一番使ってみたい勇気

決断するのって、「本当に、それでいいのかな」と思ってしまい、
怖くて、なかなかできない。

「間違えたら、どうしよう」が、根深く私の中にあることを、感じる。
「また、正解探しをしている！」と気づいても、
やっぱり「本当に、それでいいのかなあ」と思ってしまい、決断できない。

決断しないでいる方が、楽だから、ずっと先延ばししている。
楽に思えるのは、今だけで、
実は、どんでもなく、もったいないことをしている、と、
心の奥では思っているのに、
決断しないでいる。

それは、「今までの人生の延長線上で、生きていく」ことを選んでいるということであり、
”それは嫌だ” と口では言いながら、
実は、しっかりと、今までの延長線上の人生を、選んでいる。
なぜなら、自分が知っていることなので、安心な気がするから。

人から、いろいろなことを言われるたびに、気になり、気持ちが揺れ、
自分が思っていたことは、やっぱりだめなのかなあ、と弱気になる。
これも、みんながいいと認めてくれる「正解」を探しているのと同じ。

「正解」って、誰かが言ってくれたら安心するのは、
結局、自分で決められないから。

みんなの意見を参考に聞いてもいいけれど、
一番聞かなくてはいけないのは、「自分が本当に望んでいること」。
「正解探し」ばかりしていると、この自分にとって一番大切なことが、
わからなくなる。

「自分が本当に望んでいること」を知るのは、
何が出てくるかわからないから、怖い。
だから、勇気がいる。

そして、「自分が本当に望んでいること」に向かって、進んでいこうと
決断するのも、勇気がいる。

その勇気、ドキドキするけど、
やっぱり、一番使ってみたい勇気だなあ！　と思う。