるようを目指した設計
ユニバーサルデザインを念頭においてヒューマンインタフェースを設計することで、より多くの人にとって使いやすい商品を作ることが可能となる。

Webアクセシビリティ
年齢、身体的条件にかかわらず、すべての人がWebにアクセスし、コンテンツを利用出来る度合い
WebアクセシビリティはJISで規格化されている。

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ソフトウェアの権利とオープンソースソフトウェア

オープンソースソフトウェア(OSS)
ソースコードが公開されていて、改良や再配布が自由に行えるソフトウェア

①OSSの具体例

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②改良可能
オープンソースソフトウェアは、ソースコードが公開されており、ユーザはそれを自由に改良できる。

③有料で販売できる
利用者は無料で入手したオープンソースソフトウェアに付加価値をつけて、有料で販売することが可能

④著作権あり
オープンソースソフトウェアにも『再配布のルール』を決めるために、著作権は存在している。
対象のオープンソースソフトウェアが『多くの開発者に改良してもらい、発展させていく』とゆう趣旨から外れないようにしている。


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