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ひらめきから、なんとなく始めたことが

後先考えずに始めたことが、異なる意味合いがついて思いもつかないものになり、それが現在も続いている、そんな体験をしている。

高知よさこいに連続して通うようになり今年で7回目になる。

京都を通過するから、京都にある母方のお墓詣りに行けるやん、と気がついて真夏の京都に毎年伺う習慣が始まった。

初めはよさこい後にお参りしていたが、昨今は戦勝祈願(いや戦ちゃうんねんけど)も兼ねて、よさこい開催前にお参りしている。

数年前から、母が同行するようになり、続いて兄、そして兄と息子、と同行者が年々増え、ついに今年は一歳にも満たない娘と義姉さんを含めた兄一家とおかんと私という、過去最大人数での御墓参り家族三世代旅行になってしまった。

ただ、一人旅とは異なり、好き勝手にできない感覚を感じるようになり、特に私は末っ子のため、家族内パワーバランスでは同等というよりは年下扱いになりやすく、思うようなことが難しく、上から押さえつけられてしまうような、むむっとする機会が増してきていた。

相手に悪気がないというのも問題だし、うまく言語化して相手に伝えられない私も問題だが。

そんな私は、一人旅への欲求とひらめきを信じて今年は8/7に出発。

静岡にしかないチェーン店レストラン、さわやかのげんこつハンバーグ、名古屋できしめん、寿がきやでミニセットとグルメ旅。(しかもどれも格安(笑))

翌朝、奈良で目覚める。

シカと戯れたい!というひらめきから朝めっちゃ早起きするつもりが失敗し、1時間ほどしか無かったが、奈良公園を散策しつつシカにセンベエで餌付けしつつ、囲まれつつ、フンに気を付けつつ、時間を労す。


上洛する他メンバーの遅延の報があり、六地蔵駅で下車。
件のアニメ会社の放火現場、そして献花エリアに向かう。


詳細は割愛するが、この目で見た建物はテレビと同じものだが意外と小さく感じられ、その中でそんなに多くの、、、この話はここまでに。

京都駅で落ち合い、お墓のあるお寺へ向かう。すでに疲労モードの兄夫婦。全員で甥っ子姪っ子サポートモード。そんな一日。

いつもなら墓前では一応あれこれ思いながら手を合わせていたが、とにかく全員が子守モードで疲弊!今までで最も形式的にならざるを得ないメインミッションのお墓参りであった。

そして例年、御墓参り中は事前に曇ってようが、台風が来ようが、陽が射し、文字通りご先祖様からの暑い洗礼を受けるのだが、今年は同時間帯に気温が37度を超える。ご先祖様大喜び大興奮の様相を呈した。


、、、お願いですから今後は程々で構いませんので。。。

その後、梅田の宿に移動し、荷物を置いてミナミで食事。


宿も食事も、親が年に一度の家族旅行だからと大奮発してくれたおかげで豪勢なものを頂くことができた反面、豪勢すぎて舌が慣れず、深夜に志津屋のカルネと梅田のたこ焼きにコンビニのカフェラテと合わせてどか食いして、洗濯物の干し方に頭を悩ませつつ、この文章を書いている。


仮に私が高知に行かなくなってもこの習慣は続くのだろうか?
逆にお墓参りしなくなっても、私は高知に行き続けるのだろうか?
毎年毎年、みんなこの時期に予定空けて行くような、家族の年中行事になってしまっているのだろうか?
今度は父親も来るとか言い出してさらにメンバー増えたりするんだろうか?

ご先祖様には悪いが、ついでに寄ってただけのイベントが、数年で家族を巻き込む大旅行イベントに変化した。

あの時、なーんも考えてなかった単なるひとり旅とひらめきが、こんな事になるなんて誰が想像していたのかしら。

とりあえず、来年は姪っ子がおいらに抱かれても泣かないことと、甥っ子がおいらの腕をペロペロなめたり、股間をパンチしなくなってたらいいなぁ、なんてことを思いつつ、そろそろ目前に迫った高知よさこいに頭を切り替えようかということで、振り返りはここまでとする。おしまい。

トップ写真は、ちゃんと見たのは初めてかもしれない、ミナミのグリコ。

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