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どんな人として、自分を磨いていきたいか

それなりに、楽しいことや、感動することや、やり遂げた満足感を、感じる場面はあるけれど、
何となく、何か物足りない感じがするのは、何故だろう?
そんなことを、ずっと思っていた。

毎日が忙しくて、立ち止まって考える余裕のない時は、
そんな思いが頭をかすめても、
「今は、そんなことを考えている余裕はないから、後でね」と、
ずっと後送りしてきた。

少し余裕ができて、「今まで後送りしてきたことに、ちゃんと向き合おう」と思っても、さて、私は、何をしたら、満足できるのだろう? となってしまった。
今までの人生だって、いろいろあったけど、人並みの人生を送れてきたし、
楽しみもあったし、やりがいもそれなりにあったし、
あと、何をしたら、心が満たされるのだろう?

そうやって、自分が情熱を注げる「唯一の何か」を、探していた。
でも、何が私にとって「唯一」なのかが、わからなかった。

少し疲れて、ふと、過去を思い返した時に、
そういえば、職場では、何気なく配属された部署で、意外に力を発揮できたことがあったし、逆に、自分が望んで異動した先は、期待と違っていたり、
結構、自分で思い込んで行くよりも、偶然の出会いの方が、意外な展開で、おもしろかったことを、思い出した。

あまり、思い込みは当たっていないのかも、と思うと、ますます、
「何が情熱を注げる唯一のことなのか」が、わからなくなる。

もしかしたら、具体的に何に情熱を注ぐか、というよりも、
「自分は、どんな人として、自分を磨いていきたいか」、
その軸が明確なら、そういう自分として情熱を注いでいくのだと思ったら、
具体的に何に力を注いでも、いいのではないか、
今までは、「自分は、どんな人でありたいか」が、明確でなかったから、
ブレブレで定まらない感じがしていたのではないか、と思った。

「自分は、どんな人として、自分を磨いていきたいか」
この軸が、自分の中に1本通っていると、
何を選んだとしても、情熱を思い切り注いでいける、
そんなふうに思った。


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