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Reach Out I'll Be There(Four Tops)/The Jaded Hearts Club

オリジナル:Four Tops [('66) ]

Motown Record 所属のコーラスグループ Four Topsが1966年にリリースして全米1位を獲得したヒットシングル。

他の曲はあんまりイギリスではウケなかったそうですが、この曲は全英でも1位を獲得しています。

イントロはマイナーですが、メジャーに移行するサウンドや、打楽器、オーボエを前に持ってきたオーケストラサウンドなどが目新しかったんでしょうか。

モータウン黄金期と呼ばれる60年代は分業制がしっかりしていて、アーティストは歌うだけ、作曲チームは作るだけとなっています。

その作曲チームでヒットを連発していたのがこの曲を手掛けたホランド・ドジャー・ホランドシュプリームスのヒットソングも多く彼のペンによるもの。

そんなモータウンの60年の歴史を創設者ベリー・ゴーディスモーキー・ロビンソンで紐解くドキュメンタリー映画『メイキング・オブ・モータウン』が今月公開となります!

全英1位を獲得したこのヒット曲をカバーしたのがイギリス発のスーパーグループ、The Jaded Hearts Club(ザ・ジェイディッド・ハーツ・クラブ)。

MUSEマシュー・ベラミーBlurグレアム・コクソンJetニック・セスターNine Inch NailsParamoreでドラムを叩いているアイラン・ルービンなど7人で構成されています。凄くない?

元々パーティでビートルズトリビュート演奏をするだけの予定だったんですが、SXSWやチャリティショーにも出演など精力的になりつつあります。バンド名は完全にビートルズのアルバムをもじってます。

彼らが7月にリリースしたEP『We'll Meet Again/Reach Out I'll Be There 』でこの曲をカバーしています。

かなりロックな連中によるロックなカバーですが、実はUKにも60年代にイングランドの北部で起こったノーザン・ソウルと呼ばれるUSソウルに傾倒するムーブメントがあったそう。ビートルズもストーンズもモータウンのファンですしね。。。

カバー:The Jaded Hearts Club [We'll Meet Again/Reach Out I'll Be There ('20)]


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