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ラボ型オフショア開発のメリット

ラボ型オフショア開発のメリットは以下の3つだと考えています。
1. プロジェクト開始のスピード
2. 品質
3. コスト

プロジェクト開始のスピード

1つ目のプロジェクト開始のスピードですが、通常のこういったオフショア企業はプロジェクトが決まってから採用を始める企業が多いです。人員を抱えるリスクを割けるためです。

しかしこの場合、プロジェクトが決まってから採用を開始するので、採用するまでに1ヶ月、採用した人が転職してくるまでに1ヶ月、入社してトレーニングしてプロジェクトに参加できるまでに1-2ヶ月と、3-4ヶ月のリードタイムが発生してしまいます。

最近では予め人数を予測して採用をし、トレーニングが済んだメンバーを揃えている企業も増えてきています。そのため、「明日から10名PHPのエンジニア借りられますか?」というような急なプロジェクトにも対応が可能です。

さらに、御社プロジェクトのために採用しているわけではないので、最低契約期間6ヶ月といったような縛りを設けることがなく、例えば、iOSが新しいバージョンになりアプリのレイアウトが崩れてしまったので、最新iOS対応に3日間だけiOS開発者を使えますか?といったようなスポットでの対応も可能にしております。すぐに始められて、期間の縛りが必要ないというのが大きな特徴の1つになります。

コスト

コスト面で強みがあります。ラボ型契約なので、基本的には人月いくらで当社の開発リソースをお貸し出しするモデルではあるのですが、エンジニア1人をご提供してマネジメントはそちらでしてくださいというモデルではありません。チームでお貸し出しするモデルになっています。もちろん料金は1人分のお値段です。
 
例えばご契約自体がプログラマ1人だとしても、1人のプログラマに加えて、日本人のブリッジSE、10年以上の業界キャリアを持つプロジェクトマネージャー、そして技術のスペシャリストであるテックリード、こういったメンバーが一緒につきます。さらに開発者とは別に専属で品質管理をしているチームがいますので、そこからQAエンジニアが加わります。そのため1人のご契約でも5人のチームでのご提供となっています。

品質

ブリッジSEとして日本人が必ずチームに入るという点は当社がとても重視しているところであり、お客様からも喜ばれているところです。ベトナムの企業では日本語を上手に話すベトナム人がいることをメリットにされていますが、どうしても日本語で会話していると日本人だと勘違いして話してしまうそうで、いわゆる日本人ならわかるであろう暗黙知が通じず、誤解を生んでしまい失敗することが多いそうです。日本人が相手だとそういうことはないので、日本人がそういった背景含めて開発メンバーに伝えることができている点が強みだと考えています。

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もちろん1人の専任プログラマに対して日本人ブリッジSEやプロジェクトマネージャー、テックリード、QAエンジニアがフルタイムで付く必要が無いのでこのメンバーは兼務にはなりますが、お客様とのやり取りはプログラマと直接することはほぼ無く、日本語であれば日本人ブリッジと話をしますし、英語で良いということであっても開発上で生じる課題などの対応を協議したり進捗をやり取りする際は基本的にはPMと話すことになります。
 
またすぐにプロジェクトを始められるように開発環境も整っています。環境を速やかに構築できるようにDockerやgitでコードは管理をし、お客様がもっているコンテナのインポートやgithub/bitbucketなどで速やかにコードを共有いただける体制、進捗管理はしっかりと目に見える形でタスク管理できるようにオープンソースのプロジェクト管理ツールを自社でカスタマイズして使っています。
 
テストに関しても自動化できる部分は自動化していますし、専任のQAエンジニアチームでリグレッションテスト、結合テストなどを実施する体制が整っています。自社で保有していないモバイル端末での検証はお客様と連携してクラウドのテストファームを使うなどの対応も行っています。

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