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【着こなし】メンズファッションのタックインがスタイルアップの有効的手段である理由を解説します
着こなしの術は多種多様に及び、様々な媒体で日々オシャレについて研究された情報にありふれています。
そんな時代の今、情報がありふれすぎていて何を参考にしていいかわからないという実にアパレル業界にとっても皮肉めいた状態になっています。
そこで今一度、私はオシャレを楽しむ上で何を伝えれば良いのか考えました。そして、出した結論は『わかりやすい理論で届ける』です。
ユニクロや無印のこの商品を買えば間違いない!という情報も決して間違いではないし、私もやりたい事の一つです。
しかし、それと同じぐらい
それがどうしてオシャレなのか
今現状の洋服のみでオシャレをするためには
という見てくれた方に対して、それはなぜ?を提供する事が大事だと考えました。
第一回目は『タックイン』がなぜ、理論的に有効な手段なのか?です。
正直な話、タックインスタイルが市民権を得たと言われる今でも、タックインスタイルはまだまだ浸透しているとは言えない状況であり、それ故に他と差別化するために有効な手段の一つなのです。
では、早速本編に参りましょう。
タックインはカジュアルファッションにおいてドレスアップの一つ
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まず、一つ目の『ドレスアップ』とは何なのか?についてです。
これは基本的なファッションの技術であり、一歩目に歩むべき道です。
![](https://assets.st-note.com/img/1673704795885-oW737b4jGb.png?width=800)
このように、フォーマルをスーツ。カジュアルをデニムやTシャツのラフなスタイルとして定義し、基本はこのようなカジュアルスタイルに、革靴やシャツといったドレスアイテムを一部ミックスする事で、カジュアルの度合いを格上げするというスキルです。
これを、ドレスアップと言います。
どのラインを目指すのかは人によって変わり、スーツスタイルに近いラインをカジュアルにドレスダウンした、7割ドレス3割カジュアルスタイルを作り上げても構いません。
オススメは、3割ドレス7割カジュアルです。
こうする意図としては、『差別化』と『印象操作』があります。人と違うファッションをする事が正義というつもりは一才ありませんが、お洒落の本質は残念ながら、事実として差別化するしかありません。
10人同じ格好では、誰も一人一人に注目しないのです。
もう一つの『印象操作』としては、ドレスアップする事でメンズファッションにおいて圧倒的人気の『スーツスタイル』に近づけるという意図があります。
しかし、休日もスーツオンリーでは一般的にはただの変な人です。そこで、どれだけ悪目立ちしないスタイルの範囲の中から、大人な雰囲気を漂わせる必要があるわけです。
これが、ドレスアップする意図です。
しかしながら、日によってはスウェットを着たい日だってあるし、Tシャツ一枚で外に出たい日だってある訳です。
そんな時、どうすればいいのか。
私自身が、これは取り入れやすいなと考えたのが、
スラックスを履く
タックインする
シルエットを整える
です。この章では、テーマ通り2番目の『タックインする』に絞って解説していきます。
タックインの意味
皆さん、スーツを着る時には必ずパンツの中にシャツを入れると思います。
逆に、Tシャツを外に出すスタイル『タックアウト』はいわばスーツスタイルの対極にある存在、カジュアルの象徴な訳です。
こうした一つ一つの何気ない部分にも、ドレスとカジュアルの2つが眠っているのです。
Tシャツをタックインしてみる。
そうする事で、カジュアルの代表的なアイテムであるTシャツの印象を幾らかドレスアップする事ができるのです。
しかし、タックインはまだまだ浸透していないという事は、タックインをしたくない理由がある訳です。気恥ずかしいやそれこそスーツみたいといった理由が挙げられるでしょう。
実は、それを幾らか和らげる手段があります。
その技術については、最終章で語りたいと思います。では、早速次の章に参りましょう。
人間が視覚的に美しく見える『黄金比』に近づく
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