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PayPay Accelerator Program に関するQ&Aまとめ

今回のnoteでは、第1回~3回のプレイベントでいただいたご質問や、未回答の質問へのご回答をまとめました。
PPAPのエントリーに際してご不明点があれば、ぜひこちらのnoteをご参考ください!

また、PayPay Accelerator Programのエントリー期限は12月13日(日)となります。PayPayミニアプリのリリースにご興味をお持ちで、まだエントリーいただいていない方は、公式ホームページの「APPLY NOW」ボタンよりお早めにエントリーください!
https://accelerator.paypay.ne.jp/

開発について

・ネイティブペイメントとは何でしょうか?
ネイティブペイメントとは主にサーバーからサーバーのフローでの決済のことを指しています。決済はモバイルアプリから発生しており、支払い時に表示されるハーフスクリーンから「支払いボタン」を押したのち、バックエンド側のミニアプリが表示されたまま、決済が完了されます。ユーザーはストレスなく、決済を完了させることができます。
参考:ネイティブペイメントについて

決済機能

・自社のサービスと同じアカウントでミニアプリを利用できるようにしたいのですが、ユーザーの電話番号やメールアドレスをPayPayから取得できますか?
携帯番号とメールアドレスの情報を取得する方法はありますが、特定のユースケースが必要になります。例えば、車をライドシェアする場合に、タクシー運転手とユーザーが連絡を取り合わなければならない、など。

・サブスクリプションのような、定期決済はAPIで可能でしょうか?
サブスクリプションの決済機能はすでにあります。ちょうど連携中のタイミングなので、興味のある方には公開可能です。

・ほかのユーザーへ送金する機能は、他のアプリから呼び出せますか?
P2Pの形式で他のユーザーに送金する機能は実装していませんが、ユースケースがあればぜひ一緒に考えていきたいと思います。

・PayPayのアプリからURLスキームを利用して、他のアプリを立ち上げることは可能でしょうか?
可能です。

・決済が行われた店舗の情報を取得し、取得した情報を利用することは可能でしょうか?
特定のユースケースがあるのかもしれませんが、BtoBtoCのアグリゲーター的なモデルの場合、自社で決済情報はすでに持っていると思うので、PayPayからのデータ提供は不必要かと思います。ただ、他のPayPayの加盟店でのユーザーの決済情報を提供できるかという点については、提供できない、というのが回答になります。

・ミニアプリでゲームなどをリリースする場合、アドネットワークなどを表示することは可能でしょうか?
PayPayミニアプリでは現在対応しておらず、今後も非推奨です。理由は、アプリのストア側の規定を違反してしまうためです。

・PayPay上でYIDやソフトバンクIDを利用することができるようになりますか?今後個人情報などの企業への提供は行われますか?
PayPay上でユーザーがID情報を連携していれば物理的には可能です。必要なユースケース(例えば、ライドシェアサービスでユーザーの電話番号の確認が必要である、など)があれば、ユーザーの同意のもとPayPay上の登録情報を連携することができます。


・ミニアプリとPayPayの間で、どのような認証方式が利用されていますか?(例えばOICDなど)
認証の観点では、pp.getUAIDというものを提供しますので、これによってjwsのトークンを渡します。このjwsのトークンを返すと、PayPayのバックエンド側と認証することができます。これが、ミニアプリで行われる認証になります。

認証方式

・支払方法はミニアプリ側から指定して、PayPay残高やクレジットカードなどのハーフウィンドウを表示することは可能でしょうか?
現在のところ、オンライン決済で選択できるのはPayPay残高のみとなります。新しくオンライン決済で利用できる決済方法が登場すれば、それを指定することができるようになるかもしれません。

・実験的に簡易的に作ったアプリの動かし方が分かりません。Sandbox環境へのログインはできますが、その後のテストはどのように行うのでしょうか?
ミニアプリの動作確認は、加盟店登録後にPayPay側での設定作業を経て可能となります。登録後のSandboxアプリでの確認方法はこちらをご確認ください。

