BiSHのある生活

2021年のクリスマスイブ。
前日くらいからソワソワするくらいには気になっていたが、
この日の朝行われた重大発表が解散の報せだったことは昼くらいに気づいたのだと思う。

そのあたりからネットで見聞きできる動画や音源を漁り、大晦日を迎えるころには、どうやら生まれて初めてアイドル枠の人たちに興味を持ってしまったことを認めざるを得ない状態になっていた。
紅白は親が子供を見るような気持ちでドキドキしながら見守って、たしかにうまくは行かなかったかもしれないけど、夢が叶ってよかったななんて思えるようになっていた。

そして、その日の年越しのCDTVで「FiNAL SHiTS」を見た。これが決定的な沼への入口で、なぜだかわからないけど号泣していた。正直、あんまり歌上手じゃないなとか思ったのも事実だが、それを凌駕する眼力とか魂とかなんなら生き様みたいなものを、6人の若い女の子から受け取ってしまって、嗚咽するほど泣いていた。
元旦の夜に公開されたMVは、数時間繰り返して見てしまった。

ここからはまさに中毒状態。毎日毎日何かしら検索しては過去の記事や動画に触れ、DVDを買い漁り、7年間分を一気に取り返しに行く日々。アイドルとかバンドとかどうでもよくて、人としての6人にのめり込んでいった。
ライブに行きたくてもチケットは全滅、しかたなく生まれて初めてのファンクラブにも入った…けど、引き続き全滅状態は変わらず、やっと参戦できたのは9月の「And yet BiSH moved.」。
その後はチケット取れたり外したりしながら計7回見られた。各回の想い出はいろいろあるので気が向いたらなんか記録しておくかもしれない。結局ライブハウスでは一回も見られなかったのが心残りではある。

そして、東京ドームを迎えることになりました。


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