1.形のある商品を自分で作って用意する

さて、前回の記事の続きです。

前回の記事は、
どうしたら起業できるの?
でしたね。

起業をするには、
・商品
・販売方法
この二つがあればいいんですよ、
というお話でした。

色々難しいことを言う人もいますが、
結局はこの2つです。

「売り物」を用意して「売る」
ということですね。

そして
「売り物」=「商品」の用意の仕方には
4つの方法がある、というお話でした。

1.形のある商品を自分で作って用意する
2.形のある商品をよそからもってきて用意する
3.形のない商品を自分で作って用意する
4.形のない商品をよそからもってきて用意する

この4つですね。

今日はその中から、
1.形のある商品を自分で作って用意する
について、説明していこうと思います。

結論から言うと、
個人単位で起業するならば、
この方法はあまりオススメしません。

なぜかというと、
労力ばかり増えてしまい、
かつリスクが高いからです。

では、説明していきますね。


1.形のある商品を自分で作って用意する

まず自分で作るっていうのが大変なんです。

例えば、帽子を作るとしましょう。
帽子一つを作るのに3時間かかるとして、
それが1万円で売れるとしたら、
時給としては3333円なので、ぱっと見悪くはなさそうです。

ですが、
それを作るという労働自体がまず大変だということと、
材料費や工房を構えるならその家賃や設備費などもかかりますよね。

何より、自分で作り続けるということは、
商品を値上げするか、生産スピードを上げるか、原価を下げる、
そのいずれかをしないと、一定のところから収入を増やすことはできなくなります。

となると、自社の商品を他人に作ってもらう、
ということも考えられますね。

例えば、帽子を作れる人に外注をするとか。

ただ、この場合の外注は、
あなたと同じクオリティで帽子を作れることが前提になるので、
値段を下げることが難しくなります。

作れる人は、あなたに帽子を譲らなくても、
自分で売れば良い、ということにもなってしまいます。

人を雇って、その人に作ってもらう、という方法もありますが、
そうなると今度はお給料を払わなくてはいけません。

人件費というのは、何よりも大きな経費ですから、
これから起業をしようという時に、
いきなり自分以外の人件費を発生させるのは
リスクが高すぎます。

外注したり、人を雇ったりするのがダメとなったら、
帽子を作れる工場に依頼するという方法があります。

品質の高い帽子を安定してたくさん作ってくれますね。

ただし、工場に依頼すれば、
「1個だけ作ってください」
ということができないので、
50個とか100個とか、大きな在庫を一気に背負うことになります。

これは大変なリスクですよね。
売れなかったとしても、工場に支払いをしなければいけません。

つまり、
形のある商品を自分で作るということは、
労働も多くなるし、リスクも高い、ということになります。

なので、
よほど「どうしてもこれを作って売りたい」
という志がない限りは、
この方法はオススメしません。

次の記事では、
2.形のある商品をよそからもってきて用意する
についてお伝えしようと思います。

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