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アンリアルライフクリア後雑感(ネタバレたぶん無し)

やっとプレーした!
多分去年のスプリングセールかサマーセール辺りで買ったんだった気がするので相当積みゲーになってました すみません やりたいという意思はずっとあったんです ほんとに……
一応一通りのエンディングを見ました。実績は100%じゃないのでまだ見てない演出とかが若干あるかも。

記憶を失っている少女ハルと、ハルを手助けする喋るAI信号機159の不思議な旅のおはなし。謎解きをしながら様々な場所を探索するアドベンチャーゲームです。
信号機のほかにもマリモとかペンギンとかネズミとかいろいろな動物が喋って可愛い。旅館の支配人さんは四角い立方体の頭だったり、美術館の館長さんは月が頭だったりして異形頭好き好きの民もこれにはにっこりではないでしょうか。みんな優しくてチャーミングなのもポイント高かったです。
喋る動物や水面を走る電車、空飛ぶクジラなどまるで児童向けの優しいお話のようなファンタジー要素と、夜中に青い月明かりに照らされた住宅街という現代的な景色が合わさって独特の世界観を形成しています。夜遅く晴れた日の帰り道、なんだか静かで世界に自分ひとりだけになってしまったのではと錯覚してしまうようなあの青。
ビジュアル面は基本的には荒めのドットなのですが、淡い色合いや少し滲んだようになるフィルター処理などで独特の幻想的で美しい雰囲気を形づくっています。

仕掛けを解きながら進んでいくようなゲームはしばらく遊んでなかったのですが、そんな私でも少し立ち止まって考えれば「こうかな?」と閃いてクリア出来るくらいの難易度でほぼストレスフリーで遊べました。多分ゲーム慣れしてる方だったらすごく簡単に感じるんじゃないかな……。失敗してもすぐやり直せるし、バトルとかゲームオーバーの概念がないのも優しさポイントです。
謎解きやテキストをけっこうじっくり見ながら進めて、全ED回収するまでに6.5時間くらいのボリュームでした。手っ取り早く短編で「映画を一本見たかのような」感動を体験したい方にめちゃくちゃピッタリなゲームです。

お話自体は不思議で少しメルヘンなファンタジーの雰囲気で進んで行くのですが、隠された真実へ近付くにつれて少し不穏さが見え隠れしたり、あとバグ演出的な要素が普通にけっこう怖いです……。ホラーゲームでは無いはずなんですけど……。(これでホラーゲームじゃないんだったらOMORIもホラーでは無くない……!?そんなことない……?)
サウンドなどでの演出の盛り上げ方がすごく上手くて、ラストの方は涙ぐんでました。途中で主人公ハルに隠された秘密や過去に触れた時には少し悲しい気持ちになったりもしますが、それでもいい話や……!良かったな……(涙)!ハルちゃんが明るく未来に進めることを心から願います。

あ、あとペンギンにたくさんエサ(エビ)を食べさせることが出来るのでペンギンにエビを食べさせたい人は是非プレーしてみてください。ペンギンかわいい。

取れてない実績も順番に巡り直せば取れそうなので、攻略情報を見つつもう少し遊ぼうと思ってます。結局スプリングセールでけっこうな本数の新しいゲームを買ったので、実績埋めが終わったらまた別のゲームが待っている……一生ゲームやるやん……。ゲームって楽しい。

おわり