・残高紹介のAPIはあったように見受けたのですが、利用明細一覧のAPIがなかったようでした。今後APIの種類を増やしていく予定はありますか?
現在はトランザクションごとに状況を参照するAPIしかありませんが、ユースケースがあれば皆さんと一緒に検討していきたいと思います。なお、明細一覧をどのような用途でご利用になりたいのかご相談いただければ、別のソリューションをご提案できる可能性があります。

プログラムの参加条件について

・アーリーステージの定義は?
一緒に革新的サービスを作っていくパートナーを前提として、シリーズB以前のスタートアップを対象としています。

・既存の事業とは別の事業でエントリーしても大丈夫でしょうか?
問題ありません。

・応募時のピッチ資料はどんなことを書くべきですか?
応募フォーム記載の項目を参考に作成ください。事業の説明に合わせて、PayPayと掛け合わせると、どんなサービスメリットが生まれるのか?を書いてもらえるとありがたいです。

・資金調達していない会社でも参加できますか?
出資を前提としたプログラムではないため、プログラム中の資金、事業運営が可能であると判断した企業であれば参加可能です。

・別会社を作ったうえでの参加は可能でしょうか?
基本的に可能ではありますが、プログラムに集中いただきたいので、自社サービス開発に注力していただくことが前提となります。

・中高生向けのサービスは問題ありませんか?
問題ありません。

・BtoCのサービスだけが対象でしょうか?BtoBtoCのサービスは参加可能でしょうか?
良いアイディアであれば、BtoBtoCでもぜひ申し込んでいただきたいです。

・デジタルコンテンツをミニアプリ上で提供できないと思いますが、どういったコンテンツが対象になりますか?
電子書籍、ゲームなどが該当します。

・エントリーの際、会社の代表者(CEO)ではなく本PJTの社内代表者の情報でも大丈夫でしょうか?
社内代表者の情報でも問題ございません。なお、エントリーの際は必ず代表者または社内代表者ご本人がご自身の情報をエントリーフォームへご入力ください。

・ミニアプリコンテンツから自社会員への誘導は問題ないでしょうか?
ユーザーは、PayPayのユーザー情報をミニアプリへ連携することを同意したうえでミニアプリのサービスを利用することになります。すでに同一サービスのネイティブアプリがある場合には、情報をその会員組織に連携することが可能です。ただ、ユースケースによって連携できる情報が異なる場合があります。

海外でのミニアプリ事例について

・映画館や、施設チケット系のミニアプリの事例は中国にもありますが、そうしたミニアプリもニーズはありますか?
中国ミニアプリなどでも、映画館など施設チケット事例あると思うので、国内でもできると面白いと思います。

・(中国で)ミニアプリだからこそ流行った、ミニアプリネイティブ的なサービスはありますか?
「ジャンプ」というゲームはWeChat内で流行しました。ゲームカテゴリはこれ以外にも流行したミニアプリが複数ありました。拼多多はミニアプリを含めたWeChatというプラットフォーム全体をハックすることで、急成長を遂げることができたため、サービス普及の一端を担ったともいえるでしょう。

・中国において、ミニアプリ事業者はプラットフォーマーとの独占契約があったり、プラットフォーム間の住み分けが成されているのでしょうか?
非常に難しいところですが、一部は出資者の関係などから成約があるケースも存在します。例えば拼多多は、Tencentからの出資を受けているため、他PFでのミニアプリはリリースしにくかったりします。
同じように、ByteDanceがWeChat上でミニアプリをリリースするのは、競合である関係上難しいとも思われるため、こうした影響から自然と住み分けが成されている印象です。

・WeChatやアリペイなどのミニアプリとの互換性はどれくらい意識したほうが良いのでしょうか?
PayPayミニアプリは、web viewで実装できるため、基本的に互換性は高い仕様になっています。そのため、互換性はそこまでご心配いただかなくても問題ないかと思います。

・今はまだ、ネイティブアプリをミニアプリ化するケースが多いですが、今後はミニアプリ特化したサービスが増えていくと思いますか?
今後はミニアプリ特化したサービスも増えていくと思います。例えば、物品買取のサービスはAlipayの会員情報を利用することで、ミニアプリ特有のキャンペーンや機能提供が行えています。このように、「ミニアプリだからこそできる機能」を使ったサービスは増えていくでしょう。

