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「こんな自分でもOK」と思えるから、仲間とつながれる

”自分の力をいかに発揮するか” に、意識が向いていた頃、
人から「すごいね」と言われて、認められたい、
そうすることで、自分は堂々と、その場に居られる、
という感覚だったように思う。

自分が力を発揮することを、疎外されている、と感じたり、
自分の力を正当に評価されていない、と感じると、
居心地が悪くて、ものすごく気持ちが沈んでいた。

「自分の力を発揮したい」に固執していた頃は、
自分が組織の中で、どういう扱いを受けるか、と、
自分個人に意識が向いていた。
自分の力を発揮できれば、幸せなんだと思っていた。

それは、”組織の中にうまく溶け込めていない” 感じを、
”自分の力を発揮する” ことで払拭しようとしていたのだと思う。
そうやって、本当は、仲間の中に溶け込みたかったのに、
それができない恥ずかしさと、寂しさを、感じないようにして、強がっていたのだと思う。

振り返れば、確かに、自分の力を発揮できて、事がうまく運んだ時は、
嬉しかったし、誇らしかったけれど、
よくよく思い返すと、私は常に仲間と何かに取り組んでいて、
そこで目指すことに一生懸命になっていた。
ただ、溶け込むのが苦手だから、うまくできていないように感じていたのだと思う。

今は、素直に、「私は、仲間と一緒に、何かを作り上げていくことを、楽しみたい」と思えるようになった。
それは、「こんな自分でも、ダメじゃない」と、自分で今の自分を認められるようになったからだと思う。

人とつながることに、苦手意識を持っていたから、
「私は一人で大丈夫」と、強がっていたけれど、
実は心から「人とつながりたい」と思っていたことを、素直に認められるようになれて、肩ひじ張る感じが抜けてきたように思う。

自分自身を、まず大切にできたら、いろいろな仲間との関係も、楽しめるんだなあ、と思った。


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