(観劇記)土佐の息吹(1/2)

2018/04/08

バスに乗って寝てたら、高知にいました。というのは冗談で、土曜の夜行バスで、高知へ。知人友人が多数出演している舞台を観に行ってきました。

土佐の息吹(http://www.kodo.or.jp/performance/performance_solo/8028)

太鼓芸能集団の鼓童、そして、よさこい関係者は聞いたことがある名前かと思いますが、須賀izanai連のスガジャズダンススタジオ、AZUKIのダンスクリーム、この3団体が一同に会して公演するって、そりゃやばいやろ、ということでこっそり行ってきました。

第1部は鼓童オンステージ。

実は私、あんまり凄さがわからなかったんですよ。見てすぐには。まぁ、確かに太鼓だし、しっかり叩いてるし、、、というのはあまり和太鼓の演舞(演奏?)を見たり聞いたりしたことがないせいか、自分の中の基準がなくて、目の前のものがすごいのかすごくないのか、分からなかったんです。ウチの地元にも太鼓の連は多々あるしなぁ、とか。高速バス移動の疲れで眠かったし、うとうとしてたし実際(笑)

公演後、一緒に見た仲間と話していた時の一言。

「気の抜けた音が一つもなかったよね」

それを聞いて、やっと気が付きました。あ、これ相当すごいもの見てたんだなと。

小学校だか中学校の頃に、運動会の応援団だったかな?わたくし、和太鼓経験は一応あるのです。そう、気を入れる入れないで音色が変わるんですよね。

何百、何千発の連弾。その中で、気の抜けた音が一切なかった。一発一発、ずーっと気を抜かずに、気を込めて叩いていたことを考えると、その集中力と体力、技術、なかなかできるものではないと気がついた次第。最後の曲は男性の方が顔を真っ赤にして叩いてましたし。

また、音色も、ドンだけでなく、ドォォンやドンっ、身体ごと叩きつけるバァァン!なんて音もあり、様々な音が出るんだなぁと。

あと、バチの描く弧。手首のスナップ効かせて連弾していると、バチの軌道が綺麗な弧を描いて、さらに照明のサス(真上からの灯り)に照らされて一層綺麗な弧だったなぁと。平行な軌跡を描く方もいたけど、あえてそうしてるのか、力量なのか、どうなのか。

数種類の太鼓と横笛、それだけであっという間に時間が過ぎ、第1部終了。眠くなる瞬間もありましたが、最後の曲は圧巻でした。休憩の後に第二部が。つづきます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?