『シギントー最強のインテリジェンス』茂田忠良・江崎道朗(株式会社ワニブックス)を読む
普段普通に流れてくる新聞記事やテレビ局から流れてくるニュース、私は、既に「洗脳」されているので、そのまま信ずることもないし、逆に裏を読むようにしている。
最近の防衛省、自衛隊の不祥事と言われる内容も、その実はとんでもない事実に遭遇し、呆然として自分を失いそうになるのである。
一言で言えば、自衛隊の現在の規則が本来の仕事を阻害する方向に働いている事実が浮き上がる。また、どうもそういった法律を用いて、自衛隊の動きを封じるために、わざとそのような不祥事をほじくり返された、ともとれるのである。『シギント』は、そのような「些末」なことをほじり返すことではないが、それにしても、日本が消滅させようとする動きがあるように見えて仕方がない。
自衛官が、お腹がすいているので、ごはんとパンを一切れ余計に撮ったことが、自衛隊の内規に触れて、処分対象となったという。処分された隊員は、自衛隊では永久に昇級しない。
ある処分内容は、整備をつかさどる兵士が、「自腹」で何十万もする整備機械を購入し、それを見かねた上官が「裏金」を工面したことが、問題視された。
本来問題視されるべきは、国を守る重責につく隊員が、お腹一杯ご飯を食べて、健康で国防の任についてもらうのが第一のはずが、お腹が減った状態で、軍務につくような体制が問題であり、金がないからと言って、兵士が自腹で機器を揃えること自体が問題視されなければならない。
その点を報道しない、NHKや朝日新聞は、「敵」側の工作情報を喜んで流し、日本の消滅を狙っている「情報工作機関」だから恣意的に本質を流さない。
日本は『シギント』に描かれた防衛システムを検討する以前に、私たちの周囲に張り巡らされた、静かな侵略者による様々な工作を防いだり、そういった輩を法律で縛ることから始めなければ、未来は暗いと言わざるを得ない。
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