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Mutable Braidsのファームウェア

以前モジュカフェフォーラムが出来た時に賑やかしのために書いたBraidsのサードパーティー製ファームウェアについてのテキストをサルベージさせて貰ったのでサクッとコピペします。

ファームウェアの種類

Mutable Braidsのサードパーティーファームは自分の知る限り下記の2種類が存在する。

Bees-in-the-Trees
https://timchurches.github.io/Mutated-Mutables/

Renaissance
https://burns.ca/eurorack.html


Bees-in-the-Treesのざっくりした特徴

・出力レベルが128段階で設定できるようになる。
・FM CV InのアサインがMeta以外にも選択できる。
・EnvがLFOとしても使用可能になり2つに増える。
・Range設定にLFOレンジが追加される。
・Trigger Inで走るSEQが追加される。
・Trigger Inで進むソフトウェアTuringmachineが追加される。
・設定のリセットが可能になり初期値への復帰が楽。

注意ポイント
・v4.1現在、オフィシャルファーム1.7準拠になっておりオフィシャル1.8に含まれている一部アルゴリズムがない。(Particle等)
・メニュー内の「Wave」表記が「Save」になる。
・メニューが多すぎて操作の煩雑さが増す。

Renaissanceの特徴(0.3時点)

オフィシャルファームに追加Waveモードを7種類追加してその他操作はオリジナルのまま。

※2019.08.20現在は0.4がリリースされていてもう少し変わってるけど書き直すの面倒なのでパス。

オリジナルとの地味な変更点として
GREETINGS FROM MUTABLE INSTRUMENTS * EDIT ME*
の表記される項目のみ削除されてるのでEaster Eggモードには入れない。

増えたWaveモード
6つOSCを重ねたモードがノコギリ、矩形波、三角波、サイン波の4種類。
Colorツマミ or CVで6つのOSCのピッチが基本の音程に対して変わる。
クオンタイザーをオンにしている場合そのスケール上の音程になる。
Tombreは6つのOSCの強調される感じが変わるぽいけどよくわからない。
回すとなんかホワホワします。

それとなんちゃってお喋りモードのSAM1,SAM2(Software Automatic Mouth)が追加され、適当にツマミ弄ってトリガーするとなんか喋ってる風です。
RenaissanceのwebにはSAM3まであると書いてあるような気がするけど、一番最後に7777というモールス信号みたいな周期的にトンツー鳴るモードがあります。

Renaissanceはオフィシャル1.9を元に作られているけど、1.9はMutable公式webでは公開されていない最終β版のようです。


オフィシャルファーム1.9について。

Mutable公式Webには公開されてはいませんが、公式のgithub(https://github.com/pichenettes/eurorack)を自分でコンパイルすると1.9が作れます。

1.9の主だった変更点は矩形波とノコギリ波のSUBモードが追加されているだけのよう。

Colorツマミがセンターの場合はSUBがオフで右に回すと1oct下、左に回すと2oct下の音が足されます。
Timbreはなんか音色が変わる。

コンパイルを自分でやるのは結構めんどくさいので1.9を試したい人はRenaissanceをインストールする方がいいと思います。
RenaissanceにはSUBも入っているのでBraidsの操作感はそのままにWaveバリエーションが増えて触りやすいのでオススメです。

自分が使っているファームウェアは…

両方です。

オリジナルBraidsにはRenaissance 0.3、uBraids v1にはBees inthe tree、uBraids mk2にはRenaissance 0.4が入れてあり気分でどれ使うか選んでます。


全種類触った感想としては気軽にBraidsの機能拡張したいならRenaissance、ひたすら細かいエディットしたいならBees in the treeって感じです。

#モジュラーシンセ



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