PayPayやPayPay Accelerator Programについて

・ミニアプリパートナーのメリットは何ですか?
決済など、より良いユーザー体験をPayPayというスーパーアプリを活用して、3,300万人以上のユーザーに提供できることです。

・ミニアプリをどのくらいの期間でどの程度増やしていきたいですか?
たくさんが理想です(笑) 数を増やす施策の一つとして、PayPay for Developersも開始しました。

・PayPayですでに実施している、デリバリー系などのサービスは競合になる?
ユーザー視点で見たときに、同じデリバリー系のサービスだったとしても、現在のサービスにはない付加価値、ニーズが提供できる可能性はあると思う。むしろ野心としては、競争してより良いものを作りたいと思う部分もあります。

・プログラムは基本的にオンライン上で行われますか?
すべてオンライン前提でのコンテンツを想定しています。

・中国のミニアプリやSNSを提供しているアプリと比較してPayPayはどうなのか?金融系だとどう伸びるのか?
中国だとWeChat、Alibabaがミニプログラムとして規模が大きいですが、PayPayは変にこだわらず、良いものは取り入れ、日本のユーザーに便利なサービスを作っていければと考えています。

・PayPay for DevelopersよりもPayPay Accelerator Programの方が、優先的にリリースできるといったことなどはありますか?
特にそういったことはありません。

・PayPay側で導入してほしい特定の業種などはあるのでしょうか?
生活に根付いたサービス全般なら、何でも対象としたいですし、できる限りカテゴリなどの制限は設けず、広い視野から革新的サービスが増えていくのが理想的だと考えています。

・アクセラレーターの対象がなぜアーリーステージ限定なのでしょうか?
スタートアップの皆さんと革新的なサービスを一緒に作っていきたいという思いがあるためです。
現在PayPayでは、開発者向けサイトPayPay for Developersにて、ミニアプリの技術情報を公開しています。アクレラレーターの支援が必要ない企業様で自社サービスをミニアプリにしたいというご希望がある場合は、同サイトにエントリーフォームを設けておりますので、そちらからお問い合わせください。
https://developer.paypay.ne.jp/products/mini-apps

「PayPay Accelerator Program」のご紹介

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「PayPay Accelerator Program」は、PayPay、YJキャピタル、East Venturesの3社が協同で提供するプログラムで、参加するスタートアップ企業に対し、PayPayによる技術的支援とYJキャピタルおよびEast Venturesによるビジネス面におけるメンタリングサポートを行います。参加対象となるスタートアップ企業は、業種は問わず、アーリーステージ(※1)の企業が対象で、本プログラムで完成したプロダクトを全国で3,300万人以上(※2)が利用する「PayPay」のミニアプリとして提供(※3)できます。

PayPayは、10月26日より開発者向けツール「PayPay for Developers」上でミニアプリに関するオープンAPIの提供を開始しました。オープンAPIを公開するだけでなく、「PayPay Accelerator Program」を提供することで、スタートアップ企業の先進的な技術、斬新なアイディアとのシナジーで、ユーザーの生活をもっと豊かで便利にする「スーパーアプリ」化を促進するようなミニアプリの提供、拡充を目指します。

<ミニアプリに関するオープンAPI提供開始について>
https://about.paypay.ne.jp/pr/20201026/01/

募集内容およびスケジュール、参加企業への特典などの詳細はプログラム公式HPをご覧ください。

<プログラムHP>
http://accelerator.paypay.ne.jp/

※1 自社提供のプロダクトがすでにある、シリーズA以前のスタートアップ企業を主な対象としています
※2 アカウント登録を行ったユーザーの数です。(2020年10月19日時点)
※3 企業が自社サービスをミニアプリとして提供を開始するためには、「PayPay for Developers」で加盟店登録を行い、所定の審査に通過した場合のみ可能です。また、本プログラムにおいては、最終成果報告会において承認されたサービスにつき、ミニアプリとして提供を開始する予定です。

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