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決めたら、感情を味わいながら、進む

「自分が、何に情熱がわくのかが、わからないんです!」

情熱的に生きている人にあこがれて、
自分も情熱的に生きたいと思うけれど、
自分の情熱が、ずっとわからないままで、苦しいから、
誰かに助けを求めたくて、訴える。

でも、本人の情熱は、本人が感じて知るしかないから、
まわりの人は、「こうしてみたら、情熱がわかるかもしれないよ」と、
情熱へのアクセスの仕方をアドバイスすることはできても、
「あなたの情熱は、このあたりにありそうだね」と、
感じたことを伝えることはできても、
「これがあなたの情熱だよ」と、代わりに感じてあげることは、できない。

自分の情熱は、自分で感じて、見つけるしかない。

自分の情熱に沿って生きたい、と思っている私は、
自分の情熱のマグマを見つけられるまで、動けないの?
と思うと、苦しくなる。

ずっと、自分の感情を閉じて生きてきた人は、
自分の情熱のマグマを見つけるまで、かなり時間がかかりそうだから、

「本当に、ここに自分の情熱があるんだろうか?」と、
疑う気持ちが出てきても、

いったん、「それでやって行こう!」と決めて、進む。
やってみて、違うと感じたら、
「私の情熱のマグマは、そこにはない」ことが、わかるので、
迷いが1つ、減る。

そんな進み方でも、いいのではないか。
そうやって、「感じる」感度を鍛えていくうちに、
「ああ、これが本当に私のやりたいことだった!」という境地に、
辿り着けるのだと期待している。

その時に、
「なんで、できないの!」という自分責めや、
「やらねばならない」という義務感が、出てきたと気づいたら、
「そんなことは、感じなくていいよ。ただ、あなたが、何が好きで、何が嫌かを、素直に感じることが、何より大切だから」と、
自分に優しく声をかけようと思う。

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